過労死ラインは、なぜ80時間なのか?〜以下とか未満とかどっちでもいい。

IT中小企業診断士の村上です。

今日から、久しぶりにライフログをつけてみることにします。4-5年前に、3ヶ月だけLifelogをつけてみたことがあります。その時から、どれくらい働き方は変わっただろう。色々働き方も変えていかないといけないので、まずは3ヶ月位つけていって、データを見てみたいと思います。

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月100時間以下?100時間未満?

昨今の労務問題で、ついに残業時間を規制しようという流れになっています。(まあ、もともと法律的には規制されているわけですが)

そして、100時間未満で決着しそうですね。首相が登場して華麗に100時間以下を、100時間未満に抑えてくれました・・・・ 1分減らしたってことかなあ(^^;

残業上限「月100時間未満」 首相が「裁定」

100時間の攻防となり、さすがに100時間は多いだろうということで、100時間を切るあたりになるわけです。一方で、100時間未満で大丈夫か?という声は大きいです。

それは、過労死ラインが80時間だと言われるからです。いくら繁忙期だからといって過労死ラインを超えていいものか?

そもそも、過労死ラインってどうやって定義されたんでしょうね?

過労死ライン

過労死ラインとは・・・、まず、ウィキペディアさんを見てみると・・・

過労死ラインとは、日本において、健康障害リスクが高まるとする時間外労働時間を指す言葉。労働災害認定で労働過労死との因果関係判定に用いられる。

判断基準としては以下の通り

発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働(1日8時間勤務で1か月の労働日を20日とすると。1日4時間の時間外労働をして、1日12時間勤務が続く状態。又は労働日の20日各2時間の時間外労働と、1日10時間勤務で4日の法定外休日出勤という1日10時間勤務が続く状態)が認められる場合。

うーむ。判断基準がよくわからない。たしかに月80時間は多いですね。20日勤務で、1日4時間は残業するわけだ。9時から働いて、(12-13時休憩)18時まで働くと、8時間労働。そしてそこから4時間残業すると22時。 (8時間を超える労働の場合は、休憩時間が60分必要)

毎日4時間残業はきついですね。今までの会社勤務を振りかえると、80時間を超えたことはありました。ただ、毎日4時間残業ではなくて、土日勤務が入ったときですね。

土曜日に3回位の8時間勤務をすると、24時間。そうすると、残りは80-24=56時間。20日デ割ると、一日3時間もいかないので、9時前には帰れるわけです。 (サービス残業の話は、おいとく)

これで死にそうに感じたかというと、若かったこともあり、そんなに大変ではなかった。もちろん、毎月80時間で、12ヶ月はたらいて年間960時間だと、死んでしまいそうになりますが、そこまでは働いたことはないです。会社でも年間の残業時間の制約もあって、年間の残業時間の最大は500時間くらいまででした。

人それぞれなんですが、月80時間が過労死ラインってなにか根拠があるんでしょうかね? データがある?か気になったので調べてみました。

なお、私自身は働く時間は短いほどいいと思っています。現状は、夜働くことは、週に1回位です。まあ、ブログ書いている時間は、夜が多いかもしれないですが(^^;

過労死ラインのデータを探す

労災認定基準としては、以下のような内容が挙がっています。

◯ 脳・心臓疾患の労災認定基準

①発症直前から前日までに発症に関わる業務上の異常な出来事に遭遇したこと
②発症前1週間(短期間)に過重な業務があった
③発症前6か月間(長期間)に過重な業務がと疲労の蓄積が続いた

異常な出来事っていうのが、いろいろ包含しすぎてよくわからないですね。

異常な出来事とは?

・ひどい緊張や驚きなどの精神的な負担を引き起こす突発的、予測が難しい出来事
・身体の負担が強いられる突発的、予測が難しい出来事
・急激な作業環境の変化

うーん、色々ありすぎてやっぱよくわからないですね。

80時間と過労死の関係。

過重労働とメンタルヘルス 島悟 より

うーむ。この調査のデータが見たいですね。100時間以上残業を続けると、それ以下の残業よりも早く発病して早く死亡する。

17) 黒木宣夫:長時間残業と精神疾患発症との因果関係に関する研究〜労災認定された自殺事案における長時間労働の調査 2004

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抑うつ傾向得点が何かよくわからない。まあでも、労働時間が長いと鬱になりやすいってのは、まあそうなんでしょうね。

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5,000人の労働者を対象。 時間外労働が50時間を越えるあたりからGHQが高くなり(メンタルヘルスが悪化し)、特に90時間を越えるとGHQが非常に高くなる。 これだと、80時間に設定するのは、なるほどと思いますね。 GHQ(General Health Questionnaire)が、やっぱり何かよくわからないけど。

しかし、このデータだと90−100時間働くくらいなら、100−110時間働いたほうが、GHQは低いんですね。95時間働くくらいなら、105時間働いたほうが、メンタルは壊れにくい・・・って意味なんでしょうかね(^^;

なにか、メンタル系のって、各研究者たちが、いろんな指標をどんどん産み出すから今一歩しっくりこない(^^;


75時間以上働くと、過労死不安が劇的に高まる・・・これは過労死ライン80時間というのを既に聞いていたら、そう答えそうなグラフですね。

労働時間と過労死不安 亀坂安紀子、田村輝之 January 2016 内閣府経済社会総合研究所 より


80時間が過労死ラインになった理由がわかったような。わからなかったような。80時間が過労死ラインになった経緯とかどこかにまとまってないかしら。

 

時間だけが過労死の原因でない。

時間が長いのはいやですが、時間よりも働く環境のほうが、絶対影響は大きいと思っています。電通の時間も、長時間労働より、上司のパワハラ的なもののほうが影響は大きかったんじゃないかなあと。(あの電通のパワハラ上司は逮捕されてもいいんじゃないかと思います)

私自身は、パワハラは受けたつもりはなかったですが、入社1年目の時の上司に楯突いて、速攻、仕事外されたことはあります。今で言うところのパワハラだったのか。 彼は、一般的に仕事ができる風に社内で扱われてただけに、始末が悪かったですね。でも、さっさと楯突いて、彼のグループを外されて、本当に良かったと思います。じゃないと、やはり1−2年目の頃は、メンタルがすぐ弱っちゃいますもんね。

過労死・・・とは、労働時間だけで定義するのではなく、パワハラ等の職場環境も見て、言ってほしいなと思います。


冒頭に紹介していた、MyStat。 3ヶ月後くらいに、自分のライフログの結果をブログにアップしたいと思います。労働時間がどれくらいになるか楽しみです。睡眠時間の方が長そうだなあ(^^;

そんなところで。