IT導入補助金の第2回採択結果が発表されましたが、今回は結構怪しい申請もあったのかもしれませんね。
IT導入補助金第2回の採択結果が以下のPDFで発表されています
https://www.it-hojo.jp/doc/pdf/grant_decision_02.pdf
PDFを見ると、1ページ25社で 250ページで 約6250社が採用されています。
1件あたり、100万円とすると、 63億くらい。 これで予算消化ですかね。今年は終了ですね。(予算は第1回と第2回で100億円)
正確な応募数はわかりませんが、3万社代後半くらいとの話もあったので、採択率は20%を切ったかもしれません。第1回はみんな通ったのにね。
まあでも、これで色々中小企業のIT投資が進むので嬉しい半面、事業者にとって無駄な投資を強いているIT事業者もいたと思います。
保守料が不明確なまま進んだ場合
例えば、150万円のシステムを100万円補助金がでて、50万円で導入できるのは素晴らしいことだと思います。でも保守料が別途年間50万円とかで、その話を聞いてなかった!みたいなケースですね。
あとは、1年目の保守料が補助金対象になるので、1年目は安いんだけど、2年めが高くなってびっくりしたケースとか。まあ、これは事業者側もしっかり把握すべきだし、IT導入側もしっかり伝えていくべきですね。
そもそも対象範囲じゃない場合
IT導入補助金でホームページだけを導入したいと言う相談は何件か、伺いました。でも、IT導入補助金は、単にホームページを作るだけでは対象外です。 顧客管理や在庫管理などホームページのようなフロントのITだけではなく、ミドルやバックエンドのシステムとの連携も必須です。
なのに、実際はホームページを構築するだけなのに、顧客管理をいかにも導入しています!というような怪しい申請書もありました。これって問い合わせフォームがついているだけじゃないの?みたいな。
まあ、そういう申請はきっと落ちたでしょうが、通っていたら逆に不幸ですね。 ホームページを立ち上げて、IT事業者にお金を払って、補助金を申請するタイミングで対象外なことが判明して、補助金は出ない!みたいな、オチが待っているかもしれません。
補助金導入は目的を明確に
いずれにせよ、他の補助金と同じですが、補助金のために無理やり購入する・・・なんてことは避けねばなりませんし、ホームページ会社なども、さも補助金出るよ!的な営業はやめないといけないんだろうなと思います。
そんなところで。