経済学・経済政策 H19年度 第5問

第5問

下図はIS 曲線とLM 曲線を描いたものである。それぞれの説明として、最も適 切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 貨幣供給の減少はLM 曲線を右方にシフトさせる。 b 貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、LM 曲線は、より急な形状で描かれる。 c 限界消費性向の値が大きいほど、IS 曲線は、より急な形状で描かれる。 d 政府支出の増加はIS 曲線を右方にシフトさせる。 e 投資の利子弾力性が小さいほど、IS 曲線は、より急な形状で描かれる。

第5問の図
  1. aとb
  2. aとc
  3. bとe
  4. cとd
  5. dとe ― 7― ◇M1(023―9)
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正解:

解答:オ(dとe)

〔リード〕IS曲線・LM曲線の傾きとシフト要因を問う基本問題。縦軸に利子率、横軸に国民所得をとる。

  • a(×):貨幣供給の減少はLM曲線を「左方(上方)」にシフトさせる。「右方にシフト」は誤り。
  • b(×):貨幣需要の利子弾力性が大きいほど、利子率の変化に対し貨幣需要が敏感に反応するため、LM曲線は「より緩やか(水平に近い)」になる。「より急な形状」は誤り。
  • c(×):限界消費性向が大きいほど乗数が大きく、利子率変化に対する所得変化が大きくなるため、IS曲線は「より緩やか」になる。「より急な形状」は誤り。
  • d(○):政府支出の増加は財市場の総需要を増やし、IS曲線を「右方」にシフトさせる。正しい。
  • e(○):投資の利子弾力性が小さいほど、利子率が変化しても投資(したがって所得)があまり変化しないため、IS曲線は「より急(垂直に近い)」になる。正しい。

正しい記述はdとe。よって

#GDP・国民経済計算#消費理論#乗数理論・45度線#IS-LM分析#需要・供給と弾力性

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