飲食店のテイクアウトアプリは何がいいの?〜BASEのアプリの設定を確認
飲食店のテイクアウト動向
エヌピーディー・ジャパン株式会社の、2021年の外食業態テイクアウト市場の動向分析レポート(2022/7/5)を見ると、飲食市場全体は2020年に3割減少し、2021年は微増で引き続き厳しい状況が続いていますね。
その中でテイクアウト市場は、2020年は−2.6%でしたが、2021年はコロナ前と比較しても+2.9%と伸びています。飲食市場規模全体が縮小している中、微増とはいえ伸びているテイクアウトですので、飲食市場全体に占める割合は、コロナ前の13%から19%になっています。2割弱がテイクアウトということですから、飲食店はテイクアウトを頑張らざるを得ないのでしょうね。
テイクアウトの中でも夕食は回復傾向にあるものの、まだマイナスが続いています。やはりランチは引き続き好調ですね。ランチ時にテイクアウトの売上をいかに上げていくかが求められています。
PayPayのテイクアウトアプリがひっそり終了
テイクアウトをやるとして、人気が出てくると予約を受け付けるシステムが必要になってくるでしょう。デリバリーに関してはUberEATSか出前館かというふうに集約されてきましたが、テイクアウトアプリはまだ、これだ!というプラットフォームが出来上がっていないようにも感じます。UberEATSでテイクアウトを探すこともありますが、どうせなら配達してもらうか・・・となりそうですし。
そんな中、PayPayのテイクアウトサービスはひっそりと終了しました。PayPayでもテイクアウトアプリを普及させるのは難しかったのでしょうかね。お店側にとっては手数料の問題なのでしょうか、そもそも、PayPayでテイクアウトするユーザが少なかったからでしょうか。
テイクアウトアプリは、各店舗が用意すべきものになるのか・・・
私自身テイクアウトアプリを使うかと言うと、個別のお店のアプリはよく使います。ほっともっと(お弁当)や松屋、マクドナルドあたりです。
ホカ弁は、テイクアウトアプリと相性がいいですよね。お昼時に行くとかなり待たされますから、11時頃にアプリを立ち上げて予約して、11:50受け取りですっと持って帰れます。マクドナルドも渋滞が長いですが、テイクアウトアプリなら、列に並ばずいきなり受け取りカウンターに行けるのがいいですね。
ということは、テイクアウトはプラットフォームの中から色々探すのではなく、指名のお店ですっと購入という流れが中心になるのでしょうかね。
指名買いしてもらえる飲食店であれば、自店舗でテイクアウトの仕組みを用意しておくことの意義は大きそうです。とはいっても、自社アプリを提供するのは少しハードルが高いので、そうすると、EC(ネットショップ)機能を使って、テイクアウトを提供するのが、落とし所なんでしょうかね。
BASEのテイクアウトアプリ
ネットショップサービスのBASEも、機能としてテイクアウトを提供しています。通常のネットショップとテイクアウトだと必要な機能も異なってきますしね。ということで、どういった機能があるか確認していきます。
テイクアウトと言っても、色々要件があると思うので、BASEでどんな設定項目があるのか確認してみました。
営業日・時間設定
ランチは11−14時、ディナーは17−19時と時間設定できました。
曜日一括での設定も可能でした。祝日設定があるのも嬉しいですね。
準備時間
注文を受けてからの準備時間の設定もできました。
テイクアウト商品を登録
事前準備が出来たら、テイクアウト商品を登録します。
商品画面に、テイクアウトと表示されて、引き取り可能時間も確認できますね。
商品を選択して、受け取り時間を選択して、決済となります。
お店側ではアプリで注文通知が来ます。そして注文の一覧を開いて確認していく流れですね。
ちなみ決済手数料は以下の2つのプランがあります。
そんなところで。