ハードディスク復旧サービスってどれも同じHPに見える・・

2022年7月8日

IT中小企業診断士の村上です。

仕事始めは1/5からなので、本日は新幹線で川崎に戻ります。初仕事に向けてのウォーミングアップで、ブログ作成から始めたいと思います。今週、2度めの相談をするハードディスク復旧業者(1stRecovery)さんのために、ライバルのホームページを調べてみました。

1stRecoveryさんは、HDDの復旧サービスを上野で提供されています。最近は、SSDのディスク、SDカードとかUSBメモリ、RAIDのディスクなども多いそうですが、やはりHDDが圧倒的に注文としては多いそうです。注文はたいてい、Webから来るそうですが、HDD復旧サービスでは競合が多く激戦です。そのため、Webをどのように改善していくかという相談の予定です。

FS

悪く無いHPだと思うのです。整理されて必要な情報もたくさん載っている。でも激戦だとこれだけでは、足りないのでしょうね。

お客さまは何と探しているか?

まずは世の中の検索量を確認してみます。Googleのキーワードプランナーでデータを見ることができます。検索量の多さの順で行くと、
SDカード復旧>データ復旧>HDD復旧>ハードディスク復旧 なのですね。
(関連キーワードを全部足すと、HDDの方が多そうですが)

HD

でも、あまりSDカード復旧は利益率が高くならないらしく、やはりHDD復旧を一番狙いたいところです。「データ復旧」「HDD復旧」「ハードディスク復旧」の検索順位の上位3つを調べてみました。そのホームページのtitleを記載しています。塗りつぶしは同じ会社ですね。赤字は、そのホームページのTOPページじゃないページです。TOPページじゃなくてもtitleに気をつけて、コンテンツを揃えていけば上位に表示されるわけです。

rank

「データ復旧」「ハードディスク復旧」で両方1位にデジタルデータリカバリーは流石に良くできていますね。

no1

なので、このページのいい点・悪い点を考えていきたいともいます。
全般的にごちゃごちゃしている感じは受けます。でも他の各社も同じように情報量が多いので、同じようにごちゃごちゃしているところが多いです。コンテンツの質と量で検索順位をあげて、別途存在するランディングページで決着をつける(注文を取る)スタイルが多そうです。

◯信頼感をつくるキャッチコピーやページ
・実績NO.1のアピール
・お客さまの声をのせる
⇢復旧にはトラブルがつきものなので信頼感があることが一番です

◯ターゲットごとのコーナーを作成
・官公庁・法人専用ページ の作成⇢自分のためのページだと思ってもらう

◯はじめてのお客さまにわかりやすく伝えるページ
・ご依頼の流れ
・はじめてのデータ復旧される方へ
・3分間自己診断
⇢この3分間診断はわかりやすいですね。端末選んで、状況を選んでいくと、自分でできる対処法が登場します。それでもダメだったら問合せてください、という感じですね。
⇢さらに「ブルースクリーンが・・・」といったタイトルになっているので、症状ごとでの検索順位も上位に来そうですね。

◯申し込みたくなる魅力的なサービス
・0円データ復旧サービス
・どこまで無料なのか成功を定義した完全成功報酬型
⇢ハードディスクは復旧するかわかりませんので、成功報酬型の方が嬉しいし、選びやすいです。また、診断などがなぜ0円でできるのか、当社は圧倒的な技術者を確保しているので、対応できるんだ!というのも説得力があり、納得できる内容だと感じます。大手の強みでしょうか。

この2つのランディングページが申し込みのゴールでしょうか。
◯ランディングページ
・8年連続復旧件数No1のランディングページ
・0円データ復旧サービスのランディングページ
⇢いろいろ調べていると、だんだん情報の海で溺れてしまいそうです。なので、最後はランディングページで本当に言いたいことをまとめ、成約につなげていくのでしょうね。ただし、自分であんまり調べたりしないお客さまが大半でしょうから、いきなりランディングページに連れて行きたい気もします。一方で、ランディングページはテキストコンテンツが少なく、ページとしての順位は上がりにくいので、リスティング広告に頼る必要もあります。

ココらへんがお客さま層をどう捉えるか差がついてきそうですね。いろいろ調べてみたい人なのか、とにかく連絡して相談したい人なのか。前者ならコンテンツを読まして、調べさせてそれからでしょうし、後者なら、短めの内容で、すぐ電話かチャットに持ち込む感じでしょうか。

ただ、データ復旧サービスは乱立しているので、ある程度は調べて連絡してくるお客さまも多いのかなと感じます。

 

選び方などのまとめサイトも上位に

「HDD 復旧」で1位のHDD復旧の方法と おすすめ業者比較サイトもありがちな作戦ではありますが、検索上位に来ていますね。復旧方法と業者比較についてたっぷりまとめてくれています。(業者比較がどこまで恣意的なのかは、わかりませんが)

業者選び方のポイントは以下の6点とまとめてくれています。なるほど。

一律料金制を採用していること
成果報酬制と初回診断無料を採用していること
見積もり金額以上の料金を請求しないこと
料金プランが明確かつ適正な金額であること
情報保護に力をいれていること
電話応対が丁寧であること

まずは、やはり高額請求されるのは避けたいので、一律、成果報酬、上限MAX、明確な料金プランといったところの明示は必要なのでしょうね。成果報酬にできるかどうかは各社次第でしょうが。

それ以外には、データ復旧したはいいものの、重要なデータを盗まれても困るので、情報保護の視点も重要ですね。

あとは、HPではわからないですが、接客も大事でしょう。電話対応によって選ぶ選ばないはかなり変わってきそうですね。データが壊れてしまったお客さまは、PC使えないとしたら電話で相談したい率は高そうです。ここらへんチャットとかLINE@での対応も考えられそうですが、どうでしょうかね。LINEですらもどかしいと感じるのか、いきなり電話よりLINEの方がハードルが低いので、検討の余地はありそうですね。

ここも対象とするお客さまによって変わりそうですね。たくさんPCがあって、代替機がすぐあるような大手企業と、壊れたPCがないと仕事にならない中小企業・個人とかで・・・

問い合わせフォームからメールで問い合わせ来る人はまだ余裕がある人なんでしょうね。うーむ。

 

さて、どうやって集客しよう

もちろん、「HDD 復旧」で検索1位になれば、少なくともページヘの集客は簡単でしょうが、強いライバルがいる今、中々そうもいきません。そうすると、最初に考えられるのは 小さいテーマで絞って検索順位を上げることでしょうか。機種ごととか症状ごととか。

機種ごとは、「MAC ハードディスク 復旧」「レッツノート ハードディスク 復旧」などですかね。

もちろん、すでにライバルも実施していますが、「HDD 復旧」よりはチャンスがあるのではないでしょうか。

retsnote

 

「MAC データ復旧」だと上位3つは、データ復旧ソフトの紹介サイトで、復旧サービスではないです。でも、MACの復旧は、ツール面でWindowsよりハードル高いのでしょうか?逆に狙い目なのか!?

 

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症状ごとであれば、「ブルースクリーンが◯◯」「ハードディスクがガリガリとなる」・・なども考えられそうですね。

 

SEOだけでどうにもならない場合は、集客の最後はリスティング広告になるでしょう。でも、過当競争ですね。その中で各社広告文面を色々変更して勝負していますね。みなさんならどれを一番クリックするでしょうか?

ad

しかし、広告勝負だと体力のあるところに勝てないので、なんとか広告以外で勝負できるようにしたいですね。もしくは集客は広告に頼っても、成約率が圧倒的に高いページを作っていくか。

 

まとめ

まとまるどころか、発散したままですが、今のところの考えを整理しておきます。ハードディスク復旧サービスにサイトでの受注拡大に必要なのは、大きく分けて次の3つが考えられます。

(1)サービス自体の質で差別化・・・難しい?でも接客は差がつきそう
・一定価格・成功報酬などの安心価格
・電話、メール、チャット、LINEの接客力

(2)サイトに集めるには?・・・SEOで集客するにはやはりテーマを絞ったコンテンツ
・HDD関連のコンテンツの質量勝負!
⇢選び方、自前復旧の仕方、特定商品に関する厚いコンテンツなど
・特定商品・機種などの復旧に絞ったページを作って勝負!
・特定の症状やその復旧に絞ったページを作って勝負!
(・リスティング広告でのキャッチコピー勝負!)

(3)問い合わせしてもらうには?
・問合せ者の状況に応じたランディングページ
⇢初めての個人で、よくITのことわからない人向け
(ほとんどここ?⇢シンプルにすぐ電話、メールしてもらう)
⇢ある程度自分で復旧にチャレンジしたい人たち
(時前復旧コンテンツから誘導)

そろそろ新幹線が到着です。一旦公開しますが、追記・修正していきたいと思います。
そんなところで。

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