動画を読み込んで作業マニュアルをPDFで出力してもらう〜GenSpark

マニュアルはAIで作れるか?
マニュアルは最近動画で作ることが要求されます。特に操作マニュアルなんかは、動画で作っておきたいものです。そこでAIでマニュアルが作れるか試してみたいと思います。
ワードの見出し機能を解説するために操作画面を動画としてキャプチャしました。
題材として、ワードの目次機能を使う様子を動画で撮影して、そこからマニュアルにできるか試してみました。
ワードで実際に操作をして、その様子を録画しました。私はMacユーザなので標準機能のQuickTimePlayerで録画しました。Windowsは色々な手段で動画撮影できるのでしょうが、SnippingToolでキャプチャするのかな。
録画した動画です。見出し機能を入れて、目次の設定を行いました。
Geminiで読み込んで、マニュアルの作成を依頼
Geminiだと他のAIより動画の内容の読み込み精度が高いということでGeminiに動画をアップロードして、読み込んでもらいました。

以下のように動画の操作内容を読み込んでくれました。動画で実施した操作を読み取ってくれたと思います。
ご提示の動画の内容に基づき、Microsoft Word(ワード)で見出し機能を使って目次を自動作成する操作手順を説明します。
📖 目次作成の操作手順
目次を自動作成するには、「見出しスタイル」を本文に適用し、その後、目次を挿入・生成します。
1. 見出しスタイルの適用 (準備)
目次として表示したいテキスト(章のタイトル、節のタイトルなど)に、階層に応じて見出しスタイルを適用します。
- 目次に入れたいテキストを選択します。
- Word上部の「ホーム」タブをクリックします。
- 「スタイル」グループ内にある「見出し1」「見出し2」「見出し3」などをクリックして適用します。
- 見出し1は章のタイトル(目次の最上位)に、見出し2はその下の節に、見出し3はさらにその下の項にと、階層に合わせて使い分けます。
- 目次に含めたいすべてのタイトルに対して、この手順を繰り返します。
2. 目次の挿入場所の指定
目次を挿入したい場所にカーソルを移動します。通常は文書の先頭ページ、またはその次のページです。
3. 目次の自動生成と挿入
見出しスタイルが適用されていることを確認した後、以下の手順で目次を挿入します。
- Word上部の「参考資料」タブをクリックします。
- 「目次」グループ内にある「目次」ボタンをクリックします。
- ドロップダウンメニューから、「自動作成の目次1」または「自動作成の目次2」などを選択します。
- これで、見出しスタイルが適用されたテキストが自動的に検出され、ページ番号とともに目次として挿入されます。
4. 目次の更新(編集後)
文書に目次の項目を追加・削除したり、ページ番号が変わったりした場合は、目次を更新する必要があります。
- 挿入された目次をクリックして選択します。
- 目次の上部にある「目次更新」ボタン(または「参考資料」タブの「目次の更新」)を選択します。
- ダイアログボックスが表示されたら、変更内容に応じて「ページ番号だけを更新する」か「目次をすべて更新する」を選択し、「OK」をクリックします。
GenSparkで画面キャプチャしてPDFのマニュアルを作って
前述の出力と動画があれば、操作は伝わりそうな感じもしますが、PDFとしてまとめてもらうようにGensparkに、先程の動画と、Geminiの出力を貼り付けました。
プロンプト → 下記のドキュメントはマイクロソフトの見出し機能を使って目次を作成するテキストです。添付している動画ファイルはその操作を録画したものです。マニュアルのドキュメント内に適切なスクリーンショットを撮影したうえで、そのスクリーンショットを最適な場所に配置してください。それを人まとまりのPDFにまとめて、アウトプットしてください。
そして2分くらいかかりましたが、PDFが出力されました。
完成したPDFのマニュアル
“動画からマニュアルを作成〜Genspark” をダウンロード Word目次作成マニュアル.pdf – 6 回のダウンロード – 5.78 MB感想
Geminiでの動画を読み込んで内容をテキストにするところは精度が高いですね。
GensparkでPDF内に動画から画面キャプチャを取り込んでくれたのはちょっと感動しました。ぼちぼち使えるマニュアルもどきまでは持っていくことができました。
ただ、実際のマニュアルとしては、操作画面のキャプチャ内で、操作箇所を赤丸で囲んだり、矢印を付けたりしてよりわかりやすくしたいです。
さらに、どうせなら動画内に吹き出しとか、操作箇所に強調マークを付けるなどが、そのままできたらよりすごそうですね。
動画からマニュアルが作れるのはすごいなあ、とは思うのですが、さすがに納品物としてこのマニュアルだと却下されそうですね(^^;
そんなところで。

