ソーシャルメディアでマーケティングができるか?
SNSを上回る、電子メールによるマーケティング効果
http://wired.jp/2013/07/05/email-crushing-twitter-facebook/ 引用
企業各社の間でここ数年、「Facebook」や「Twitter」といったソーシャルメディアの活用を訴える声がますます大きくなっている。「ソーシャルメディア・マーケティングをしない企業は、1世紀前に電話を導入しなかった企業と同じ末路をたどる」といったマーケティングコンサルタントの言葉も出るほどだ。しかし、オンライン小売の分野における新たな調査によると、より古典的なマーケティングツールであるEメールのほうがはるかに重要である可能性があるという。 |
「ソーシャルメディアでマーケティングができるか?」
これはマーケティングという言葉の捉え方によって変わってきますね。
今回の記事のように、購買活動につながったかどうかという意味では、
ソーシャルメディは機能しないでしょう。役に立たないでしょう。
この4年でEメールを顧客の購買行動につなげたオンライン小売業者の数は4倍に増え、
メールを受けとった顧客のうち約7%が購買をしているという。
一方、Facebookを通じた買い物の認知度はわずかに上昇しているものの、
それが購買行動につながった割合はいまだに少ない。
以下のグラフように、Facebookなどのソーシャルメディアは、
検索広告(CPC)やEmailに比べて購買に繋がる可能性は圧倒的に低いといえるでしょう。
そうすると、検索広告の重要性が改めて認識出来ますね。
一方でメールも高いですね。
これは、メールはオプトイン(自分がその広告メールを受け取るかどうか承諾する)が徹底されて
いるため、昔ほどスパムメールにあふれることが無くなって来ました。
そのため、広告メールも自分が興味が有るものが多いので、
メールから購買につながることが多くなったと思います。
今日も、たまたま来た、Wordpressのテンプレート発売のメールが来たので、
ついつい購入してしまいました(^^;
余談ですが、こういうグラフの見方は気をつけないといけないですね。 このグラフでは、圧倒的に、検索広告(CPC)とEmailが高いように見えますが、 縦軸の上限は10%です。これを100%で書くと、あまり大きな差には見えません。今回は違いを強調するためには10%の軸でいいんでしょうが。 |
では、なぜ、ソーシャルメディアの購買への成約率は低いのでしょうか?
当たり前ですが、ソーシャルメディアでは広告を見せられることを誰も望んでいません。
検索広告をクリックする人は、購買したい人です。
Amazonや楽天で広告をクリックするのも購買したい人です。
しかし、Facebookなどソーシャルメディアでは、広告は興味がありません。
そのため、広告をすればするほど嫌われ、購買率は下がっていくといえるでしょう。
やはり、ソーシャルメディアはあくまで人と人とのつながりを醸成するものであり、
直接的なマーケティング(購買誘導)には不向きです。
いかにソーシャルメディアで購買誘導をしないように我慢し、
最後の最後でHPなどに誘導して、営業活動や広告はHP側で実施していきたいところです。