選択肢で迷ったら~大道は多岐なるを以って羊を亡う

2023年12月31日

選択肢で迷ったら、ウでいきますか(^^;

時間が足りなくて埋まらない、まったくわからないときもあるでしょう。

迷って余計な時間を使わないために、そういう時は(例えば)「ウ」にしておく、確かにそういった逃げ道を用意しておくのも一つの戦術だと思います。

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大道は多岐なるを以って羊を亡う   (列子)

たいどうはたきなるをもってひつじをうしなう
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多岐とは、分かれ道のことである。つまり、大きな道には分かれ道が多い。だから逃げた羊の姿を見失ってしまう。

道は人生のたとえでよく使われますね。
分かれ道がたくさんあるので、ついつい迷い込んでしまい、肝心の本道を忘れてしまう。「多岐亡羊」、「亡羊の嘆」とも言います。
試験においても選択肢の細かな表現が気になるあまり、道に迷ってしまうことは多々あります。
迷い込まないためには、最終的なゴールや、長期的な目標を持つことが必要です。
この脇道は、ゴールにつながる道なのか、そうでないのか、考えながら進みたい。

とはいえ、試験中に長期的な目標を思い出しても仕方ありません。
この場合のゴールや本道とは、選択肢ではなく設問文で探してみてください。

選択肢で道に迷ったら、設問文を読み返せ!

受験生の皆様が、
試験会場で実力を発揮できることを祈念しています。

目次

解説

「大道は多岐なるを以って羊を亡う」という故事成語は、直訳すると「大きな道路が多くの分岐点を持つことで羊を失う」という意味です。この成語は、選択肢が多すぎると、最終的に何も選べなくなったり、目的を見失ったりすることを表しています。つまり、あまりに多くの選択肢や方向があると、本来の目的や目標を見失い、成功や成果を得られなくなるという警告を含んでいます。

使い所としては、選択肢が多すぎることによる混乱や、目的の見失いを避けるべきであるという議論やアドバイスを提供する場面で適しています。例えば、ビジネスの戦略を立てる際に方針が多すぎて統一感がないときや、個人のキャリアプランニングで多くの可能性に迷っているときなどに使うことができます。

また、この故事成語は、シンプルなアプローチが時にはより良い結果をもたらすという考えを強調する際にも使われます。選択肢を絞り込み、集中して取り組むことの重要性を説く場面で引用することができます。

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