中小企業がITで生産性を高めるには

IT中小企業診断士の村上です。 高松でITで生産性を高めるセミナを実施してきました。

高松へ

会社員時代には長期出張で、数ヶ月高松にいたことがありますが、診断士になって四国に仕事で行くの初めてでした。10年ぶりくらいですね。変わってないようで変わっていくものです。つか、セミナ会場のサンポート合同庁舎はもちろん以前はありませんでした。今年(H29)の10月に入居が始まったばかりでまだピカピカ。

(高松市のHPより)

基調講演

で、ここで、こんなセミナーを・・・というか基調講演・・・と言われるとドキドキします。

 

 

ITで生産性を高めるには

IoTも使いこなす!?

ということで、上記タイトルのセミナを実施しました。 IoTとかAIとか言っていますが、むしろシステム導入の事前の準備や考えを話してください、というお題でした。

なので、高松まで行く交通経路の支払いを例にとって、最初説明しました。

AppleWatch2使っています。毎日つけているので、そろそろバンドが汚れて汚いです。でもSUICAが入っているので、電車とかバスの乗り降りはとてもスムーズです。

 

そして、AppleWalletを利用して、飛行機も搭乗の際のQRコードを連携することができます。

これで、最寄り駅の 京急川崎から高松駅まで、全部AppleWatchで行けるかと思いきや、残念ながら、高松空港からのリムジンバスは事前に切符購入制でした・・・ 無念。

全てIT化していくのは非効率なことも

と、まあ、AppleWatchをぼちぼち使いこなしているようですが、実際はそうではありません。飛行機のQRコードを腕時計にうつすには、実は、搭乗口の手間で スマホを開いて、表示させ、そこからAppleWatchに連携しています。

・・・ そのまま スマホかざして通ればいいやん! と思われましたか! その通りです。 完全に非効率な無駄作業です。

さらに、AppleWatchは向きによっては、省電力のため、自動で画面が消えます。 搭乗口のQRリーダーで読ませようとすると、画面が消えて、スムーズに行かないことも多いです。 なので さっさとかざして通ろうとするのですが、ミスって後続の人に迷惑をかけることも・・・

システム導入には目的をはっきりさせること

ということで、改めて目的を考えてみます。

今回の目的はスムーズに移動すること。 決して AppleWatchなる IoT機器を使いこなすことではありません。

(個人的には、こういったツールを実験して楽しむことが目的にはなっていますが(^^;)

そうすると、AppleWatchなんか使わずに、全部 スマホで通過した方が、AppleWatchへ投資もせずに済みますし、1台でスムーズに通れそうです。 全体最適ですね。 しかし、高松空港からのリムジンバスにICカード対応してもらわねばなりません。。。 これは出費がかさみそうですね。

システム投資って全体最適で、ドーンと導入できると美しいし、効率的に見えるのですが、実はかえってコストが高くついて、使い切れないということもあります。 ERPのビッグバン導入なんてまさに最たるものですね。

部分最適でもいいですよ

ということで、部分最適で導入していっても イイんじゃないかな、というのが私の考えです。もちろん、構想は全体最適で持って、イメージしておかねばなりませんが、部分部分で導入すると、驚くべき安価で導入することができる時代になりました。クラウドサービスで月額2000円とかのサービスを組み合わしていくわけですね。クラウドサービス同士はうまく連携できない物も多いですが、それを引いても余りあるコストパフォーマンスのものも多いので、検討しない手はないと思っています。 サイボウズのKintoneとかまさにそんな感じですよね。

ということで、わたしの高松への旅も、部分最適です。 電車はAppleWatchのスイカで。飛行機はスマホのQRで。空港リムジンバスは切符です。なぜなら、電車は一日に何回も乗り降りします。システムで言うと利用頻度の高い業務ですね。なので少しでも効率化したいのです。 スマホを取り出す手間を削減して、腕時計だけで通れたほうがスムーズです。なお、さらに業務効率化のために、AppleWatchは右手にしています。右手のほうが、改札のタッチするところに近いですもんね。

一方、飛行機はせいぜい月に1回しか乗らないので、スマホを取り出してタッチするくらいの作業負荷はなんてことないのです。さらに高松のリムジンバスは乗っても数年に1回くらいなので、システム化されていなくてもそれほど困りません。

システムと同じく利用頻度や重要性を考えて、システム化範囲を決定していくわけですね。

ということで、ちょっとくどくなりましたが、企業システム全体を俯瞰しつつも、重要度の高い業務からどんどんシステム化していきたいですね。特に中小企業はIT人材が少ないですから、こういったちょっとした範囲のシステム化で体験をつむことで、社内のIT人材育成にもつながるんじゃないかなあ・・・と思います。

そんなところで