セミナ資料:パワーポイントの枚数って何枚がいいの?
一般的な枚数は?
セミナーや、プレゼンでパワーポイントの枚数って何枚がいいのでしょうか?
まずは、WEBで一般的な情報を確認してみました。
パワーポイントの時間と枚数 30分~1時間のプレゼンを行うとして、パワーポイント1枚につきどのくらいの時間を使うのが適当でしょうか。
発表内容や言い方によると思いますが目安などあれば教えていただきたいと思います。
OK WAVE http://okwave.jp/qa/q963955.html
その回答には以下のような意見が寄せられていました。
回答例(OK WAVE引用)
●そのページをある程度説明する必要があるなら、1枚3分が目安です。
●1分で1枚程度の進行にすると、ノートやメモを取ってもら
えないので、3~4分で1枚程度の進行しています。
●1枚1分
・通常の主体となる箇条書き等
・フローチャートで有る程度説明あり。
1枚30秒
・全体の流れを示すフローチャート等で説明をあまりしないもの。
・概観図。
・細かすぎる図<あまり見せると細部に気をとられる人がでる為。
1枚1分半
・少し細かい図などで説明が多目のもの。
といった風に分類します。
● 30分だと20-30枚、1時間だと40-60枚です
いくつか回答を見ていく中で、パワポ1枚で5分くらいという人が多いかなと思っていたので、以外ともっと短いものなのでしょうね。1分1枚が最多のラインで、3分1枚くらいがいいラインという感じでしょうか。
私の場合の枚数は?
さてここ3回ばかりの私のセミナを振り返ると・・
- 「情報弱社脱出セミナー」 108枚 120分
- 「自分でできるインターネット集客術」 158枚 120分
- 「プロジェクトマネージャの部下育成に必要なリーダーシップ」 54枚 100分
でした。
まあ、1分で1枚を上回っている時もあるし、2分で1枚くらいの時もありますね。
なので、枚数はセミナーの内容によって変わってきます。
1分1枚の時は、知識やテクニックを伝えることを重視しているセミナです。
ある程度考えてもらうセミナでは枚数が減ります。
なぜ枚数が多いのか?
私はよくスライド枚数多いねと言われます。
(写真1枚のスライドや文字1行のスライドもあるからだと思いますが)
でも考えもなしに作りまくっているわけではありません。
セミナの内容を、より伝えるためにどうすべきかを考えて資料を作っています。
私のスライドはまとめスライドが途中でたくさん出てきます。
例えば、以下のように、「スライド1」で3つのポイントを伝えた場合、
まとめると、こうです!という感じに、結論だけを
書いたスライドを後続で数枚表示することがあります。
この場合、「スライド1」にかけた時間が 3分30秒で、
「スライド2・3・4」にかける時間は 15秒くらいで、合計 4分15秒。
4枚で4分強で、1分で1枚くらいですね。
1枚で4分しゃべりきるより、まとめを切り出すことで、
理解度を上げたいという思いです。
1スライドの論点を1つにしろよ!とか、まとめスライドのせいで画面が切り替わってついてけない!という意見もきっとあるでしょうが、今までの開催実績では、概ね資料については好評だったと思います。
(私自身は多い枚数の資料をもらうと邪魔だな(^^;思ったりしますが、多くの場合は、枚数が多いほうがお持ち帰り感もあると思います。)
オンライン・録画動画でのパワーポイント資料の枚数はどうなる?
この記事は2013年に書いたもので、時々追記してきましたが、2020年になり、急速にセミナや研修は、オンラインで実施されるようになってきました。録画で配信するものは以前からそこそこありましたが、リアルタイムのオンライン配信がこんなに増えたのはやはり2020年からですね。
オンライン配信が増えて、明らかにパワーポイント資料の枚数は増えました。
オンライン動画は配信の仕方によっていろんな手法があります。が、まだ多くはパワポ画面が映し出さされて、講師の顔が端っこに小さく表示されるケースが多いです。
パワポだけでページが進んでいくセミナ動画ってメリハリが少なくて眠くなりがちです。なので、講師の顔に切り替えたり、投票機能を使ったり、他の動画を流したりと手を変え品を変え、退屈しないようにしています。
そんな中で、アニメーションで吹き出しで強調もしていたのですが、いま一歩見えにくいので、以下の画層のように、強調するコメントについては、1枚スライドを使ってどーんとアピールするようにしました。
こりゃ、パワーポイントの枚数も増えるわけです(^^; なお、配布資料では、上記は2枚にせず、1枚でまとめて配布するようにしています。
時代とともに、最適なパワーポイントの枚数は変わりつつありますね。
最適な枚数は中身による!
会社員時代のプレゼンの時に、枚数の多いプレゼン資料を作ったところ、
中身はチラ見くらいしかしていない上司が「枚数半分に減らせ」と言われたときは 殺意を抱いたものです(^^;
もちろん私自身、スライドに頼ってセミナやプレゼンをしているのは、よくないなあと思う時もあります。スライドなんか無しで、自分の考えることをどーんと長い時間伝えたりというのもありでしょう。
資料はほとんどなくても感銘を受けるセミナはたくさんあります。
その一方で、資料が手抜きのため、枚数が少なくなっており、今ひとつ伝え方が足りないセミナも多く見受けます。
結局のところ、中身を見ないで、
「スライドが多い!」
「スライドが少ない!」
という指摘は的はずれである、ということが言いたかったんですね、私。
セミナーの内容や、参加者によって最適なスライドは変わってきますよね。
スライドが多けりゃいいものでもないし、
スライドの少ない方がよりよいものでもない。
いかに聴衆の皆様に理解していただいた上で、
お持ち帰り感がある資料とセミナを提供できるか!を
今後も心がけて行きたいと思います。
パワーポイントのわかりやすいデザインについては、この本がわかりやすかったです。
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