8月に読んだ本の振り返り

2012年6月30日

なんと、今月小説4冊しか読んでないではないか。どうりで乾燥するわけだ、私の心。
しかし、月末に読んだ、この本のおかげで、ボトボトになってしまった。

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戦争認識などで、色んな意見もあるだろうけど、
特攻で死んだ人がいるのも事実だし、
みんな死にたくなかったの事実だと思う。
感傷的になるわけではないけど、8月のこの時期には、
あらためて、太平洋戦争関係の本を読むことは重要だと思う。
生き残った人たちの「ゆるしてください」という特攻した先人への思い。読んでいて張り裂けそうだった。
百田さんの作家デビュー作。デビューでこれはすごい。
8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3791ページ

GOGOモンスターGOGOモンスター
スーパースターにあいたい。 1回目の読了では、この世界に入り込めなかった。また、じっくりと読み返してみよう。
読了日:08月31日 著者:松本 大洋
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
児玉清の書評では、「僕は号泣するのを懸命に歯を食いしばってこらえた。が、ダメだった。」・・ずるいw児玉清さんに、こう言われると読まざるをえない。零戦パイロットたちの物語。8月に読むべき物語ですね。涙がダダ漏れになりました。特攻してしまった生き残った人たちの「許してください」と、いう言葉が切実で悲鳴のようだった。景浦さんの悪意であり、あこがれであり、贖罪の念は、何十年たっても消えることはなかった。主人公の宮部さんには生きていて欲しかった。本当に生き残って欲しかった。家族のために死ぬより、生きる。その通りだ。
読了日:08月31日 著者:百田 尚樹
冬の夢冬の夢
グレート・ギャツビーにつながる作品群が収められている。タイトル作の冬の夢も素敵だし、メイデーの混沌としたところも素敵だ。 時間のある夜中にゆっくりと時間をかけて読みたい一冊ですね。 1話毎に、春樹の解説が載っている。 読み終わる前と読み終わったあとで、もう一度解説をよみなおすとさらに堪能できる感じです。
読了日:08月26日 著者:スコット・フィッツジェラルド
夜明けの縁をさ迷う人々 (角川文庫)夜明けの縁をさ迷う人々 (角川文庫)
いやー、なんか怖いよ。全般的に何時までもやめられない、続けないといけない・・そんな感じ。 エレベーターボーイのEBの透明さと、季節柄高校野球のレフトの素敵さが目についた。
読了日:08月21日 著者:小川 洋子
プラットフォーム戦略プラットフォーム戦略
どうせ理解していることばかりだろうと思ったけど、そうではなかった。 プラットフォーム戦略は、どちらかというと先行有意で規模の経済に近いところがあるとの認識だったけど、この本を読んで考えを改めた。
読了日:08月19日 著者:平野 敦士 カール,アンドレイ・ハギウ
借金取りの王子借金取りの王子
基本的には暑苦しい文体なんですよね、垣根さん。いまいち合わなかったりもする。 でもところどころ、スーっと暑い雰囲気が薄れて爽やかな風が流れる。そんな感じ。 リストラ勧告中に、相手の思いがスーっと、その場に居なくなる瞬間か。 怖くもあり、決断の瞬間でもある。 表題の「借金取りの王子」編は、ええ話や。涙!
読了日:08月17日 著者:垣根 涼介
鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)
最終巻だと思っていたので、肩透かしのような、うれしいような。最期まで大総統はかっこよかった。 キンブリーはちょっと無茶な感じ
読了日:08月15日 著者:荒川 弘
さくらさくら
宇宙一の幸福な家族での不幸な事件。ほのぼのとした描写にもずっと陰がつきまとう。ちょっと冗長な感もありますが、最近の昔ながらのいい話という感じ。(どっちやねん) ミキのランドセルの中身をぶちまけての告白には震えました。オンナってこわいね。 そこそこ、泣ける一冊。
読了日:08月15日 著者:西 加奈子
世界がわかる理系の名著 (文春新書)世界がわかる理系の名著 (文春新書)
小学生の時のように感動した。小さい頃に科学者の偉人伝を読んで夢をふくらませたように、こ

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Posted by tomoyamurakami