U10に登録してみた〜国が中小企業に発注してくれる!?〜ここから調達
中小企業診断士の村上です。
中小機構から以下の様な報道発表がありました。
なに!?お国が、登録した中小企業に発注してくれる!?ちょっと詳しく見てみます。
創業10 年未満の中小企業・小規模事業者の受注機会を増やします~「ここから調達サイト」の登録開始~
http://www.meti.go.jp/press/2015/08/20150810002/20150810002.html
中小企業庁及び独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下「(独)中小機構」という。)は、創業10 年未満の中小企業・小規模事業者(以下「新規中小企業者」という。)の皆様から登録いただいた官公需向け物品・サービスの情報等を各府省や地方公共団体等に共有し活用する情報提供サイト「ここから調達サイト」を公開し、本日から登録の受け付けを開始いたします。
どうやら、読んでいる限りは、本当に、官公庁からの発注を中小企業にしてくれるらしい。
画像をクリックするとサイトに遷移します。
せっかくなので、当社も登録してみます。以下画像をクリックすると新規登録HPに遷移します。
会社の基本情報を登録して、提供できる商品・サービスを選択項目から選びます。この分類を見る限り工事関連が多いのでしょうか?建設業はやっぱり登録した方がいい?どうなんでしょうね。
そして営業範囲と、自社のPRを登録して完了です。
メールを確認して、後は審査待ちです。落ちることもあるんでしょうかね?
と言っているうちに登録されました。
登録情報は検索から見れます。
中小企業診断士と検索したら、私の他に、もう1件登録がありました。なんだ、あのひとやん(^^;
しかし問題は登録された後。一体、どうやって企業を選んで発注するんでしょうか。
こんな簡単にだれでも登録できるのであれば、玉石混交になって、かえって選びにくい気もします。
一応、この制度の背景を貼り付けておきます。
[orange]背景
(1)創業間もない新規中小企業者は、優れた商品・サービスを有していても実績がないなどの理由から販路の拡大が課題となっており、官公需において実績を得ることは、その後の市場の確保、信用向上を図る上でも有効とされています。
(2)このため、本日、官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律(以下「官公需法」という。)の一部改正が施行され、新規中小企業者への配慮(第2 条、第3 条)、(独)中小機構における新規中小企業者等の受注の機会の増大を図るための情報提供業務(第9 条)等が規定されたところです。
(3) これにあわせ、中小企業庁では、新規中小企業者(いわゆる「みなし大企業」を除く)の皆様から、官公需向けに提供可能な商品・サービスの情報等を登録していただき、その情報を各府省や地方公共団体等と共有し、その活用を促す情報提供サイトの開発を進めてまいりましたところ、本日、(独)中小機構が「ここから調達サイト」として公開し、新規中小企業者の登録を開始いたしました。
登録された情報は、各府省等や地方公共団体の調達担当者において、見積もり取得や入札参加呼びかけ等の際に活用され、今後、受注機会の増大が期待されます。
このサイトに登録できる、「新規中小企業事業者」とは
創業後10年未満の個人事業主の方または設立後10年未満の中小企業をいいます。
サイト名は U10になっていますね。 Under10yearsなんでしょうね。
しかしまあ、中小企業関連の定義って何種類あるんでしょうね(^^;
そんなところで