デザインAIの利用動向調査〜どんな職種の人が使っている?
合同会社田島デザインさんから、【2024年版最新】どれが人気!?デザイン系AIの認知率・普及率に関するアンケート結果まとめということで調査結果が出ていたので、内容を確認してみました。
デザインAIだけでカオスマップが登場
AIはすでに色んな分野のサービスが出ており、カオスマップも登場していましたが、デザインAIに絞ってもカオスマップが登場しているくらいの混戦ぶりです。
デザインAIカオスマップ→ https://tajima-d.com/start2020/wp-content/uploads/2024/07/ai_img2.jpg
私はこの中だとCanvaの利用度が高いです。プレゼン資料作成、チラシ作成、バナー作成、Instagram投稿作成、動画作成・・・とだいたいCanva使っています。
ただCanvaAIを使っているかと言うとそれほど使っていません。文章生成はするほどでもないし、イラスト生成はいまいち。Canvaのイラスト素材自体が豊富なのでAIに頼らなくてもいい感じです。実際に生成AIイラストを作りたいときは、DALL-E3というかChatGPTで作成しています。
資料作成でイルシルなんかも試してみましたが、資料の作り方が合う合わないがありそうです。私はプレゼン資料を初めて作るときはマインドマップ書きながら考えます。Xmindを有料版で使っています。マインドマップが完成するとセミナの目次構成が完成していることになるので、そのままプレゼン資料化できたらいいな、とは思うのですが、Xmindのパワポ作成機能は、味気なくていまいちです。かといってイルシルでインラインエディタセミナ構成を考えるのはMindMapほど思考が広がらない気がします。結局、Xmindで構成を考え、Canvaでデザインテンプレを使って資料を作っています。
動画系はちょっと試用した程度です。Canvaでも動画生成ちょっとしてくれるけどなかなか実用レベルは遠いです。動画生成AIは今後も検証していきたいと思います。
どんな職種の人が使っているか?
他にも色んな参考になるデータが掲載されていました。年齢による利用率や、どのツールの利用率が高いか、有料で使っているか、などです。
その中で一番気になったのはどんな職種の人が使っているかのデータです。
(出典)合同会社田島デザイン https://tajima-d.com/columns/design_ai/
マーケティング・クリエイティブ職
生成AIをよく使っている人は、広報、デザイナ、クリエイティブ、デザイナー。ふわっとした職業が多いのでしょうかね。よく中小事業者向けのAIセミナでもマーケティング、特に情報発信で使う方法を聞かれます。
でも小さな企業で自社の情報発信を考えたり作ったりするのは、AIを使わなくても、前述のCanvaなどのデザインツールが使えたらそれで事足りてそうですけどね。一方で広告代理店など運用代行するところは生成AI使いまくりで発信しているでしょうね。
データサイエンティスト
データサイエンティストも多いですね。データ処理とかグラフ化を生成AIはやってくれますが、微調整がうまく以下ず結構苦しんでいます。そういう意味では、データサイエンティストさんも統計Rとかプログラム処理のコード生成に使っているのかな、なんて思います。
法務
法務・リーガルは今後が楽しみですね。現状は軽く法律確認に使うならいけそうですが、悩ましい法的解釈などのを確認しても、そのまま信じることはできないので、使うにしても触りだけになりそうです。ただ今後も精度があがっていけばチャンスが有る分野だと思います。
エンジニア
一方でエンジニアの利用率が低いですね。これは意外。ただフリーのエンジニアに絞って聞くときっと大半の人が使っているように感じます。一方で受託開発のSIer的なところの人に聞くと、会社として使う許可が出ていないケースもまだ多く、このあたりの制約がアンケート結果にもあらわれているんじゃないかと思います。
そんなところで。