中小企業の DX 推進に関する調査(2023 年)
中小機構からDX推進に関するアンケート調査報告書が出ていたので、内容を確認してみます。
5.DX に向けての取組みの進捗状況について
いつもの4段階ですね。段階0の紙業務から、段階1で紙からデータのデジタル化は進んできました。
そして段階2の個別業務のプロセスのデジタル化に進みつつあります。業務の見直しから、システムを連携してつなげるところでしょうね。
さらに段階3がいわゆるDXの段階。ビジネスモデルがデジタルによって変わり、お客様への付加価値向上が進む段階。だいたいいつも10%弱ですね。
DX へ向けての取組みの進捗状況に関して、「アナログで行っていた作業やデータのデジタル化を進めている」が 29.1%と割合が高く、デジタル化の途上にある企業が多い。
6.DX の具体的な取組内容について
では実際なんの取り組みをしているのか。この問は選択肢が難しそうですね。とりあえずペーパーレス化から。
ホームページやオンライン営業は選択しやすそうですね。
クラウドサービスの活用とかは、ざくっとし過ぎてて、選びやすいような、にくいような。
DX の具体的な取組・検討内容については、「文書の電子化・ペーパレス化」が 64.4%と最も高い。前回調査では 37.5%で、26.9 ポイント増加している
9.DX に取り組むにあたっての課題について
そして課題はいつもように、ヒトが足りない!
人が足りたらDXできるのか!?と問いたいです(^^;
お客様への付加価値向上のためにビジネスモデルを変えようという取り組みが必要なのでしょう。ですから必要な人材はデジタル人材ではなく、業務変革できる人材。そりゃいつの時代だって、たいしていませんって。
中小企業は特に経営陣がやるしかないと思います。デジタル人材を採用できたとしてDXになるかは話が別ですもんね。
DX に取り組むにあたっての課題は、「IT に関わる人材が足りない」が 28.1%、「DX 推進に関わる人材が足りない」が 27.2%と続いている。「IT に関わる人材が足りない」は前回調査よりも 3.2ポイント増加している
そんなところで