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大企業で働いてよかったこと、今一歩だったこと

以下の記事を読んで、だいぶ前に呼んで、私も少し思うことがあったので書きかけで、放置していた記事をようやく蔵出しです。

大企業をさっさと辞める新卒社員の離職理由。就職してよかったこと・悪かったこと
https://limo.media/articles/-/15303?page=1

私の経歴

会社名等は自分の経歴に記載していますが、NTTのグループ会社で主に2社働いてきました。1社目で8年、2社目で5年の合計13年が大企業での勤務経験です。その後、個人事業主として2010年に独立し、2015年に法人化をしましたが、1人でやっている、ばりばりの小企業企業です。

就職

理系の大学院卒だったので、学校推薦で何事もなく決まりました。大学院時代って研究時間が長くて、ろくに就職活動をする時間もないのでありがたい限りですね。ただその分、企業の研究はすることなく、なんとなくネームバリューがある企業を選んだだけでしたね。自分の研究テーマともだいぶ違いましたしね。そして、研究職を選びませんでした。大学院での長時間労働と言う名の実験に疲ていた、というのもありました。

働いてよかったこと

大企業だから一律というわけではないです。新入社員で入った大企業と、途中から入った大企業ではやはり違いました。ですから分けて記載したいと覆います。

【新卒での大企業入社】

①研修の充実

ちなみに当時、NTTの新卒同期は3,000人いました。横浜パシフィコに無駄に集められて、全員で入社式が開催されていましたが、全員集める意味はなかったですね(^^; 

しかし研修は充実していました。

  • 全体でのいわゆる新入社員研修(3週間程度)
    ビジネスマナーやプレゼン、企画や仕事の進め方の研修
    グループワークで新しいサービスを企画して発表するなんてのもありました。
  • 支店での営業研修(3ヶ月)
    これは研修かつ、実際にお客様を各人が個別に訪問して回線を売るというものでした。
  • 配属先のグループ会社のでの研修(1ヶ月)
    開発系の会社だったので、それっぽい研修でした。顧客管理システムもどきをグループで協力して開発するものでした。
  • 配属先の部署での研修(2週間程度)
    ちょっと内容をよく覚えていませんが、初期配属は営業系の部署だったので、そんな研修だったと思います。

そんなわけで、正式に部署で仕事を始めたのは、10月に入ってからでしたかね(^^; ちょっとかったるかったのも事実ですが、色々勉強になったことは確かです。さすが大企業は研修が充実していました。充実しすぎですかね(^^;

②営業活動

1年目の営業研修で感じたことは、やはり、企業を訪問しやすいことです。

「NTTからのお知らせです」って言えば、みんなドアの中には入れてくれましたしね。(当時)

また、大企業向けの営業でも、なんらかのきっかけはいつもありました。まあ、バーター的なところでしょうか。さすがにいろんな企業にいろんな発注をしているという企業でしたから。例えば建設業に訪問するときも、Nとしてもいろんな企業に発注しているから無下にはされなかったと思います。

ただ、もちろん、訪問のきっかけはたくさんあっただけで、無事受注するかは提案の内容によるわけですが。

③同期が大勢いること

また、本配属でのグループ会社でも従業員1万人弱、新入社員 143人の大所帯でした。そしてその新入社員同期は、本当に仲間意識がありましたし、仕事をする上でも非常に重要でした。

これだけいると、たいていの部署には同期がいます。

大企業では社内調整がかなり重要です。社内調整って無駄作業感もありますが、人数が多い組織を動かしていくには、調整はどうしても必要です。私も営業に近い部署が多かったので、調整作業は多かったです。そうすると初めて行く他部署の場合は、その部署の同期に話を聞いたりしていました。「この内容なら誰と相談すればいいの?」と。

非常に仕事が進めやすかったなあ、と思います。

いろんな関係部署に仲間がいる、というのは仕事をする上で非常にありがたかったです。

特に昔からの大企業では「社内調整が重要」っていうのは、まだまだ続いていると思います。いいか悪いかは別にして、社内調整せずに突っ走った仕事をしていた人を見ていると、社内での評判も悪く、成果も短期的になりがちだったと思います。旧態然の会社だったから仕方ないのでしょうが。

【途中から入った大企業では】


8年目に、会社を移り、新しい大企業に入ったわけですが、そこでは色々壁がありました。

仕事の内容としては前職と同じERPをかついでの営業、導入SEでしたので、仕事本体の進め方としては、十分に価値を発揮できたとは思います。

ただし、仕事本体ではない、社内調整では苦労したと思います。他部署の人たちは、どれも新しく、初めて会う人ばかり。そんな環境でも力をバリバリ発揮できるのが、どこでも仕事ができる人だと思うのですが、私はそうではありませんでした。

人見知り気味・・・

結構疲れました(^^;

自分の手の届く範囲では価値を発揮できたと思いますが、色んな人を巻き込んで大きな価値を産み出していく力は私にはあまりないんだ、と思い知りました。

まとめるとこんなところでしょうか。

  • ③同期が多くて仕事がしやすい
  • ②たいした提案でなくてもお客様が話を聞いてくれる
  • ①研修は充実している

今一歩だったこと

  • 歯車感
  • 停滞感
  • やりたいことをやっているの感

歯車感

これは当然といえば当然ですね。社員数も多いですし、プロジェクトでは人数規模が、数十人は当然で、時には数百人のときもあったわけですから。ほんの一部のことしかしてないなあ、と思うことはありました。

ただ、大きなプロジェクトだから仕方ない・・・とは思っていましたが、SIerのいけないところですね。顧客の要望を人海戦術で実現していくってのは、今となっては時代錯誤だったのかもしれません。

少人数で革新的な仕組みを作る!ような仕事には関与できなかったわけです。

でもチャンスが無かったわけではないんです。3年目の頃は、ベンチャー会社と組んで、そこの会社で一緒に新しいサービスを企画していました。(結果的にはうまく行かなかったですが)それ以降は歯車感ありましたね。

停滞感

大企業だったからか、SIerだったからかは微妙なところですが、30になるころにはこのままでいいんだろうかと感じる機会は多々ありました。わたしは13年の大企業人生活で、営業系→企画系→開発系→コンサル系 といろいろなタイプの仕事ができたほうだと思います。しかし、なんだかいつも同じような仕事をしているなあ、と感じることしきりでした。(だから30前に中小企業診断士を受けてみるきっかけになったわけですが)

30前後のみんなが感じる停滞感だったのかもしれませんが、40代の会社の諸先輩の停滞感も見えていたので、なんとか自分を変えていかねばと思いました。

むしろ停滞感があったから今につながっているのかもしれませんね。

やりたいことやっているんだろうか感

そもそも私は何がやりたかったんでしょうね。大学の研究と違うテーマの会社にはいって、なんとなくITやっている感がありました。

今でも本当は何がやりたいの?と聞かれると困ることはありますが、当時は特に目的なく会社員をやっていた気がします。ホワイト寄りの大企業であったからこそ、余計にこれらの感情を強く抱いたのかと思います。

とは言いつつ、これはどこで何をやっていても感じる感情だったかもしれません。

まとめ

人それぞれ、自分にあったキャリアは異なると思います。そういう意味では、わたしは大企業に入ってすごく合っていたと思います。大学院時代は、研究に追われ、会社というものがどんなものか調べる余力もなく社会人になりました。正直、社会人になる準備は全然できていなかったと思います。そんな私でも、充実した研修で、社会人としてのあり方や、技術などを教えてもらうことができました。

最初からバリバリのベンチャーや、外資系コンサルで働く意思と能力が不足していたと思います。

そういう意味ではゆっくり経験を積みながら、成長する機会を与えてもらえたと思います。

一方で、今の仕事(個人コンサル)を気に入ってはいますが、社会人の前半をゆったり過ごしたせいか、切った張ったの生き馬の目を抜くような世界では生きていけない人種に培養された気もします。かと言って最初からそんな世界に入っていたら、はじめの頃に討ち死にしていたのかもしれませんしね。

ということで、大企業に入るのは悪くないけど、どこかのタイミングで旅立ったというのが、私のキャリアには適合していたと思います。

独立したのは37歳でしたが、自分にとっては早すぎず、遅すぎずでちょうど良かったと思います。

そんなところで

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