レジで軽減税率をどのように設定する?〜Airレジで設定画面が公開

消費税率の10%への引上げと、食品等は8%のままになる軽減税率の導入はすでに確定していますが、またもや首相側近の発言で、にわかに「本当にこのまますすむの?」感がでています。

しかし、もはや、半年前。事業者は導入される前提で準備を進めておかねばなりません。

特に先日のブログでもふれたようにキャッシュレス消費者還元事業の店舗登録は5月中旬から始まります。

合わせて、食品を取り扱う事業者はレジの見直しが必要になります。

Airレジで軽減税率を設定するには

各タブレットレジは、軽減税率に対応するという発表や対応の概要はプレスリリースされていましたが、実際のレジで設定はできませんでした。が、ついにAirレジでも設定できるようになりました。

商品マスタの右上に「消費税率改正の準備をする」という項目ができました。

通常の商品マスタとは別に設定する形になっています。10/1以降に設定が反映されるんですね。(10/1になると、この画面に近い画面が商品マスタ自体に切り替わるのかなあと思います)

実際に以下の画面用に、商品ごとに 「10%」か「8%」か 「注文時に選択」を選べるようになっています。

以下のイメージは 焼き鳥屋なので、「店内飲食」と、「持ち帰り」が発生します。つまり「10%」と「8%」が発生するわけです。

おなじ ももの串でも 「10%のもも」 と 「8%のもも」 のマスタを2つ分けて登録する必要があります。

また、一つのマスタで行く場合は、「注文時に選択」にしておくことになります。

どちらの設定を選ぶかは、店舗の業態や、商品点数によると思います。

焼き鳥屋だと、商品点数も多いですし、注文回数も多いので、毎回 商品(もも)を選択して、それから8%or10%を選択していると時間がかかるので、商品マスタを分けるほうがいいでしょうね。

「注文時に選択」を選ぶ業種は悩ましいですが、牛丼屋さんのように商品点数が少なく、レジ打ちの回数も1回の業種であれば、商品ごとに税率を打ち分けてもいいのかと思います。 

もちろん大手フランチャイズの牛丼屋は、すでに券売機があり、購入時に店内飲食か、持ち帰りか選んでから、商品を選択する流れになっています。(松屋のイメージ) そうすると、最初に 店内飲食or持ち帰りの選択時点で税率が決まる仕組みを導入されるんだろうなと思います。

価格改定も大事

8%→10%で本体価格そのままで進むのもありですが、やはり本体価格自体の見直しも必要になるかと思います。一律価格アップより、メリハリを付けて痛税感を少しでも下げたいところです。

売れ筋は本体価格を下げて、税込価格を維持して、それ以外の商品の本体価格値上げて、全体で利益を確保していくことも考えられます。

そのための「新価格」を登録する項目ができています。9/30の深夜に作業する必要はないわけです(^^;

事前に価格戦略を考えて登録しておきたいですね。

今度こそ

こうやっていろんな企業は消費税率引上げ対応の準備を進めているわけですが、引上げ自体が微妙な雰囲気を出されると、事業者のみなさんがまた様子見をして準備が進まなくなります。(><

直前期に取りやめて選挙っていうのだけは、やめてほしいですが、税率引上げはとにかく、今からでも軽減税率だけでもやめくれてもいいのにとは思います。

でも対応したAirレジさんの開発者さんは激怒するだろうな(^^;

そんなところで。

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