中小小売店舗はキャッシュレス決済にどう対応するのがいいの?

このところ、急激に、決済関連のニュースが増えていますね。先週もAmazonから大きな発表がありました。

QR決済は、楽天Payの独走かと思いきや、LINEが3年間決済手数料無料でスタート。ソフトバンクも秋から3年決済手数料無料でスタート。といっていたら、今日から、AmazonPayが2020年まで手数料無料でスタート。どこが勝つのか? 個人的にはAmazonを使いたいですが、お店としては販促にも使えるLINEPayなのか・・・

ということで、少しデータを調べてみました。

日本の決済サ−ビスの動向

よく言われているように日本はキャッスレスの分野では遅れています。GDPに占める現金流通比率は各国よりだいぶ高いですね。それでも20%弱!・・・ 考えてみれば企業間の活動は、振込なり引き落としなり、現金のないやり取りが大半ですもんね。 一方で、GDPにおけるカード決済の比率。 韓国は45%もあるんですね。消費者以外の事業者決済もカードで決済してそうですね。日本は10%弱・・・

一言でキャッシュレスといっても、色々役割があります。銀行を中心としたデジタルアカウント、つまり銀行口座を作れる企業ですね。昔は金融機関が決済の大半を握っていたわけですが、ペイメントサービスが色々登場して流れは変わってきました。銀行もペイメントサービスはやっています。でもいろんな銀行が各自やっていて、どれを使えばいいかよくわからないし利便性も低いものが多いです。 結果、ApplePayやAmazonPayといったFinTechに強いIT企業の支配が進んでいくわけです。

ペイメントから、銀行に攻め入る企業も今後増えそうですね。 PONTAのカードを持つローソンも、先月、銀行免許を申請しました。すでにセブン銀行は大きくなっています。 LinePayもいずれ銀行を始めるのでしょうか。 でも最後はAmazon銀行に全部持っていかれそうな気もします・・・

決済手段もだいぶ変わりました。磁気のクレジットカードは減りましたよね。スキミングの被害も多かったので、大半ICチップ入りのカードになりました。 そして鉄道のカードを中心とした コンタクトレスの電子マネーの普及が急速にすすみました。

そして、いま、QRコード決済が躍進を遂げそうです。中国での普及状況に引きづられたわけではないでしょうが、これから日本でも大きく伸びる可能性はあると思います。(どうかな?)

最終的には、(私は)生体認証にしてほしいものです。忘れ物が多いので、身体で認証できる方がありがたいです(^^; 指紋、眼球・・・ 身体にチップを埋め込んでというのならそれでもいいです。

ただ、現時点では、クレジットカードや、引き落とし、振込が中心です。 電子マネーは2016年末では収納代行より金額が低いのですね。件数は多くても単価が低いからでしょうか。 ちょっと意外だったのはデビットカードの利用状況が低下している。与信のできないクレジットカードを持てない創にはデビットカードかと思っていましたが、普及に失敗したのでしょうか。この層は、これからはQR決済が占めそうな気がします。

電子マネーも色々増えてきました。つか色々な種類を持たないといけない状況はいやですね。複数ブランドあってもいいけど、一枚に収納できるようになればいいのにと思います。 結局、いまはSUICAしか使っていません。 コンビニ各店やスーパーでもSUICAで支払えますしね。

先駆けだったEDYは減少してきているのでしょうか。 最近支払い時のレジの横にEDYは使えません!と張り紙している店を何件か見かけました。

本当なら日本企業として iDとかでdocomoに頑張ってもらいたかったですが、ガラパゴス携帯でスマホに乗り遅れ、結局、中心的なプラットフォームになる機会を逃してしまった気がします。

キャッシュレスのメリット・デメリット

一覧でまとめてみました。消費者にとってはキャッシュレスはメリットしかないようには感じています。このICカードはここでしか使えない!というのであれば困りますが、現時点では、多くのICカードが多くの店で使えます。(小規模店舗を除いて)

キャッシュレスになると使いすぎてしまう!とかいう漠然とした不安はどんどん払拭されるでしょうね。 そういう意味ではデメリットは、使えない店があることでしょう。これはデメリットというかお店側の問題ですね。 カードで!といって断られるのは恥ずかしいし、その店にはもういきたくなくなります。手持ち現金がないからICカードで払おうと思ったら行くお店も限定されてしまいます。

ということで、消費者は今後もどんどんキャッシュレスを進めたいと思っているはずです。(願望込み)

問題はお店側ですね。キャッシュレスが完全にすすむと、現金管理コストが減少し、売上データの活用もできるのでいいこともあります。しかし、問題として、加盟店手数料などで利益が減ってしまう、その割に、キャッシュレス対応したことで集客できる実感が少ないことではないでしょうか。

利益が減って、その分、売上が上がらないと、お店としては導入したくないですよね。もちろん入金サイトの問題もあるでしょう。消費者がどんどんキャッシュレスを望むから、おいていかれないように仕方なく導入するケースが多いと感じています。

キャッシュレスデータまとめ

ということで改めて、キャッシュレスのデータをまとめました。いろいろ出典データが混在しているので、同一条件で比較できているわけではないですが・・・

  • 日本のキャッシュレス化は遅れている
  • ICカードは急速に普及した、ただし利用単価は低い
  • 高単価はクレジットカードが中心
  • でも加盟店料が高いので、中小事業者は導入していない所も多い
  • QR決済は、今始まったばかり
  • ただ、ICカードより高単価な支払いも可能かも
  • そしてQR決済は店舗側の負担が少ない

 

小規模事業者が決済を導入する際のポイント

ということで、本ブログの主目的である中小、いや小規模事業者が導入するとするとどうか?という視点でまとめてみました。

消費者視点ではわたしはICカードを使いたいです。どこでも対応してくれたらうれしい。そしてもっと高単価な支払いができたらうれしい。金額がたりなければ、店舗でもオートチャージしてくれたら楽なのにと思います。SUICAのチャージ上限は2万円ですよね。

一方で、お店視点では、決済手数料が安くなりそうなので、QR決済を選ぶのではないでしょうか。さらにLINEPayなどは販促にも使える可能性があり、集客にも寄与するならQR決済を入れたくなるのではないでしょうか。

LINEの販促

LINE@は小規模店舗でも使われ始めていますよね。この間も、小規模飲食店からLINE@を導入したいので、教えてくれとと言われました。LINEはしつこいDMを送るとすぐブロックされてしまうリスクが高いですが、雨の日クーポンなどうまく使うとチャンスは有るかと思っています。特に、お店に問合せや予約が発生する、整体や美容室なんかは導入に取り組めば良いのにと思います。

以下はLINE@の1:1トークの紹介です。

 

これからの注目はQRコード決済!?

ということで、これからはしばらくはQRコード決済がどこまで普及するかがポイントになるかと思います。

色々ありすぎますが、先行する楽天Payと、一気に来そうなLINE Payと、始まったばかりだけどすぐに普及しそうなAmazonPayが寡占していくんじゃないかと思いっます。 ヤフーのPayPayにも期待ですが、すでに出遅れた感があります。 ヤフーは8月にやると発表してスタートがこの秋。 Amazonは 、やります!といって当日サービススタート。そのスピード感の違いは痛いですね。

QRコード決済も規格が統一されていなくて、どうなるんだろう・・・というのはありますが、結局なんのアプリで読み取るかなので、消費者としてはそんなに混乱がないのかもしれません。スマホでLINEを立ち上げるか、Amazonを立ち上げるか・・と言った問題。そうすると、マイナなアプリをインストールはする人が少ないので普及しないんでしょうね。

まずは店舗側はアプリでやるより、中国で中心となっている紙のQRコードで金額固定か、ユーザ入力型が普及するんじゃないかと思います。

決済サービスの紹介動画

セミナ

今日、愛知の碧南商工会議所で、キャッシュレス関連のセミナやります。

セミナ資料

上記セミナの当日の配布資料です。

補助金

IT化の補助金は色々増えてきました。前述の碧南市では、キャッスレス化の補助金があったりします。ここらへんは各自治体の戦略なんでしょうか。

そんなところで