デジタルにどう取り組む?〜「川崎市内店舗アンケート調査」

2023年5月7日

川崎市のコロナ後のデジタル活用等についてのアンケートが出ていたので、覗いてみました。

アンケート結果全文はこちら
↓↓↓

https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/280/0000139413.html

調査目的

アフターコロナにおけるデジタル活用の、商業者の動向を、調べたものですね。コロナによってデジタル化が大きくすすみました。商業者さんも、例えば補助金申請をするときに、デジタル申請を体験されたと思います。

そして、店舗の中もデジタル化がますます必要になりそうですね。

新型コロナウイルス感染症拡大による市内店舗への影響や、アフターコロナを見据えた事業の展望、デジタル化やキャッシュレス決済の動向などを把握することで、令和4年度からの商業者向けの新たな施策をより機動的に実施していくための資料とするため実施したものです。

アンケートの母集団の情報や、コロナによる業績への影響は調査報告書自体を見ていただくとして、デジタルのところだけ取り出してみたいと思います。

アフターコロナに向けて考えている経営方針

情報発信は、コロナ前からの課題でしたが、割合がおおきいですね。

キャッシュレス・デジタル化の導入促進は、もう少し細分化しないとわからないですが、多くのお店で何ら課キャッシュレスは対応されていると思います。そうすると、POSとか店内オーダーも含めたデジタル化部分の課題何でしょうかね。

ECも始めているところは始めているので、強化!更に売上アップを図るには、といった内容でしょう。

コロナ禍以降に新たに実施した集客サービス

テイクアウトが多いですが、テイクアウトのデジタルサービスを使っているところはまだまだ多くないようにも感じます。デリバリをやっているところはテイクアウトのデジタル化も進んでいると思いますが。

ポイントカードシステムの導入も、いろいろとありそうですね。以前からよくあるハード主体のポイントカードシステムから、公式LINEのような簡易なポイントカードの仕組みを導入したところもあるでしょうし、がっつりPOSレジ連動でのポイントシステムを入れたところもあるかと思います。

店舗の情報発信

未だにホームページが情報発信の一番ですね。店舗ビジネスであればGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィールに名前が変わりました)なんかは必須だと思いますが。

Facebookがある程度多いのも、意外ですね。消費者向けの商業者であれば、Instagramの方が向いてそうですが。

情報発信の効果

そして、効果のNo1はホームページ!・・ほんまかいな。というより、SNSを始めたものの、効果を実感できていない商業者さんが多いのでしょうね。

キャッシュレスの対応

これは国のキャッシュレス還元事業のときも、半数程度でしたが、やはりそんなもんですね。飲食・小売は6割弱くらいまで来ていますね。

導入したがやめた!という寂しいお店もいますが。

対応しているデジタル化の内容

Web,SNSは7割を超えています。顧客管理も1/3くらいは行っていますね。もちろん顧客管理が必要ない業種もあるのでしょうが、ここはまだ伸びていくのかな。

そしてモバイルオーダーがまだ数%ですが、ここはめちゃ伸びるところでしょう。すでに大手のFC系の飲食店なんかはどこもモバイルオーダー可能ですもんね。ただ、大手は自社のオリジナルアプリを開発しているので、小規模企業は、簡単にオーダーできる仕組みが安価で提供されるようになったら、どんと進むんじゃないでしょうか。PayPayあたりが良いのを提供してくれないかしら。LINEも提供済みですが、いまいち使いにくいです。

さすがにお店の商品点数が多いところは難しいでしょうが、ラーメン屋さんや定食屋さんなどであれば、導入もスムーズにできるのではないかと考えています。

勤怠なんかも、ある程度社員数がいるところは、すぐにでも導入できそうですよね。SuicaなどのIC対応の出退勤を導入している事業者は増えていると感じています。

後、マニュアルの電子化も期待分野ですね。動画でマニュアルを作る仕組みがかなり増えていますね。

デジタル化に対応しない理由

今までのやり方が変えられない!

ほんと、これに尽きますよね。変えていかねばならない!という切迫感が少ないんでしょうね。

たしかに、小規模店で、高齢で夫婦で経営されているお店などであれば、新しいデジタルを導入していくのは、正直難しいなあ、と感じることはよくあります。

ただ、どこまでが高齢だから無理!ですましてしまうかなんでしょうね。 「あと事業を展開するのも、数年!」と考えているのなら、今のままでいい気もしますが、まだ10年はやりたい!という気持ちがあれば、どんどんデジタル対応の準備は進めねばならないと思っています。

始めるのに遅すぎるってことはないですよね。

そのためには、やはり事業者のデジタルリテラシーが重要になるでしょう。といっても難しいことではなく、スマホがスムーズに使えて、ちょっと写真が編集できたり、パソコンでちょっとエクセルで計算できる、くらいまで到達すれば、お店へのデジタル導入もだいぶ楽になると思うのですが。

そんなところで

PVアクセスランキング にほんブログ村