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エクセルの中でClaudeを使って財務諸表を分析 〜Claude in excel

財務諸表分析をしてみた

Claude in excelでできることを探る

Claudeを有料契約したので、引き続き、Claude in excelを実験中です。

昨日はRFM分析をしました。

今日は財務諸表分析をしてみます。エクセルのサイドウィンドウでそのまま入力できるのがいいです。

またプロセスを出力してくれるのもいいですね。

まず財務諸表を用意

売り上げ15億円くらいの製造業の損益計算書と貸借対照表を作ってもらいました。3期分お願いしました。

元データはエクセルでおいてます。

“財務諸表分析用元データ” をダウンロード BSPL-claude元データ.xlsx – 1 回のダウンロード – 15.13 KB

財務指標の算出と考察

以下のプロンプトでお願いしました。

PLとBSのシートから"指標"のシートを作って指標を計算してください。 指標は安全性、収益性、効率性、総合の4つに分類してください。最後に考察も加えてください。

  • 収益性
    • 売上高対原価率(%)
    • 売上高対総利益率(%)
    • 売上高対人件費比率(%)
    • 売上高対営業利益率(%)
  • 安全性
    • 当座比率(%)
    • 流動比率(%)
    • 固定長期適合率(%)
    • 借入金月商倍率(倍)
  • 効率性
    • 棚卸資産回転期間(月)
    • 売掛金回転期間(月)
    • 買掛金回転期間(月)
  • 総合
    • 総資本経常利益率(%)

財務指標の算出と分析の出力結果

いい感じに3年分計算してくれました。色もつけてくれました。

あっているか、どうかは検証せねばなりませんね。ただ、Claudeで数値を算出してくれたと言うより式を入れてくれいます。自分でも検算をしましたがあっていました。

出力したエクセルファイルをおいておきます。 指標のシートです。

“BSPLからclaude in excelで計算” をダウンロード BSPL-claude-1.xlsx – 1 回のダウンロード – 33.92 KB

損益分岐点分析をおねがいしました

以下のプロンプトです。

PLのシートから、損益分岐点分析を行ってください。"損益分岐点シート"を作って、変動費、固定費の分類結果もわかるようにしてください。最後に考察も加えてください。フォントはMeiryoUIにしてください。

  • 固定費
  • 変動費
  • 変動費率
  • 限界利益率
  • 損益分岐点売上
  • 損益分岐点比率
  • 安全余裕率

損益分岐点分析の出力結果

こちらもいい感じ出力してくれました。損益分岐点分析のところに最初から色を塗っているのがにくいです。

また計算式を入れてくれているので、検算もしやすいです。 検算の結果はあってました。まあ実際は自分で見参して数値が合わないところがあったのですが、自分が検算ように入れた計算式のほうが間違っていました。すいません。

計画の策定をお願いしました

プロンプトは以下のとおりです。

PLとBSのシートから"計画"シート作って経営計画をつくってください。2026、2027,2028年の3年の計画数値を作成してください。なお実績の2023年、2024年、2025年のデータもそのまま掲載してください。
2026年からの売り上げは年5%成長。費用は変動費は売り上げ連動して成長。固定費は維持でお願いします。PLとBSの両方を作ってください。

未来の計画の作成結果

未来予測のPLとBSができました。未来のところは色を変えてくれているのが気がきいていますね。

ただ今回のは数式になってなくて、数値でいれてくれています。

でも、もう一回、計算式を入れてエクセルを作成してとお願いすると、実施してくれました。やったね。

出来上がったエクセルは以下です。計画のシートです。 財務指標や損益分岐点分析、計画の赤いタブのシートは全てAIで自動で出力したものです。計画だけ検算していません。すいません。

“BSPLからclaude in excelで計算” をダウンロード BSPL-claude-1.xlsx – 1 回のダウンロード – 33.92 KB

プロセスが見えるのがいい

計画を作る時にClaudeが考えた内容を出力して上でエクセルに反映してくれています。少し長くなりますが、プロセスも掲載しておきます。

ーーー

まず、PLとBSのデータを確認させてください。

PL全データ読み取り

BS全データ読み取り

データを確認しました。計画シートを作成するために、まず各費用科目が変動費か固定費かを分析します。

変動費(売上連動)の考え方:

  • 売上原価、荷造運賃、輸出諸掛、販売手数料、旅費交通費 → 売上比率を維持
  • BS: 売掛金、受取手形、製品、原材料、買掛金、支払手形など → 売上比率連動

固定費(維持)の考え方:

  • 役員報酬・給与、賞与・退職、福利厚生、採用・研修費、研究開発費、地代家賃、IT保守費、減価償却費、その他販管費 → 2025年水準を維持

計画を作成します。まず「計画」シートを作成し、PLとBSの両方を配置します。

計画シート作成

シートが作成されました。次にPythonで計画数値を計算し、一括で書き込みます。

PL計画の数値が計算できました。次にBS計画を計算します。

BS計画も均衡が取れています。では計画シートにデータを書き込みます。

データが準備できました。
 PLをA1

、BSをA41

PL計画データ書き込み

BS計画データ書き込み

データが書き込まれました。列幅を調整して見やすくします。

勘定科目列の幅調整

数値列の幅調整

前提列の幅調整

最後に、完成した計画シートを確認します。

計画シート主要行を確認

計画シートが正しく作成されました。すべての数値を確認できました。

計画シート が完成しました!以下がサマリーです。

損益計算書(PL)計画

2025年(実績)2026年2027年2028年
売上高1,550,0001,627,5001,708,8751,794,319
売上総利益465,000488,250512,663538,296
営業利益85,000102,335120,537139,649
経常利益91,500108,835127,037146,149
当期純利益55,00066,51077,63489,313

貸借対照表(BS)計画

2025年(実績)2026年2027年2028年
資産合計1,407,4001,491,2451,588,2141,697,832
負債合計855,000872,335891,670911,975
純資産合計552,400618,910696,544785,857

計画の前提条件

  • 売上高:年5%成長(国内・輸出の比率維持)
  • 売上原価:売上原価率70.0%を維持(売上連動)
  • 変動費(荷造運賃・輸出諸掛・販売手数料・旅費交通費):売上比率を維持
  • 固定費(人件費・研究開発費・地代家賃等):2025年水準を維持
  • 営業外損益・借入金:2025年水準を維持
  • BS:売掛金・棚卸資産等は売上/原価連動、固定資産は追加投資なし、現金はBS均衡差額で算出
  • H列 に各科目の計画前提を青字で記載しています

売上5%成長+固定費維持の効果で、営業利益は2025年の85,000千円→2028年に139,649千円へと大幅に改善する計画になっています。

感想

もちろん今までもClaudeに行って、財務諸表をアップロードして計算をお願いすれば今回くらいのことはできたんだと思います。一方で、エクセルの中でそのまま命令できるのはありがたいですね。ただClaudeの課金は進んじゃいますので、最低限の料金プラン(Pro 20ドル)の契約ではすぐ待ちの状態にされてしまうので、もっと本格的にやるなら、プランアップは必要になるでしょう。

またこういった財務諸表の分析は会計システムやるべきことになるでしょう。すでに入ってる会計システムのデータからそのまま分析できて、計画策定までやれる仕組みはすでに存在するでしょうしね。(安価な会計システムではなかなかそこまでの機能はないですが)

ですから、将来的にはこういった作業はClaude in excelでやる必要はなくなると思います。

ただ・・・ですね、現時点では、金融機関から紙の決算書を頂いて分析して、計画を作るといった仕事もあるので、しばらくは使っていくことになりそうです。

そんなところで

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Posted by tomoyamurakami