H22年度 C 企業経営理論

企業経営理論 H22 第1問
製品の品質問題と企業内部要因
これまで高い評判を受けていたメーカーの製品が、あるとき、急にその評判を落 としてしまうことがある。評判を落とす直接的な原因は、顧客からのクレームの多 発やクレーム対応のまずさなどであるが、クレームが発生するまでに、しばしば既 に企業内部に幾多の問題が潜んでいることがある。また、問題が発生する状況は業 種によって異なることが多い。次の記述のうち、クレームを発生させる可能性が最 も高いものはどれか。
#技術経営・イノベーション#組織構造#人的資源管理
企業経営理論 H22 第2問
優れた業績をあげる企業の特徴
どの業種にもいわゆる勝ち組と負け組が見られる。激しい競争にもかかわらず他 社よりも優れた業績をあげている企業の特徴に関する記述として、最も不適切なも のはどれか。
#競争戦略#経営資源・RBV#マーケティング戦略#プロモーション
企業経営理論 H22 第3問
企業固有能力(生産技術)の維持・構築
企業に固有な能力は、自社独特の戦略展開を可能にするものとして重要である。 企業が生産技術にかかわる固有能力を維持したり構築しようとする試みに関する記 述として最も適切なものはどれか。
#経営資源・RBV#組織文化・組織学習#人的資源管理
企業経営理論 H22 第4問
研究開発組織と製品開発戦略
企業は技術の発展にともなって、しばしば研究開発組織をダイナミックに組み替 えたり、研究開発の仕組みに工夫をしている。そのような状況に関する記述のう ち、製品開発戦略の展開に結びつく研究開発組織のあり方として、最も不適切なも のはどれか。
企業経営理論 H22 第5問
企業の社会的責任(CSR)
企業は経済社会の一員として多面的に社会的な責任や期待を負いつつ、経済活動 を展開している。そのような社会的存在としての企業の経営行動に関する記述とし て最も適切なものはどれか。
#M&A・提携#企業統治・CSR
企業経営理論 H22 第6問
技術分野における企業間提携
先端的な技術分野では、研究開発に要する資金が大きくなるにつれて、企業間の 技術や部材の調達をめぐって、これまでにない提携関係が多く見られるようになっ てきた。そのような提携に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
#競争戦略#技術経営・イノベーション#M&A・提携
企業経営理論 H22 第7問
技術開発と技術競争力
科学的な基礎研究が事業に直接に結びつくとは限らない。また、事業化を目指し て開発研究を展開し、商品化に成功したからといって、その商品が期待したような 成功を収めるわけではない。自社技術の独自性を磨くことは大事であるが、それが 企業の技術競争力に結びつくとは限らない。このような技術開発への対応に関する 記述として、最も不適切なものはどれか。
#経営戦略・全社戦略
企業経営理論 H22 第8問
コモディティ化への対応と市場シェア
エレクトロニクス業界においては、自前で開発した技術にこだわる自社技術志向 企業と、グローバルに中間財や他社技術を導入して対応しようとする国際水平分業 志向企業とでは、製品のコモディティ化への対応が異なっている。 下図は、つの企業の市場シェアの変化をコモディティ化に関連づけてイメージ 化したものである。この図を参考にしながら下記の設問に答えよ。 製品のコモディティ化と市場シェア ― 8― ◇M3(295―59) (設問) 図のような現象に関連する状況についての記述として、最も不適切なものはど れか。
#競争戦略#国際経営#組織構造
企業経営理論 H22 第9問
参入障壁と移動障壁
企業は新規参入を阻止して競争激化を抑制しようとするが、他方では業界内部の 類似する戦略をとる企業の間で戦略グループが形成され、それが企業の自由な戦略 行動を抑制するように作用し始める。前者は参入障壁であり、後者は移動障壁であ る。これらの障壁と戦略の関係に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
#競争戦略#製品・ブランド戦略
企業経営理論 H22 第10問
ポーターの5つの競争要因(ファイブフォース)
マイケル・ポーターは、競争戦略を策定する際に考慮すべき産業の利益率や競争 に影響を与える要因として、下図のつを指摘している。この図に関する説明とし て、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。 つの競争要因
#競争戦略#リーダーシップ#消費者行動
企業経営理論 H22 第11問
地球温暖化対応と企業の戦略行動
次の文書を読んで、下記の設問に答えよ。 地球温暖化防止をめぐって、 様々な提案や取り組みが国際的に展開されている が、その動向は企業の戦略行動や国の環境対応に影響を与えている。特に二酸化炭 素の排出量が問題となっている産業では、企業は 二酸化炭素の排出を削減したりエ ネルギー消費を抑える技術の開発に熱心である。 二酸化炭素排出量を削減する努力 は企業に新たなコスト負担を強いることになるが、他方では開発された環境技術を 活かして新たな市場が生まれつつある。 (設問) 文中の下線部で指摘するような地球温暖化防止の試みとして、1997年の京 都議定書では排出量取引が認められた。排出量取引に関する記述として、最も不 適切なものはどれか。
#技術経営・イノベーション#組織理論・コンティンジェンシー
企業経営理論 H22 第12問
リーダーシップ理論
リーダーシップの諸学説に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#組織構造#組織理論・コンティンジェンシー#リーダーシップ#組織行動・コミットメント
企業経営理論 H22 第13問
成熟事業における組織変革
あなたがコンサルタントとしてアドバイスしている家庭用品メーカーA 社には、 以下のような特徴がある。これを読んで下記の設問に答えよ。 A 社は40年の歴史があり、主力事業は既に成熟期に入っていて、その事業を展 開する部門では安定的な利益率を確保していた。社員は部品レベルでの品質改善に 取り組んでおり、皆忙しいと言っているが、市場シェアはほとんど変わらない。全 体的に現状に満足している社員が多く、職場は比較的和気あいあいとしている。 社長が主力事業部の従業員を活性化しようと、工場やマーケティング部門に権限 を委譲し、生産コストや市場シェアによって評価する人事管理システムを導入し た。しかし、 その結果、市場シェアは増大したが、歩留りが悪化し、利益率は低下 してしまった。 その一方で、トップマネジメントは 新規事業に対して積極的に取り組むことを指 示したが、部門管理者たちは最初は綿密な計画を立てるものの、実行段階になると 業務がスムーズに運ばなくなり、いつのまにか撤退を余儀なくされてしまうことを 繰り返してきた。 ― 16― ◇M3(295―67) (
#組織文化・組織学習#人的資源管理#マーケティング戦略
企業経営理論 H22 第14問
動機づけ理論と報酬制度
従業員の動機づけ理論と、報酬制度との関係についての記述として、最も適切な ものはどれか。
#モチベーション理論#人的資源管理
企業経営理論 H22 第15問
新規事業進出の手法(技術・市場の関連性)
新規事業に進出する際の手法は、本業との技術面での関連性と市場面での関連性 を考慮する必要がある。下図は、縦軸に市場面での関連性を、横軸に技術面での関 連性を、それぞれ本業、関連事業、非関連事業として、新規事業を分類したもので ある。B、D、E に該当する新規事業に進出する際に適切な手法の組み合わせとし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#経営資源・RBV#M&A・提携
企業経営理論 H22 第16問
クライシスマネジメント
あらかじめ予測不能な事態が生じた場合、それを危機として認識し、適切に対応 しなければ企業の存続が左右されてしまうことがある。このような対応の管理を、 予測可能な範囲内での変化への対応としてのリスクマネジメントと区別して、「ク ライシスマネジメント」ということがある。 クライシスマネジメントに関する下記の設問に答えよ。 (
#組織行動・コミットメント#人的資源管理#プロモーション
企業経営理論 H22 第17問
M&Aと組織文化の統合
ある程度歴史を持った企業同士が、買収や合併をうまく遂行して高い成果に結び つけていくためには、事前にそれぞれの企業の組織文化、観察可能な人工物や標榜 されている価値観レベルだけでなく、とくに暗黙に共有された仮定レベルの文化を 明らかにしておく必要がある。このような組織文化を明らかにする方法として、最 も適切なものはどれか。
#M&A・提携#組織文化・組織学習
企業経営理論 H22 第18問
外国人労働者の労働・社会保険の適用
日本国内の事業所で働く外国人労働者の労働・社会保険の適用に関する記述とし て、最も不適切なものはどれか。
#人的資源管理#労働関連法規
企業経営理論 H22 第19問
割増賃金
割増賃金に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
#人的資源管理#労働関連法規
企業経営理論 H22 第20問
雇用調整
雇用調整に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#人的資源管理#労働関連法規
企業経営理論 H22 第21問
団体交渉
団体交渉に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#人的資源管理#労働関連法規
企業経営理論 H22 第22問
就業規則の作成・変更
就業規則の作成、変更に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#労働関連法規
企業経営理論 H22 第23問
市場細分化と標的市場設定(STP)
地方銀行のA 銀行は、リテール・バンキングの顧客基盤を全国規模に拡大する ために、インターネット・バンキングのシステム整備を他行に先駆けて完了した。 次に、製品・ブランド開発やプロモーション計画に着手しなければならない。A 銀 行の今後の市場細分化(セグメンテーション)と標的市場設定(ターゲティング)に関 する記述として、最も不適切なものはどれか。
#競争戦略#マーケティング戦略#製品・ブランド戦略#プロモーション
企業経営理論 H22 第24問
現代の価格政策
現代においては、価格政策が他のマーケティング・ミックス要素(小売業者の場 合は小売ミックス要素)と統合的に作用することで、企業の競争優位性が左右され るようになっている。現代の価格政策に関する記述として、最も不適切なものはど れか。
#競争戦略#マーケティング戦略#価格・チャネル戦略
企業経営理論 H22 第25問
需要急増への対応とブランド戦略
ある地方都市の、手作りの折りたたみ式マウンテンバイクを製造する、小さな町 工場の社長Y 氏は、高視聴率を誇るテレビのビジネス情報番組で自社の製品が紹 介されたことがきっかけとなり、全国から対応しきれないほどの数の引き合いを受 けるようになった。昨今の健康ブームも相まって、自転車通勤に切り替えたり、週 末にサイクリングで名所めぐりをする消費者が全国的に増加していることもあり、 Y 氏はこの機会に自社で手作りする自転車を全国市場で販売することを決心した。 その販売経路政策として、最も不適切なものはどれか。ちなみにY 氏の町工場が 生産する自転車の価格帯は、12万円から20万円程度であり、テレビ報道を機に商 標名の認知度も高まってきている。
#M&A・提携#製品・ブランド戦略#消費者行動
企業経営理論 H22 第26問
マーケティング・コミュニケーション環境の変化
インターネット上で各種カテゴリの製品に対する膨大な数の消費者からの評価や コメントを収集し、分析結果を販売するC 社は、いち早く現代におけるマーケ ティング・コミュニケーションの変化に着目した企業のひとつとして知られてい る。C 社の事業活動をとりまく、現代のマーケティング・コミュニケーション環境 に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
#マーケティング戦略#製品・ブランド戦略#プロモーション
企業経営理論 H22 第27問
消費者の購買意思決定プロセス
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 消費者行動論の領域では、購買プロセスは、消費者が内部および外部からの刺激 によって問題やニーズを認識した時に始まるとされている。こうした視点から消費 者の購買行動をとらえると、消費者は一回一回の購買において、「問題認識」→「情 報探索」→「代替案の評価」→「選択」→「結果の評価」からなる段階の意思決定プ ロセスのすべて(または一部)を経由することになる。 (
#製品・ブランド戦略#プロモーション#消費者行動
企業経営理論 H22 第28問
AMAによるマーケティングの定義
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 マーケティングは、極めて実践的な概念であるため、マーケティングの活動主体 となる組織・機関の範囲や、それらを取り巻く環境の変化を受け、これまでにもそ の定義がしばしば改定されてきた。アメリカ・マーケティング協会による近年の定 義として、以下2004年のものと2007年のものが挙げられる。 (2004年の定義) 「マーケティングとは、顧客価値を創造・伝達・提供し、組織とその A の双方を利する形で顧客との関係性を管理するための組織機能と一 連のプロセスのことを指す」 (2007年の定義) 「マーケティングとは、顧客やクライアント、パートナー、さらには広く B 一般にとって価値のあるオファリングスを創造・伝達・提供・交換 するための活動とそれに関わる組織・機関、および一連のプロセスのことを指 す」 (設問) 文中の空欄Aにあてはまる最も適切なものはどれか。
#企業統治・CSR#マーケティング戦略
企業経営理論 H22 第29問
製品差別化と消費者の知覚
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
#競争戦略#マーケティング戦略#製品・ブランド戦略#消費者行動
企業経営理論 H22 第30問
脱コモディティ化と新製品分野への進出
明治40年から続く豆腐製造業を継いだA 氏は、豆腐市場における価格競争の激 化や原料価格の高騰によって、ここ数年の間、減収減益に悩まされており、A 氏の 豆腐工場は、今や廃業の危機に直面している。そこでA 氏は既存の製品分野であ る豆腐製品を脱コモディティ化させるとともに、自社の資源を有効に活用できそう な新たな製品分野として手作りドーナツの製造に目をつけ、事業の再建を目指して いる。現在、A 氏は、自社製品のブランド化とそのための資金調達に向けて、日夜 奔走している。 以下はA 氏が計画しているブランド構想についてのシナリオの一部であり、融 資を相談している金融機関に対する説得材料でもある。このうち、最も不適切なも のはどれか。
#競争戦略#経営資源・RBV#組織構造#製品・ブランド戦略#プロモーション