経営情報システムについて
6月は、全6回の中小企業診断士試験 経営情報システムの1次講座を行った。
経営情報システムは、財務と同じく、得意な人とそうでない人の差が激しい。
H21年本試験の、L予備校の統計データによると、
本試験の点数の分散が一番大きかったのが財務会計で、二番が経営情報システムである。
→分散が大きいとは? 受験者の点数のばらつきが大きい。
つまり、得意・不得意の差が激しい。
経営情報システムでは、60点前後と40点前後に分散の山が綺麗に2つできて、
IT強者と弱者の差が明確である。
講座においては、できるだけ分り易くと考えているが、
まったくITに触れたことのない人のレベルにあわせると、
全6回の講義では、合格に達する内容を伝えきれなくなり悩ましい。
ITは見えないものがおおいので、何に例えて説明するかが
重要だと思っている。なるべくIT以外のものに例えて説明したいと思っているのだが、
ついつい、パソコンの内容を取り上げて説明したりしてしまっている。
デバイスドライバとは?
「パソコンにマウスとか、外付けのハードディスクをつないだときに、
パソコンの右下で、チカチカして、インストールしました!と言ってるでしょ」
「あれです!あのときに、デバイスドライバがインストールされ、
周辺機器を認識してくれているのですよ」
講義が終わってから、受講生から質問を受けた。
「パソコンを使ってないと経営情報システムは合格できないのですか?」
・・・
パソコンを使ってなくても、経営情報システムに合格出来る講座をしなければ
と思う一方で、
診断士に合格すると必ずパソコンが必要になる。ノートパソコンが。
合格後の実務補習では、受講生皆が、ノートパソコンを持ち寄り、
診断報告書を作成する。
つまり、パソコンをつかって、調べ物をしたり、調査をするスキルは
診断士には必須だと言える。(言えるよね?)
ということは、受験生時代にパソコン使ってないから
わからないや・・・と思うより、合格後の事を考えて、
先に、パソコンを購入して、ITスキルを高める!
それが経営情報システムの合格にもつながる!はず・・・
別に、パソコンを使って、プログラミングをするべきだというわけではない。
インターネットを見て、メールを見て、音楽を聞いて、文書を作成して・・・
それだけ、正答を選べる力がつくわけではないが、
少なくとも、選択肢の1個を消したり、選択したりする力には結びつくと思う。
経営情報システムは、2次試験への関連性は高くはないので、
ITにしっかり取り組む効果は少ないのかもしれないが、
診断士になった後のことを考えると、大きな効果がある。
だからこそ、
日常生活の中でのITレベルを高める!に取り組んでほしいと思う。
私は、未だに、朝起きて、キータッチ練習ソフトで、
タイピングスピードを高めるトレーニングを実施している。
(単に、目をさますための儀式だとも言う・・)
日常における活動で、仕事の効率があがる。
日常における活動で、合格のの可能性が高まる。
そうありたい。
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