減少していく業種は?業種別の開業率・廃業率の動向(2020年中小企業白書)

2020年の中小企業白書を見ても、まだ統計データには当然コロナの影響は入っていませんが、コロナ以前のデータを確認しておくことも、今後の動向を確認する上では、必要だと思いますので、図表化してみました。

2020年の中小企業白書で見る、業種別の開業・廃業率

2018年度の全業種の平均は開業率が4.4%で廃業率が3.5%となっています。開業率と廃業率の差分がマイナスとなっています。つまり減少業種は、小売業、卸売業、製造業、鉱業等というわけです。(図表の左側)

小売、卸売業はネットを使った非対面型の企業は増加しているでしょうが、旧来型の店舗などの対面型の企業の減少幅が大きいと類推されます。

なお、ネットショップは2017年に189万店舗だったものが、270万店舗まで増加しています。(エンパワーショップ㈱調べ)

一方、宿泊や飲食サービス業はインバウンド需要の高まりで、廃業率も高いが、より高い開業率となっており、企業数は増加しています。

しかし、コロナ禍以降の当該業種の企業の減少数は、今後注視していく必要があるでしょう。一方で、情報通信業は業種としては2番目の増加率ですが、逆に今後の企業数は増加することが予想されます。

 また、生活関連サービスや、学術研究・専門・技術サービスなどのサービス業も引き続き企業数を伸ばしていますが、コロナ禍以降では、非対面型に転換できたサービス業は伸びる一方で、転換できずにいるサービス業の減少が予想されます。

そんなところで