Freeeの請求書発行機能はどう変わっていくのか?
インボイス対応で
インボイス対応のために、Freeeは請求書機能が全面リニューアルしました。その結果、今まで使っていた帳票管理機能は使えなくなりました。今月で並行稼働も終わりですね。
私は個人的に小規模事業者はFreeeが一番簡単で、わかりやすい会計ソフトになっていると思ってきました。会計知識が少ない事業者でもなんとか雰囲気で使っていける。会計ってそんなもんでいいとも思うんです。簿記勉強しないと使えないとかだと、小規模事業者には優しくない。
ただ、今回のインボイス対応に伴う改変で色々いらいらしましたw
もちろんバグがあったりトラブルがあったりするのはしょうがないと思います。それよりも開発思想が変わってきたのではないか、と感じるところに憤りを感じます。
小規模で簡単に使えるから、色気を出して、もっと大規模でも使えるようにしていこうという思想。大規模のお客様を獲得を狙うのは全然構わないのですが、それに伴って、小規模事業者が使いづらくなっては本末転倒です。
請求書作成は仕訳
旧請求書機能では、請求書を作成して発行すると、自動で売掛金登録されていました。それが、新帳票機能では。請求書を発行したあと、明示的に取引登録ボタンを押さないと仕訳登録されません。
この機能が間違っているとは思いません。請求書を発行する担当者と、会計仕訳を登録する担当者は違う場合も多いでしょう。しかし小規模事業者にとっては同一担当者が実施するケースがほとんどです。もちろん1人会社の我が社も同一です。だって一人しかいないんだもの。
ですから請求書発行イコール会計仕訳という旧スタイルのほうがアクションが一つ減って嬉しいのです。つまり今回の新機能では余計な仕事が一つ増えたという改悪になるわけです。
今後のロードマップ
と、イライラしていたら、同じように思っていた事業者が多かったのでしょうか?
請求書の発行と同時に仕訳取引登録できる機能が10月〜12月頃にリリースされるそうです。新機能っぽくアピールしていますが、旧機能でできていたことが、ようやく新機能でもできるということですね。
もちろんまだどんな機能になるのか見えませんが、使いやすい方向に戻っていくといいのですが。
Freeeさんには小規模事業者がわかりやすく使える会計ソフトという当初理念を忘れずに開発が続くといいですね。
そんなところで