右脳派、左脳派は根拠の無い都市伝説
中小企業診断士の村上@元生物工学修士です。といっても、大学の同期では脳の研究している同期がいましたが、私自身は、生体計測系で、心拍や体温など体の情報を無拘束で計測する装置の開発と度のデータ解析を行っていました。(30年くらい前です)
無拘束って大事で、病院で血圧を計測すると緊張して普段より血圧が上がるということがあります。そこで、持ち運びできるミニコンピュータで普段の生体情報を計測するという研究をしていました。
今かんがえると、すでにiPhoneなどのスマホで実現できている、もしくは実現間近なものがおおいですね。なかなか血圧をスマートウォッチで継続的に計測するのは難しそうですが、実現は近そうです。
それはさておき、今回は、右脳と左脳の話です。
右脳派?左脳派?
指を組んだときと、腕を組んだ時に、左右どちらが上下になっているかで、右脳派か左脳派か診断できるという画像が流れてきました。手の組み方、腕の組み方で、自分の脳の働きが判定できる!
早速やってみると、わたしは 「うう脳」でした!
楽天的でマイペース 直轄とひらめき重視な感覚人間タイプ
自分では、全然当たってないと思っています(^^;
どちらかというと、論理的に捉えるほうかなあw
一応、コンサルタントですし。
でも、たしかに処理は感覚的だったりするかもです。
その判定は本当なのか?
と、自分の診断に不満だからではないですが、右手と左手の組み方で、どっちの脳が優位で、その結果、論理的とか直感的とかわかるもんでしょうか?
右脳左脳の話題で行くと、次のダンサーの動画というか画像が有名ですね。
右回りに見えるのか?左回りに見えるのか?それによってどっちの脳が優位か、つまり、右脳人間、左脳人間を判別する!?
右脳派か左脳派かによって以下のような違いがあるとか、よく言われます。
でも本当なのでしょうか?
右脳は、左脳派なんて存在しない!という研究結果もあるそうです。
「右脳派」「左脳派」は都市伝説だった! 人に“利き脳”はない:研究結果
http://wired.jp/2013/08/30/brain-function/
米ユタ大学のジェフ・アンダーソン博士の論文によると、
「脳の機能が左右で分かれているのは紛れもない事実。
言語はたいてい左脳で処理され、注意は右脳で処理されることが多い。
だが脳のネットワークにおいて、どちらかの半球がより多く使用されるということはない」
との結果だったそうです。
人間の性格は確かに脳で発生するが、それを右脳・左脳の機能に関連づけてシンプルに判断するには複雑すぎるということです。
個人的には左脳派で、ロジカルですね!と言われる方が嬉しい気もしますが、まあ、占いみたいなものでしょう。血液型の判断と同じくらいのもんなのでしょうか?
AB型の私は二重人格です!
そんなところで。