第2回 誰のためのホームページを作る!?〜中小企業のホームページ活用法

全員に喜ばれるページはできない

ホームページの中身の作り方について考えていきたいと思います。
ホームページを作る時に一番に考えるのは、誰に向けて情報を発信していくかです。取引先の事業者に向けて
情報を発信するのと、一般の消費者にむけて発信するのでは、発信する情報の中身は変わってきます。

事例で紹介すると、木工製作の会社に伺った時のことです。事前にホームページを拝見すると、木工細工で作った筆箱や、収納ケース等の小物がホームページに並んでいました。消費者向けに、そういった木工の小物を販売したいのだろうと見えましたが、実際にお伺いしたところ、対象としたいのは、消費者ではなく、事業者でした。

事業の内容を確認すると、木を中心としたデザインのレストランや、展示物の飾り付けをしておられました。取引先を確認すると、消費者ではなく、レストランでもなく、レストランの設計・施工を行う設計会社や工務店でした。

上記の木工会社の方向性をまとめると、以下のようになります。

  • 【対象とするお客さま】 木の店舗設計に強い設計会社・工務店
  • 【提供したい製品】デザイン性に優れた木工細工をつかったレストラン・店舗等の装飾工事

そうすると、ホームページに木工の小物を並べても、対象とするお客さまも違えば、提供したい製品も違い、意味はなかったということになります。 木の店舗設計に強い設計会社・工務店さんに向けて、自社のデザイン力や技術力を伝えるホームページにした方が良かったわけです。

絞った方が、メッセージは届く

情報発信の方向性として、 誰向けに何をどのように伝えるか? といったコンセプトを明確にすることは重要です。一方で、明確にして、決定していくのは、なかなか大変なものです。うちのお客さんは、消費者も事業者もいるし、提供している商品やサービスは、あれやこれやと一杯あるし・・・となる場合は多いでしょう。

しかし、通販の商品カタログを思い出してみてください。たくさんの商品が羅列してあるだけで
購入したいという気持ちは高まるでしょうか? 結局、その中で買いたくなるのは、特集されて目立つ商品だったりします。

自社のホームページも同じです。たくさん商品・サービスがあるなら、掲載するのはよいでしょう。だたし、並べるだけでは意味がありません。どれが一押しなのか明確にして、「あなたにはこれがいいよ!」「御社にはこちらが最適な商品です」といったページにする必要があります。

先ほどの木工会社の例であれば、トップページには、ステキな木のレストランの写真を掲載し、
そこで当社のデザイン・技術力をアピールすべきでしょう。誰向けに何を伝えるか、メッセージはお客さまと商品を絞って伝えることを意識していきましょう。

絞ったほうが検索順位も上がる

検索順位を上げるために一番重要なことは絞ることです。情報を発信したいお客さまを絞り、発信する情報のテーマを絞ります。

例えば、村上は、「中小企業診断士」なので、「中小企業診断士」で検索順位が1位になるとうれしいです。しかし、資格の予備校や、診断協会などが上位を占めており、1位を取るのは困難です。
では諦めるか・・・ そうではなく、もう一単語足すと、十分に上位を狙えます。

村上の場合は、ITとか川崎などのキーワード関連が検索上位に出てくることが多いです。

村上はIT企業に以前勤めておりましたので、今でもIT関連の仕事をすることが多いです。そのため、「IT 中小企業診断士」と探して検索上位に出ると仕事にもつながってきそうです。同様に、現在、川崎に住んでいるので、「川崎 中小企業診断士」でも、上位表示されると仕事につながってくるのではないでしょうか?

全国で「鍼灸」で1位をとるのは、困難ですが、「地域名 鍼灸」なら可能性が出てきますし、
「駅名 鍼灸」ならもっと可能性は出てくるのではないでしょうか?このように絞るとライバルは減ります。減ったところで、確実に検索順位を上げ、お客さまに見つけてもらうことを心がけましょう。

第1回の記事はこちら

そんなところで。