スポーツユニフォームとサッカーユニフォーム、どっちが売れる?

IT中小企業診断士の村上です。

久しぶりにお客さま訪問日記を書いてみました。といっても最近、お客さま訪問してなかったわけではありません(^^; だいたい週に1回くらいはセミナーがあり、週に1.5日くらいは窓口相談やっています。のこり3.5日あるので、週に5−7社くらいは訪問しています。色んなテーマでご相談にのっていますが、やっぱり7割型はホームページやネット・ショップのご相談です。

(1)ユニフォーム、Tシャツ等の製造業ハッピー・コール

今回は、福井の有限会社ハッピー・コールさん。ユニフォーム・Tシャツ・ポロシャツのデザイン設計、製造販売を事業としています。実は今年の初めにお伺いして、今後ホームページを作りたいということでした。それから色々検討を重ねられたらしく、ホームページの原案が出来上がってきたので、最終版にする前にアドバイスがほしいとのことでした。

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なかなかステキなホームページですね。サッカーユニフォームを着ているのはお孫さんだそうです。

(2)ホームページで最初にチェックするのは?

さて、ホームページをチェックする時最初にみるのはタイトルとかキーワードにどんな設定をしているのか確認します。ホームページ上で右クリックして”ページのソースを表示”とすると、 titleやkeywordを確認できます。

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<title>スポーツユニフォーム・オリジナルTシャツ・オリジナルポロシャツの企画・制作・販売まで福井県福井市にある有限会社ハッピーコールにお任せください。</title>

<meta name=”keywordscontent=”有限会社ハッピー・コール,スポーツユニフォーム,プリントTシャツ,ポロシャツ,縫製技術,デザイン,企画力,福井県,福井市“>

なるほど、スポーツユニフォームやTシャツの製作を福井で受注して行きたい感じが伝わってきます。なお、keywordの設定をしても、あまり検索順位に影響はありませんが、titleの方は、検索順位を決める重要な要素です。

まだ、完成前のページですが、「スポーツユニフォーム 福井」で検索されると19位ですね。(2015/12/2時点) これからもう少し整えていけば、十分上位に表示されてくると思います。

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(3)キーワードが仕事につながるか?

一方で、「スポーツユニフォーム 福井」の検索順位が上がると仕事に繋がるでしょうか?GoogleKeywordプランナーで確認してみます。

スポーツユニフォームと検索する人は、日本で月間210人です。一方で、サッカーユニフォームなら1.8万、野球ユニフォームなら6.6千人です。

ココらへんが作り手と買い手の思考で差がでるところです。作る方は、スポーツユニフォーム全般を作っているから、スポーツユニフォームという言葉を大事に感じますが、買う側は自分や自分の子供がやっているスポーツの種類、例えばサッカーとか野球のユニフォームという言葉が大事になるわけです。

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では、ホームページのタイトルはどうしたらいいのでしょうか?

福井のスポーツユニフォームの◯◯ より、

福井のサッカーユニフォームの◯◯ の方がいいでしょうか?

もちろん検索順位だけを考えたら、後者のサッカーの方が良いでしょう。

しかし、実際は、サッカーだけのユニフォームを作っているわけではなく、さまざまなスポーツのユニフォームを作っているので、ホームページ全体を絞り込んでいくのは難しいわけです。

(4)ホームページはページごとで考える

それでは、スポーツユニフォームをやっている会社をアピールしつつも、「サッカー ユニフォーム 福井」 「野球 ユニフォーム 福井」で検索順位を上げるにはどうしたらいいでしょうか? 検索順位はページごとに決まります。

そこでトップページは「福井のスポーツユニフォーム」だったとしても、各ページで、「福井 サッカー ユニフォーム」 「福井 野球 ユニフォーム」などとページを作っていきます。それぞれのページで、このページはサッカー、こっちは野球!とコンセプトを絞っていくわけです。

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コンセプトを絞ることで検索順位は上がります。もちろん、ライバルとの比較ですから、それで、競合に勝てなければ、サッカーユニフォームに関する記事をたくさん書いて、さらにそのページのサッカーの色を強くしていきます。

「サッカーユニフォームの選び方」
「サッカーユニフォームのオーダーメイドのポイント」
「サッカーとユニフォームの吸汗性について」

・・・なんて、色々書くことはあるのではないでしょうか?

 

(5)検索順位を上げるポイント

ということで、検索順位を上げるポイントは

・ページごとにコンセプトを絞って作成する

・コンセプトに沿った顧客にとって役立つ記事を作成する

の2点で、大概うまくいきます。

 

(6)集客だけではダメで、どうやって成約率を高めるか?

検索順位は競合との対比でも決まっていきますので、これだけで1位をとれると断言できるわけではありませんが、ある程度、検索順位を上げることは出来るはずです。「福井 サッカー ユニフォーム」で検索1位を取れれば、お客さまからホームページを見つけてもらいやすくなります。しかし、見つけてもらうだけではダメで、注文をとったり、問合せをしてもらったりするのがホームページのゴールのはずです。つまりいくら人が集まるページができても、ページの成約率が低ければ台無しということです。

成約率の低いページに集客するのは、ざるで水をすくうようなもので、効率はよくありません。そのため、まずは集客する前に、成約率を高めるページ作りが必要になるわけです。

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(7)お客さまの購買意識はどうやって高まり、成約に結びつくか?

では、どうやれば成約率の高いページを作れるのでしょうか?

ハッピーコール社のホームページでは、トップの写真をクリックすると、いきなり、図柄やサイズを選ぶページに遷移します。もちろん購入する前には図柄やサイズ、入れる文字など細かな仕様確認が必要です。

しかし実際のアパレルショップに入ったことを考えてみてください。まだ購入するか決めてないのに、いきなり、「どの図柄にします?」「色は?」「サイズは?」と言われると困りますよね。クロージングが早すぎて失敗してしまう例です。

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ではどうするか?色やサイズに進む前に、伝えるべきことが色々あるかと思います。

・当社では今までこんなサッカーユニフォームの事例がありますよ。

・当社の素材は◯◯だから着心地いいですよ  etcetc・・・

実際の店舗で接客する場合なら、必ず伝える内容ではないでしょうか。そうして、顧客の購買意欲が高まったところで、クロージングに移っていくはずです。

そうすると例えば以下の様な構成でお客さまにホームページ上で提案できれば、成約率も高まっていくのではないでしょうか?

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事例や当社の特徴を見てもらい、購買意欲を高めていきます。なぜ、当社に頼んだらよいのか認識してもらうわけです。また特にはじめての注文だと色々心配はつきものです。そのため、お客さまからよくされる質問を予め整理して掲載することで不安を払拭します。

リアルの店舗であればその場の接客で対応できることでも、ホームページではその場ですぐ答えることはできません。そのため、予めその情報を掲載しておく必要があるわけです。

 

ということで、集客のためにコンセプトを絞り、成約のためにホームページでの接客を充実させるのが、ネットで売上を上げていくためにポイントになります。

スポーツユニフォーム全体で勝負するのではなく、各個別のスポーツの局地戦で戦っていくことを考えてみてください。

そんなところで