消費税8%のシステム対応なんて出来て当たり前だよね?
IT中小企業診断士の村上です。
IT会社員時代は、ITコンサルタントというかSEというかそんな仕事が多かったです。
何をするかというとお客さまの要件を聞いてまとめてプログラマーに伝えるわけです。
そんな中で、とっても重要な作業の一つがマスターの設定です。
お客さまに言われたとおり作っていると、
変更対応の効かない柔軟性のないシステムになりがちです。
ですから、今後の変更が見込まれるような項目は、
マスター化して、後からでも変更できるようにするわけです 。
例えば税率などはいずれ変わることが予想されるので、
・日付〜 (いつから変わるのか、いつ終わるのか)
・税率
・ONにするかOFFにするか
くらいの項目は必須になる。このマスターを作っておかないと、
いずれ変更された時に、ユーザ側では対応できず、システム会社の対応が必要なわけで。。。
こと、消費税になると、平成9年に 3%→5%へと変更されており、
継続的にアップすることが求められる。
当たり前だけど、ユーザ側で変更する機能はすでに持っていて当然だと思う。
ところが。。。。
消費税の税率が5%から8%になっても
日本の会計ソフトは税率の設定変更ができないので
次年度新製品を買うか他社製品を買わなければならない(中小企業診断士遠田さんのブログ)
http://www.tohdamikio.com/2013/05/shohizeizeirits.html
8%消費税に対応している会計ソフトは?(中小企業診断士おおねださんのブログ)
http://o-shindan.com/kaikeisoft/kaikeisoft_8/
た、対応していない・・・(涙目血尿
弥生会計の消費税対応
http://www.yayoi-kk.co.jp/lawinfo/shouhizei/
あんしんを提供します!
消費税対応します!
今まで対応していないってどういうことだよ。
怠慢とも言えない。
明らかに作為的なものを感じる。
バージョンアップのために新しいソフト買ってねと。
もちろん、小規模ソフトで安いから大企業向けのソフトとは違うだろう。
しかし、大企業向けの会計ソフトで、消費税対応するからお金くれ!といったら
多分その企業はクビをきられると思う。
(カスタマイズした部分の対応や、影響調査除く)
それっくらいひどい。
でも、他のパッケージもみんな対応していなかったのなら、
仕方ないから新しいの買うしか無いのか。
いずれにしても、ただでさえ消費税率引上げで、
利益減少が予想される企業が多い中、よけいな出費は痛いですね。