教育格差というより、自分が進みたい道を選べる世界がいいです

『現場で使える教育社会学 – 教職のための「教育格差」入門』(2021, ミネルヴァ書房)が話題になっていたのでみてみました。

普通ってなに?

4年生大学に進んで4年で卒業して3年離職しなかったひとは163人ということで、いわゆる普通の人生を送っている人は16.3%しかいない!というネット論調でしたね。

たしかに私も普通ではないですね。大学院行ってるので、3.7%の人です。そして13年間は会社をやめなかったので、1.8%くらいになるのでしょうか。(大卒の3年以上辞めずに働いている人の割合が49%なので)

高校進学の97%くらいまできたら普通の人と呼んでいいんでしょうか?

個人的には大学進学率はもっと低くてもいいと思うし、一方で大学院進学率はもっと高くていいと思っています。大学以降は勉強を熱心に続けたい人だけが進めばいいかと。とりあえず大学に行って、大学で勉強しないで卒業とか時間もお金ももったいないとは感じます。大学に入ってさえすれば他の進路より生涯年収が高いって時代じゃなくなってきそうなので、早くから手に職をつける道を選ぶのか、専門性を高めていくのか人それぞれ選べばいいのかなあ。

この図表も10年後にどう変わっているか楽しみですね。

ChatGPT分析して!

この図から、中学生1000人の進路に関する詳細なデータを分析すると、以下のことがわかります。

中学卒業後の進路

  • 高等学校進学: 970人 (97%)
    • 高等専門学校進学: 9人 (0.9%)
    • 就職: 5人 (0.5%)
    • 専修学校・一般課程または公共職業能力開発施設等進学: 2人 (0.2%)

高校卒業後の進路

  • 高校卒業: 896人
    • 就職: 150人
      • 3年以内離職せず: 90人 (60%)
      • 3年以内離職: 60人 (40%)
    • 4年制大学進学: 413人
      • 卒業: 331人 (80.1%)
        • 就職: 240人 (72.5%)
          • 3年以内離職せず: 163人 (67.9%)
          • 3年以内離職: 77人 (32.1%)
      • 途中退学または卒業後の進路不明: 82人 (19.9%)
    • 短期大学進学: 51人
      • 卒業: 49人 (96.1%)
        • 就職: 32人 (65.3%)
          • 3年以内離職せず: 20人 (62.5%)
          • 3年以内離職: 12人 (37.5%)
      • 進路不明: 2人 (3.9%)
    • 専門学校進学: 148人
      • 卒業: 127人 (85.8%)
        • 就職: 90人 (70.9%)
          • 3年以内離職せず: 75人 (83.3%)
          • 3年以内離職: 15人 (16.7%)
      • 進路不明: 21人 (14.2%)
    • 専修学校・一般課程または公共職業能力開発施設等進学: 60人
    • 高等専修学校卒業程度認定試験: 2人

医学部・歯学部への進学

  • 6年制大学進学: 13人

重要ポイント

  • 中学卒業生のほとんどが高校へ進学し、その中でも大部分が一般高校に進学します。
  • 高校卒業生の進路としては、就職よりも大学進学が多いです。
  • 就職した人の中で、3年以内に離職する割合は比較的高く、特に高卒後直接就職した場合は離職率が40%に達します。
  • 専門学校や短期大学からの就職者の方が、4年制大学からの就職者よりも3年以内の離職率が低い傾向があります。

このデータは、教育機関や政策立案者に対して、学生の進路選択や就職後の支援における重要な示唆を提供しています。

進路に悩んでいる男子中学生のイラストをアニメ風で描いてください

そんなところで。

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Posted by tomoyamurakami