開業・廃業率 (2019年発表)

中小企業白書の2019年版の開・廃業率 のデータを確認します。

開業率より廃業率が高まると、日本における事業者数が減少していくことになります。人口減少フェーズに入れば、事業者数も減少する場合が多くなるでしょうし、中小企業の数が減って、大企業に集約がより進んでいけば、開業は減るのかもしれません。

2000年〜2010年では、開業率と廃業率がほぼ同等で、年によっては廃業率がう回っており、苦しい時代が続いたと言えます。

2009年12月に金融モラトリアムと呼ばれる、金融円滑化法が施行され、廃業率は低下しました。もちろんこの法案により救われて、復活した企業も存在しますが、廃業を遅らせただけというケースも存在ます。

一方で創業については、上昇傾向にあります。とはいえ、5%代であり、フランスやイギリスの13%代に比べてかなり低い傾向にあることも事実です。

業種別の開業・廃業率

では、どういった業種の開業率が高いのでしょうか。建設業が10%代、宿泊・飲食・サービスが9%代と上位です。一方で、建設業の廃業率は全体平均の廃業率と同じくらいですが、宿泊・飲食・サービス業は6%程度であり、多産多死の状態です。

さすがに創業時の投資が大きい製造業の開業率は低いですね。

都道府県別の開業・廃業率

都道府県別で見ると、開業率の上位は
1位 沖縄
2位 埼玉
3位 千葉
となっています。

沖縄は、前述の宿泊・飲食・サービス業の割合が高いため、開業率が高いのでしょう。

一方で廃業率は
1位 富山
2位 大阪
3位 埼玉 となっています。

今月号の日経ビジネスは、「中小企業は本当に要らない?」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00080/

そんなところで