デジタル田園都市国家構想はどこへ向かうの!?
内閣官房のページに事業機のスライドの資料が公開されていました。PDFは以下。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai6/siryou10.pdf
謎のデジタル田園都市がどこへ向かうのか。
全体像の中では、産業の変革、知の変革、暮らしの変革の3つが挙げられていました。
その中で、今回の資料は、産業からの変革でやっていくべきステップを提示されています。
新産業創出へのステップ
Step1 (シーズの創出)
内外の⼈材を呼び込む政策を強化し⼈の流れを作り、密度の濃い空間に集める
Step2(データとプロジェクトの創出)
国の⽀援策や企業の⽀援などを活⽤し、デジタルを活かした様々なプロジェクトを組成する
Step3(エコシステムの創出)
プロジェクトを持続可能な新産業に育てるため、スタートアップ・エコシステムを確⽴する
なるほど・・・ようわからん・・・
まずは、地域と都市を巻き込んで、人材が集まる密度の濃い空間をつくることで、新しい産業のシーズを生み出す場にしたいのですね。シリコンバレー的な特定の地域というより、日本各地にサテライトオフィスができてそこでいきのいい人材が集まって、なんか考えてほしい、という感じでしょうか。
そして、集めただけではなんとも進まないので、支援策、交付金を活用しつつ、デジタル関係のプロジェクトをいっぱい起こしていく。
そこからでてくる有望な取り組みを、スタートアップとして支援するということか。。
今までにやってきた施策との違いはよくわかりませんが、田園都市ということで地域の人材を巻き込んでということなのでしょうか。今までの、ふるさと創生的な、地域でこじんまり新しい取り組みをすると言う感じではないんでしょうね。
特定の地域でなにかやると言うより、デジタルの力も生かして、スタートアップ企業を起こしていくのかなあ。
実際の施策は?
こういったコンセプト資料を理解するのは、私はあんまり得意ではないと思います。抽象的な課題に弱い(^^;
とはいえ、まだきれいな絵を書いているところで、具体的な魂や行動はどう撮っていくのか正直わからないですね。
最後に、出ている施策も、まずはハードを整備する(5G、データ基盤、マイナポータル)からですね。これも必要で、強力に勧めてほしいですが、全般のコンセプチャルなところから、いきなりハードかよ、とは感じたりします。
アナログ的な規制を洗いだして、見直していくことは期待したいですね。ハンコ復活とか言ってる場合じゃないですよね。過疎地域の鉄道が赤字で運営できなくなる中、いつまでもUberが導入できな言って状態は間違っていると思うので、さっさと余計な規制は削ってほしいですね。便利の悪い1時間に1本の鉄道を残しても病院に行けないけど、Uberなどがすすめば、もっと地方も行きやすく、生きやすくなりそうですよね。
Well-Being指標の整備もなんでしょうね。得意のKPI設定というやつでしょうか。地方創生、シティーマーケティングでもたくさん目標数値を立てていたと思いますが、その検証はどうなったのかしら。
ということで、もう少し具体的担っていくことを楽しみに待っていきたいと思います。
そんなところで。