#乗数理論・45度線
この論点に関する過去問 43 問
45度線分析(均衡GDP)
下図は45 度線図である。この図において、Y0 は現実のGDP、YF は完全雇用
GDP であり、総需要AD、総供給AS は、それぞれ以下のように表されるとする。
総供給 AS =Y
総需要 AD =C +I +G
消費関数 C =C0 +c(Y -T)
ただし、C は消費支出(消費関数)、I は投資支出、G は政府支出、C0 は基礎消
費、c は限界消費性向(0 <c <1)、Y はGDP、T は租税である。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#物価・インフレ
減税の乗数効果
生産物市場の均衡条件が以下のように表されるとき、減税の乗数効果を大きくす
るものとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
生産物市場の均衡条件 Y =C +I +G
消費関数 C =C0 +c(Y -T)
投資支出 I =I0
政府支出 G =G0
ただし、Y は所得、C は消費支出、C0 は基礎消費、c(0 <c <1)は限界消費性
向、T は租税、I は投資支出、G は政府支出である。
#消費理論#乗数理論・45度線
マンデル=フレミング・モデル(政府支出拡大)
下図によって、完全資本移動かつ小国のマンデル=フレミング・モデルを考え
る。政府支出拡大の効果に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答
群から選べ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#国際マクロ・為替
IS-LM分析
下図のようにIS 曲線とLM 曲線が描かれるとする。ただし、Y0 は、完全雇用
GDP であるとする。
この図に基づき、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策
負の所得税
下図は、課税と給付を組み合わせた負の所得税の効果を考えるため、縦軸に可処
分所得、横軸に当初所得を測り、45 度線の直線OD を描いている。また、可処分
所得(Yd)を示した直線AC は、
Yd =Y(1 -t)+A
で定義され、Y は当初所得、t は比例税率、A は定額給付を表している。
この図に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
#乗数理論・45度線
45度線図と均衡GDP
下図は、45 度線図である。この図において、総需要はAD =C +I(ただし、
AD は総需要、C は消費支出、I は投資支出)、消費関数はC =C0 +cY(ただし、
C0 は基礎消費、c は限界消費性向(0 <c <1)、Y はGDP)によって表されるとする。
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群
から選べ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
IS-LM分析
下図は、IS 曲線とLM 曲線を描いている。この図に基づいて、下記の設問に答
えよ。
#消費理論#乗数理論・45度線#IS-LM分析#需要・供給と弾力性
開放経済下の小国マクロ経済モデル
下図は、開放経済下における小国のマクロ経済モデルを描いている。この図に基
づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#国際マクロ・為替
貯蓄意欲の高まりと均衡所得(乗数効果)
生産物市場の均衡条件が、次のように表されるとする。
生産物市場の均衡条件
Y = C + I + G
消費関数
C = 10 + 0.8 Y
投資支出
I = 30
政府支出
G = 60
ただし、Y は所得、C は消費支出、I は投資支出、G は政府支出である。
いま、貯蓄意欲が高まって、消費関数がC = 10 + 0.75 Y になったとする。こ
のときの政府支出乗数の変化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#消費理論#乗数理論・45度線
45度線図とデフレギャップ
下図は、45 度線図である。この図において、総需要はAD = C + I + G(ただ
し、AD は総需要、C は消費支出、I は投資支出、G は政府支出)、消費関数は
C = C0 + cY(ただし、C0 は基礎消費、c は限界消費性向(0 1 c 1 1)、Y はGDP)
によって表されるとする。図中におけるYF は完全雇用GDP、Y0 は現実のGDP で
ある。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#物価・インフレ
総需要曲線と総供給曲線(財政・金融政策の効果)
下図には、右下がりの総需要曲線AD と垂直な総供給曲線AS が描かれている。
YF は完全雇用GDP である。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
生産物市場の均衡(総需要=総供給)
生産物市場の均衡条件は、総需要=総供給である。総需要AD と総供給AS が以
下のように表されるとき、下記の設問に答えよ。
AD = C + I + G
C = C0 + c(Y - T)
AS = Y
ここで、C は消費、I は投資、G は政府支出、C0 は基礎消費、c は限界消費性向
(0 1 c 1 1)、Y は所得、T は租税である。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#財政・金融政策
貨幣乗数
貨幣乗数に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
a マネー・ストックが1 単位増えると、マネタリー・ベースはその貨幣乗数倍だ
け増加する。
b 金融機関の準備率が高くなると、貨幣乗数は小さくなる。
c 現金よりも預金で通貨を保有する傾向が高まると、貨幣乗数は小さくなり、マ
ネタリー・ベースの増加に伴うマネー・ストックの増加の程度も小さくなる。
d 中央銀行は、マネタリー・ベースのコントロールを通じて、マネー・ストック
を調整する。
#乗数理論・45度線#財政・金融政策
輸出入の変化がGDP・貿易収支に与える影響
生産物市場における輸出入の変化がGDP や貿易収支に与える影響に関する記述
として、最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#国際マクロ・為替
ケインズ型消費関数と均衡GDP(貯蓄・投資図)
下図は、均衡GDP の決定を説明する貯蓄・投資図である。
消費C は次のようなケインズ型の消費関数によって表されるとする。
C = C0 + cY
(Y:所得、C:消費、C0:基礎消費、c:限界消費性向(0 1 c 1 1))
また、I は投資、S は貯蓄であり、S = Y - C である。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
デフレ・ギャップ(45度線図)
下図は、45 度線図である。AD は総需要、Y0 は完全雇用GDP、Y1 は現在の均
衡GDP である。この経済では、完全雇用GDP を実現するための総需要が不足し
ている。この総需要の不足分は「デフレ・ギャップ」と呼ばれる。
下図において「デフレ・ギャップ」の大きさとして、最も適切なものを下記の解答
群から選べ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#物価・インフレ
IS-LM分析
下図は、IS 曲線とLM 曲線を描いたものである。この図に基づいて、下記の設
問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
貨幣供給・貨幣乗数
貨幣供給に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から
選べ。
a 家計が現金の保有性向を高め、現金・預金比率が大きくなると、貨幣乗数は大
きくなる。
b 家計が現金の保有性向を高め、現金・預金比率が大きくなると、貨幣乗数は小
さくなる。
c 日本銀行による債券の売りオペレーションは、マネタリー・ベースを増加させ
る。
d 日本銀行による債券の買いオペレーションは、マネタリー・ベースを増加させ
る。
#乗数理論・45度線#財政・金融政策
開放経済の45度線図(均衡国民所得)
下図は、開放経済における生産物市場の均衡を表す45 度線図である。直線AD
は総需要線であり、総需要AD は以下によって表される。
AD
C
I
G
X
M
=
+
+
+
-
C
C
c Y
T
=
+
-
^
h
I
I
br
=
-
M
mY
=
(AD:総需要、C:消費、C :基礎消費、c:限界消費性向(0 1 c 1 1)、Y:所
得、T:租税、I:投資、I :独立投資、b:投資の利子感応度(b 2 0)、r:利子率、
G:政府支出、X:輸出、M:輸入、m:限界輸入性向(c 2 m))
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
貨幣(マネタリーベース・マネーストック)
日本経済は、日本銀行による金融政策から影響を受けている。貨幣に関する記述
として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 中央銀行が買いオペを実施すると、マネタリー・ベースが増加する。
b マネー・ストックM1 は、現金通貨、預金通貨、準通貨、譲渡性預金の合計で
ある。
c マネー・ストックをマネタリー・ベースで除した値は「信用乗数」と呼ばれる。
d 準備預金が増えると、信用乗数は大きくなる。
#乗数理論・45度線#財政・金融政策
45度線分析
下図は45 度線図である。総需要はAD = C + I(ただし、AD は総需要、C は消
費、I は投資)、消費はC = C0 + cY(ただし、C0 は基礎消費、c は限界消費性
向、Y はGDP)によって表されるものとする。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
総需要(GDPの需要サイド)
GDP は、国の経済の大きさを測る際に利用される代表的な尺度のひとつである。
GDP を需要サイドから捉えたものは総需要と呼ばれる。以下の設問に答えよ。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線
総需要線と45度線分析
財市場における総需要A が以下のように定式化されている。
A 暗C 袷I 袷G
C:消費、I:投資、G:政府支出
ここで、消費C を以下のように定式化する。
C 暗C0 袷cY
Y:所得、C0:独立消費、c:限界消費性向(0 <c <1
このとき、総需要はA 暗C0 袷cY 袷I 袷G と書き改めることができ、総需要線
として下図の実線AA のように描くことができる。
下図の45 度線(Y 暗Aは、財市場で需要と供給が一致する均衡条件を示してお
り、実線AA との交点E によって均衡所得が与えられる。なお、簡便化のために、
限界消費性向c は0.8 であると仮定する。
このような状況をもとに、下記の設問に答えよ。
所得Y
総需要A
E
F
BB
AA
DKJC-1A
6
(設問
政府支出乗数と租税乗数の値として、最も適切なものはどれか。
#消費理論#乗数理論・45度線
IS-LM分析と財政・金融政策
財政・金融政策の効果を理解するためには、IS-LM 分析が便利である。IS 曲線
とLM 曲線が下図のように描かれている。下記の設問に答えよ。
#消費理論#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
IS曲線のシフトと財政政策(IS-LM分析)
拡張的な財政政策、たとえば政府支出の拡大は、下図のIS 曲線をIS からIS′ へ
とシフトさせる。ただし、Y はGDP、r は利子率である。下図に関する説明とし
て、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
利子率
GDP
a
政府支出拡大の結果、利子率の上昇によって投資が減少するため、GDP はY1
となる。
b
E2 では、貨幣市場において、貨幣の超過供給が発生している。
c
「r1 安r0」で表される利子率の上昇は、政府支出拡大による、貨幣の取引需要増
加の結果生じた。
d
「Y1 安Y0」が政府支出の拡大分に相当する。
V解答群X
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
総需要曲線の右シフト要因(AD-AS分析)
総需要曲線)ADと総供給曲線)ASが下図のように描かれている。ただし、P は
物価、Y は実質GDP、Yf は完全雇用GDP であり、E が現在の均衡点である。
下記の設問に答えよ。
)設問
総需要曲線の右シフト要因として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答
群から選べ。
a
中央銀行による買いオペレーションの実施
b
政府支出の削減
c
所得減税の実施
d
民間銀行による融資縮小
V解答群X
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
45度線分析と乗数
財市場における総需要AD は、消費C、投資I、政府支出G の合計であるとす
る。所得をY、限界消費性向をc、所得がゼロでも必要な最低限の定額の消費額を
c0 とすれば、消費はC 暗c0 袷cY と書き表すことができる。総供給AS と所得が等
しいとすれば、これらの関係から⑴式と⑵式が得られ、下図のように示すことがで
きる。
いま、上記の標準的なモデルに追加して、所得Y に対して定率t で課税する線
形の租税関数tY を考えると、消費関数はC 暗c0 袷c(Y 安tY) となり⑶式を得る。
また、企業投資が⑶式のI から外生的に増加してI′ になった場合を⑷式で表記す
る。なお、税収は政府支出G には影響を与えないものとする。
このとき下記の設問に答えよ。
⑴
AS 暗Y
⑵
AD 暗c0 袷cY 袷I 袷G
⑶
AD
1 暗c0 袷c(1 安t)Y 袷I 袷G
⑷
AD
2 暗c0 袷c(1 安t)Y 袷I′ 袷G
DKJC-1A
4
#消費理論#乗数理論・45度線
需給ギャップの算定(総需要と総供給)
内閣府が公表している「需給ギャップ」では、総需要と総供給に、それぞれどのよ
うな変数を用いているか。最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a
実際のGDP
b
非自発的失業者が全く存在しないことを想定して求めた、完全雇用GDP
c
完全雇用GDP に対応した国内総支出
d
存在する民間設備と労働力を使って生み出せる、潜在GDP
V解答群X
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線
総需要と完全雇用GDP(デフレギャップ)
いま、総需要D は、GDP をY とするとき、D 暗50 袷0.8Y で与えられるもの
とする。完全雇用GDP を300 としたときの説明として最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#物価・インフレ
均衡GDPと乗数効果
いま、GDP をY 暗C 袷I 袷G、消費関数をC 暗C 0 袷c(Y 安T) で表すものと
する。ただし、各記号の定義は以下のとおりである。
Y :GDP である。
C :消費である。
I :投資であり10 とする。
G :政府支出でありとする。
C 0:基礎的消費でありとする。
c :限界消費性向であり0.8 とする。
T :租税でありとする。
政府が均衡予算を採用しているとき、上記の状況から政府が租税を
増加させた
ときのGDP の説明として最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
閉鎖経済モデルと均衡GDP
家計、企業、政府から構成される閉鎖経済モデルを考える。各記号は、Y:
GDP、C:民間消費支出、I:民間投資支出、G:政府支出、T:租税収入を意味
し、単位は兆円とする。
生産物市場の均衡条件
Y 暗C 袷I 袷G
消費関数
C 暗0.8 (Y 安T)袷20
租税関数
T 暗0.25 Y 安10
民間投資支出
I 暗32
政府支出
G 暗20
このモデルから導かれる記述として、最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
金融政策とマネーサプライ
金融政策およびマネーサプライ(マネーストック)に関する下記の設問に答えよ。
(
#乗数理論・45度線#財政・金融政策
IS-LM曲線の形状とシフト
IS-LM モデルでは、横軸にGDP、縦軸に利子率をとり、IS 曲線とLM 曲線を
描く。IS 曲線とLM 曲線の形状とシフトに関する説明として、最も適切なものは
どれか。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
開放経済モデルの均衡GDP(乗数)
いま、家計、企業、政府、外国から構成される経済モデルを考える。各々の記
号は、Y:GDP、C:消費支出、I:民間投資支出、G:政府支出、T:租税収入、
X:輸出、M:輸入、C0:独立消費、M0:独立輸入であり、単位は兆円とする。ま
た、c:限界消費性向、m:限界輸入性向である。
生産物市場の均衡条件
Y =C +I +G +X -M
消費関数
C =C0+c(Y -T )
C0=50,c =0.6
民間投資支出
I =110
政府支出
G =50
租税収入
T =50
輸
出
X =80
輸入関数
M =M0+mY
M0=10,m =0.1
このモデルから導かれる記述として最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
均衡GDPと乗数(45度線分析)
いま、家計、企業、政府から構成される閉鎖経済モデルを考える。ここで、各記
号は、Y:GDP、C:消費支出、I:民間投資支出、G:政府支出、T:租税収入、
C0:独立消費を意味し、単位は兆円とする。また、c は限界消費性向とする。
生産物市場の均衡条件
Y =C +I +G
消費関数
C =C0+c(Y -T)
C0=60、c =0.6
民間投資支出
I =120
政府支出
G =50
租税収入
T =50
ここから得られる結果として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から
選べ。
a
均衡GDP は500兆円である。
b
均衡時における消費は330兆円、貯蓄は170兆円である。
c
均衡予算を編成した上で政府支出を兆円増加させた場合、均衡GDP は兆
円増加する。
d
減税を兆円規模で実施した場合、均衡GDP は12.5兆円増加する。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線
財政・金融政策の効果(IS-LM)
次の財政・金融政策の効果と有効性に関する文章を読んで、下記の設問に答え
よ。
いま、生産物市場の均衡条件が
Y =C +I +G
で与えられ、Y はGDP、C は消費支出、I は民間投資支出、G は政府支出である。
ここで、
消費関数
C =C0+c(Y -T)
C0:独立消費、c:限界消費性向(<c <)、T:租税収入
投資関数
I =I0-ir
I0:独立投資、i:投資の利子感応度、r:利子率
とする。
他方、貨幣市場の均衡条件は
M =L
であり、M は貨幣供給、L は貨幣需要である。
ここで、
貨幣需要関数
L =kY -hr
k:貨幣需要の所得感応度、h:貨幣需要の利子感応度
とする。
これらを連立させることにより、均衡GDP は
Y =
1-c +i k
h
(C0-cT +I0+G +i
h M)
として求められる。
上記の式から、
財政政策(政府支出)の乗数は
ΔY
ΔG =
1-c +i k
h
である。
― 8―
◇M1(295―10)
また、
金融政策の乗数は
ΔY
ΔM =
i
h
1-c +i k
h
である。
(
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#財政・金融政策
均衡GDPの決定と変動
次の均衡GDP の決定および変動に関する文章を読んで、下記の設問に答えよ。
右の図は、均衡GDP の決定を表したものである。
いま、総需要AD が消費支出C 、投資支出I 、政府支出G 、貿易収支(輸出X マ
イナス輸入M)から構成される経済モデルを想定する。
AD =C +I +G +X -M
また、消費関数、投資関数、輸入関数はそれぞれ、
C =C0+c(Y -T0)
I =I0-ir
M =M0+mY
として与えられる。各記号は、Y:GDP、C0:独立消費、c:限界消費性向(<c
<)、T0:租税収入(定額税)、I0:独立投資、i:投資の利子感応度、r:利子
率、M0:独立輸入、m:限界輸入性向(m >、c >m)である。なお、政府支出
G 、輸出X は与件であり、おのおのG =G0、X =X0とする。利子率も与件であ
り、r =r0とする。
このとき、総需要線は
AD =C0+c(Y -T0)+I0-ir0+G0+X0-M0-mY
である。
他方、図中の45度線はY =AD を描いた直線である。
ここで、
総需要線AD と45度線の交点において生産物市場が均衡し、均衡GDP
はY*の水準に決定される。
独立投資や輸出などの変化は乗数効果を通じて、均衡
GDP の水準に影響を及ぼすことになる。
― 4―
◇M1(557―6)
(
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#国際マクロ・為替
貨幣乗数(信用乗数)
いま、マネーサプライ(またはマネーストック)M が流通現金通貨C と預金D か
ら構成され、
M =C +D
とする。
また、ハイパワードマネーH は流通現金通貨C と準備預金(日銀預け金)R から
構成される。
H =C +R
このとき、マネーサプライとハイパワードマネーとの間には、
M =C +D
C +R H
……
が成立し、分数部分について分母および分子を預金D で割ると、
M =
C
D +
C
D +R
D
H
……
である。
このうち、C
D を現金― 預金比率、R
D を準備率とする。式は、貨幣乗数を通
じたマネーサプライとハイパワードマネーとの関係を表している。なお、過剰準備
が存在せず、準備率は法定準備率に等しいと仮定する。
このとき、式の説明として最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選
べ。
a
買いオペは、ハイパワードマネーを増加させ、マネーサプライの増加を生じさ
せる。
b
貨幣乗数はより大きい。
c
公定歩合の引き下げは、ハイパワードマネーの減少を通じてマネーサプライの
減少を引き起こす。
d
ハイパワードマネーが一定のもとで法定準備率を引き下げると、貨幣乗数が低
下しマネーサプライは減少する。
― 8―
◇M1(557―10)
#乗数理論・45度線#財政・金融政策
古典派マクロ経済理論
次の古典派マクロ経済学に関する文章中の空欄AおよびBに入る最も適切なもの
の組み合わせを下記の解答群から選べ。
古典派マクロ経済理論では、市場の価格調整メカニズムが万全であり、物価およ
び名目賃金が上下に伸縮的であると考える。このため、労働市場では常に完全雇用
が実現し、GDP は完全雇用GDP の水準と一致する。古典派マクロ経済理論では
A
が成立し、
B
サイドからGDP が決定されると主張する。
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線
財政の役割
財政の役割に関する説明として最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#財政・金融政策#物価・インフレ
2国モデルとGDP・外国貿易
GDP と外国貿易に関する次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
いま、自国と外国の国モデルを仮定し、自国と外国の生産物市場の均衡条件が
それぞれ次のように与えられるとする。
Y =C +I +G +X -M
Y*=C*+I*+G*+X*-M*
ここで、Y:GDP または所得、C:消費、I:投資、G:政府支出、X:輸出、
M:輸入であり、記号の右肩に*を付したものは外国の変数である。なお、自国の
輸出X は外国の輸入M*に等しく、自国の輸入M は外国の輸出X*に等しい。
自国の消費関数と輸入関数はそれぞれ
C =c Y
M =m Y
で示され、c:限界消費性向、m:限界輸入性向である。また、投資支出と政府支
出はおのおのI =I0、G =G0である。
同様に、外国の消費関数と輸入関数はそれぞれ
C*=c*Y*
M*=m*Y*
である。外国においても、投資支出と政府支出はおのおのI*=I*
0、G*=G*
0で
ある。
このとき、自国と外国の生産物市場の均衡条件は次のように表される。
Y =c Y +I0+G0+m*Y*-m Y
Y*=c*Y*+I*
0+G*
0+m Y -m*Y *
この結果、自国のGDP の決定式は
Y =(-c*+m*)
(I0+G0)+m*(I*
0+G*
0)
(-c*)
(-c +m)+m*(-c)
になる。
― 6―
◇M1(743―8)
同様に、外国のGDP の決定式は
Y*=(-c +m)
(I*
0+G*
0)+m(I0+G0)
(-c)
(-c*+m*)+m(-c*)
で表される。
上記の国のGDP 決定式から、自国や外国の財政政策の変更が両国のGDP に
いかなる影響を与えるかが明らかにされる。
(
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#財政・金融政策#国際マクロ・為替
均衡GDPの決定(乗数)
次の均衡GDP の決定に関する文章を読んで、下記の設問に答えよ。
総需要AD が消費C 、投資I 、政府支出G 、経常収支(輸出X -輸入M )から構
成される経済モデルを想定する。すなわち、
AD =C +I +G +X -M
である。
ここで、消費関数と輸入関数はそれぞれ、
C =C0+c(Y -T)
M =M0+mY
として与えられ、Y はGDP または国内所得、C0は独立消費、c は限界消費性向、
T は租税収入、M0は独立輸入、m は限界輸入性向である。なお、租税収入、投資
支出、政府支出、輸出はおのおのT =T0、I =I0、G =G0、X =X0とする。
他方、所得の処分は、
Y =C +S +T
として示される。ここでS は貯蓄である。
このとき、下図のように、
X -M 線と(S +T)-(I +G)線の交点E において
生産物市場が均衡し、均衡GDP はY0の水準に決定される。また、
X -M 線また
は(S +T)-(I +G)線がシフトすれば、それによって均衡GDP や経常収支の水
準も変化する。
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◇M1(023―6)
(
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#国際マクロ・為替
IS曲線とLM曲線
下図はIS 曲線とLM 曲線を描いたものである。それぞれの説明として、最も適
切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a
貨幣供給の減少はLM 曲線を右方にシフトさせる。
b
貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM 曲線は、より急な形状で描かれる。
c
限界消費性向の値が大きいほど、IS 曲線は、より急な形状で描かれる。
d
政府支出の増加はIS 曲線を右方にシフトさせる。
e
投資の利子弾力性が小さいほど、IS 曲線は、より急な形状で描かれる。
#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#IS-LM分析#需要・供給と弾力性