2024年のIT導入補助金(令和5年度)〜インボイス枠でEC(ネットショップ)は対象外へ
動画もVTuberで撮影してみました。
中小企業庁のページ2024年のIT導入補助金の情報が出ています。
12/28の年末ギリギリにアップ。年末までお仕事大変ですね。
PDFの中身は!?
最大補助率が4/5にアップ!
今までは3/4が最大でしたが、インボイス対応にで小規模事業者に限っては4/5補助になりました。
なかなか、インボイスや電帳法の対応が進んでいないということでしょうか?まあ、すでにインボイスについては対応した企業は完了していると思います。一方で、事務処理が大変になった!との不平が出ていますが、インボイス対応のシステムを使っていれば、それほど負荷が高かったわけではないので、そういった企業のデジタル化への後押しなんでしょうかね。・・・とはいえそういった小規模企業はインボイス対応の会計システムを導入しても、導入金額は小さいので、補助金を使うほどでもないとは思いますが・・・
対応枠は変わる?
通常枠は変わらず継続。
複数社連携IT導入枠、セキュリティ対策推進枠も継続ですが、利用実績から言ってほとんど活用されていないですね。確かに使うシチュエーションが両方とも難しそうですもんね。
そして枠と類型の使い分けが微妙なのですが、デジタル化基盤導入類型という言い方はなくなったんでしょうかね。 インボイス枠のインボイス対応類型と電子取引類型の2つはができました。
インボイス対応類型は去年のデジタル化基盤類型から小規模企業は4/5補助とアップしましたが、ネットショップは対象外になりましたね。やはりネットショップばっかりつくる人が多かったのでしょうね。
小規模事業者の定義
商業・サービス業なら5人以下です。なお中小企業のサービス業は100人以下ですから、かなり小さい企業のみになりますね。
令和5年度の変更点は赤字を見たらだいたいわかる!
ということで、先程の説明の通り、インボイス枠という名前になり、新しい類型が2つできました。
大企業のインボイス制度に対応した受発注ソフトの購入は、電子取引類型ですね。
そして中小企業の、会計、受発注、決済ソフト、PCタブレット、レジ券売機等の対応がインボイス対応類型ですね。その中で、小規模企業のみ、4/5補助されます。
クラウド費用はいずれの枠も2年分ですね。
しかし、この表だけみたら、PCやタブレットだけ買いたい!という人がまた登場しそうですね。この資料では、詳しい説明はありませんが、いつもどおり、PCやタブレットは単独で購入できるわけはないでしょうね。
インボイス対応の決済ソフトを導入するから、その際のタブレットが補助されるだけ、という内容は維持されていると思います。
毎年、パソコンが買いたい!IT導入補助金で、という相談者さんが現れるので、そこはNGでしょうね。
活用例
インボイス枠は、インボイス対応したものの、事務処理が大変になっている中小企業が会計ソフトを導入する、というのが本筋になっていますね。
通常枠は例によって生産性向上なので、タイムカードシステムを入れて残業が3割へりました!とかそんなことなのでしょう。
スケジュールは?
インボイス枠は早速、3/15締め切りでスタートするのですね。
2023年の最終は10次締め切りで1/29ですね。
ネットショップベンダの補助金でECが作れるのは残りあとわずか!という広告をよく見かけますね。まあ、たしかにネットショップを今すぐ作りたい人は今すぐ応募した方がいいでしょうが、急いではことを仕損じます。
通常枠は1/2補助ですが、こちらはECも含めて対応できるので、焦りすぎないようにしたいですね。
そんなところで