企業経営理論 H22年度 第12問

第12問

リーダーシップの諸学説に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ハウスによるパス・ゴール理論は、リーダーの職務は部下の業務目標の達成を 助けることであり、そのために必要な方向性や支援を与えることにあるとした。
  2. フィードラーによるコンティンジェンシー理論では、環境の不確実性が高い場 合には有機的なリーダーシップが、不確実性が低い場合には機械的リーダーシッ プが望ましいとした。
  3. ブレイクとムートンによるマネジリアル・グリッドは、「構造作り」と「配慮」と いう二軸でリーダーシップ特性を分類し、―型が最も高い成果を生むとし た。
  4. リッカートによる参加型リーダーシップでは、リーダーは部下の意思決定に積 極的に参加し、影響力を行使することが重要であるとした。 ― 15― ◇M3(295―66)
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正解:

解答:ア

〔リード〕リーダーシップ諸学説に関する記述として「最も適切」なものを選ぶ。各理論の提唱者と内容の対応の正確さで判断する。

  • ア(○):ハウスのパス・ゴール理論は、リーダーの職務を部下の目標達成を助けることとし、そのために必要な方向性や支援(指示型・支援型・参加型・達成志向型の使い分け)を与えるとした。記述は正確で適切。
  • イ(×):フィードラーのコンティンジェンシー理論は、リーダーのLPC得点(タスク志向か人間関係志向か)と「状況の好意性(リーダー・メンバー関係、タスク構造、地位パワー)」の適合で有効性が決まるとした。「環境の不確実性が高い/低い」で有機的/機械的リーダーシップを論じるのは組織構造論(バーンズ&ストーカー等)の枠組みで、フィードラー理論の説明として誤り。
  • ウ(×):ブレイク&ムートンのマネジリアル・グリッドは「業績への関心」と「人間への関心」の二軸で類型化し、9・9型(両方が最高)が最も望ましいとした。「構造作りと配慮」はオハイオ研究の二軸であり、軸の名称が混同されており誤り。
  • エ(×):リッカートの参加型(システム4)は、部下の意思決定への「参加」を重視するもので、「リーダーが部下の意思決定に積極的に参加し影響力を行使する」という説明は主客が逆で不適切。

よって

#組織構造#組織理論・コンティンジェンシー#リーダーシップ#組織行動・コミットメント

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