なぜ、2次試験に3回落ちたのだろうか?

中小企業診断士の2次試験には3回落ちました。

1回目はともかく、2回目、3回目の受験ではあまり落ちることを想定していませんでした。
2回目の試験受験が10月に終わった時には、次の資格を取ろう!と、11月から社労士の通信講座を申し込んでいたくらいです。(結局、診断士試験に落ちたので、社労士講座は断念しました)

なぜ、私は3回も落ちたのでしょうか?もちろん、勝敗は兵家の常。最後の最後で運が足りなかったのかもしれません。しかし、受験の前には湯島天神にも行きましたし、お祈りは十分足りていたはずです(^^;

自分の中では、自身のポジショニングがよくわかっていなかったのが原因だったと、認識しています。よく言われることですが、1次試験は絶対評価なので、周りを気にする必要はありません。しかし2次試験は相対評価です。

自分の解答にだけ気を使うのではなく、周りの方がどんな解答を書いているのか確認しておく必要もあると思います。

以前、予備校で採点をしていました。

模試のときなど数百枚採点すると2-3枚は感動する答案があります。論理性に優れ、文章も読みやすく、焦点が絞られた答案です。そんな答案は、ほんの数枚ですのでとても目立ちます。こんな答案が書きたい!と思っても、なかなか書けるものではありません。

一方で、設問の要求にこたえられていなかった、空白ばかりとかいう、残念ながら合格レベルからかけ離れている答案は3割程度はありました。

そうすると残り7割弱から合格者の大半が決まるわけです。その中では、どのような答案が合格しやすいのでしょうか?
私は、ぱっとしない目立たない答案だと思います。

目立たない答案とは、そこそこ論理性があり、それなりに文章が読みやすい答案です。
以下のように特定分野は優れているが、特定分野が劣っていると目立つ答案になるわけです。

・論理性が圧倒的に優れていても、文章が非常に読みにくい
(本来は論理性に優れていたら文章は読みやすいはずですが(ロジカルライティングできていない))
・文章は読み易いのだが、色んなポイントをあげすぎていて焦点が絞れない答案
・焦点は絞ってきたが、論理的に破たんしている答案

自分のことに話を戻すと、落ちた3回も、予備校では十分に高い評価を頂いていていました。 予備校の合宿に参加して、ダントツのTOPをとって、個別面談の時間に講師の方から「特に言うことはないよ」と言われたくらいです。

でも、合格しませんでした。

私の答案は目立っていたのだと思います。その頃の私の場合はキーワードを詰め込みすぎていました。そうすると予備校の採点は点数が上がります。(T校じゃなくても多くのところでは)(なお、T校に通っていたわけではありません)

改めて、友人と答案を見せあい、勉強会で批評しあうと、
「よくそんな視点気づいて入れてきたね」 という 褒め言葉もいただきましたが、
「なんかごちゃごちゃして読みにくいね」という 言葉もいただきました。

自分の中で工夫を重ね、解答プロセスや思考プロセスを整理して、昇華できたのは良かったことだと思います。が、

過ぎたるは猶及ばざるが如し

3年間落ち続ける中で、あまりにも、自分の中だけでの完成度を高めすぎていたのだと、反省しました。

 

ですから、ぜひ、周りの人の答案と自分の答案を見比べて下さい。

自分だけがやってしまっている特別な方法、思考、キーワード。ありませんか?
目立たない、凡庸な人が合格すると言っているのではなく、
与件、設問 そして、他の人の解答例などをすべて認識した上で、
目立たない、凡庸な、ミスのないアウトプットを 解答用紙に残せれば、十分に合格のチャンスはあると思います。

「中庸」の「中」とは、偏らない、しかし、決して過不及の中間をとりさえすればよいという意味ではない。
よく、「中庸」は中途半端や50対50の真ん中と勘違いされている。中間、平均値、足して2で割るというものではない。常に、その時々の物事を判断する上でどちらにも偏らず、かつ平凡な感覚でも理解できるものである

wikiより

偏らないバランスの取れた解答が落ちにくい。 そして偏っているかは自分の答案を見ているだけでは気づかない。