生産事例と企業経営理論の関係性分析

1次試験は終わった話。
しかし、やはり2次と関連のある部分だけは確認してもいいかなと。
生産事例については、基本的な知識はもちろん、運営管理ですが、
2次への繋がりという意味では、企業経営理論の比重が圧倒的に重いと思います。
特に、企業経営理論の前半の1/3までの戦略パート。
まるで、生産事例を解いているのではないか?と思ってしまうほど、
製造業の話が出てきています。近年この傾向は強いですが、
今年は特にそうでした。
中でもMOT(技術経営)の問題が6問あります。
やはり、生産事例では、このあたりを強く意識しておく必要があると思います。
「2次試験では業界の個別動向は意識する必要はない。」というのはもちろんですが、
1次試験で出題された問題は、個別業界動向などではなく、
明らかに1次知識だと思います。
そのため、しっかり把握しておく必要があり、
2次試験においても活用すべき項目だと思います。
ということで、今年H22の企業経営理論の前半(生産事例と関連しそうなところ)を振り返ります。
第1問 クレームの発生が高いケース
第2問 優れた業績をあげている企業の特徴
第3問 固有能力の維持・構築
第4問 研究開発組織のあり方
第6問 企業間の提携
第7問 技術開発への対応
第8問1 製品のコモディティ化と市場シェアの現状
第8問2 自社技術志向企業の戦略
第11問 排出量取引
特に要チェックなのは、青字の6問(子設問いれると、7問)。
 MOTの分野からの出題と言ってもいいと思います。
yo-check.jpg
・C社が自社の固有能力を維持・構築していくための方策を100字で述べよ
・C社の研究開発組織のあり方について100字で述べよ
・C社が今後技術や部材の調達をする際に考えられる提携について120字でアドバイスせよ
 なんだか、とっても設問として来そうな感じがしませんか?
 そしてこれらの解答は、1次試験の各問題の選択肢にあります。
 (間違っても、不適切だった提案はしない方が無難です)
で、
MOTといえば、この本。多くの設問の解答要素が掲載されています。
(amazonへのリンクを貼っておいてなんですが、今から読む本ではないと思います。
 来年受験の方は読んでみてもいいと思いますが)

目次の一部をピックアップすると、
・3章 製品アーキテクチャア(モジュール型、インテグラル型など)
・4章 コア技術戦略(良い意味でのプロダクトアウトなど)
・7章 組織構造のデザイン(技術商品開発における組織マネジメントなど)
・8章 組織プロセスのマネジメント(CEなど)
・9章 プロジェクト組織のマネジメント
・10章 顧客価値創造の事業システム(マスカスなど)
・12章 企業間ネットワークとマネジメント
先程のH22の1次試験の項目とかなりかぶっている気がします。
 それに、組織に関する事がとても多いです。
  (ということは、組織事例でMOTの組織マネジメントが出題される可能性も・・・)
この本の思想はコア技術戦略にあると思います。
テキストから引用しますと、
『技術による強みを持続するための組織能力を構築し活用する技術経営をコア技術戦略と呼ぶ』
そして、誤解を恐れずにポイントを述べると、以下となります。
 技術分野は集中して、技術力を高めた上で、
  市場に対しては、その技術を使い回して色んなタイプの商品を提供すること。

  →コアの技術を確立しながら、市場ニーズに応えていく。
事例3に多かったパターンは、
 技術は強いんだけど、それ以外はダメな企業が
 営業力や提案力強化で成長を図る。 でした。
 しかし、ここ数年はこのパターンでは太刀打ちできない
 事例になりつつあると考えています。
 だからこそ、コア技術戦略のような範囲の設問が出題されるんじゃないのかなあと・・
  と、このあたりは、私の妄想込みです。
というわけで、MOTを勉強したほうが・・とは言いませんので、
 ぜひ、今年の1次試験の企業経営理論の上記に挙げた問題を
  生産事例のために振り返ってみてはいかがでしょうか?
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