コピー&ペーストの魔力

「二次試験は、与件文のコピー・ペーストで合格するか?」
平成20年事例3の考察より
以前のブログで、KABAさんからコメントをもらっていたので、
その回答になるか、わからないが、自分なりの意見を記載する。
結論から言うと、与件文を切り貼りして解答を作っても合格するだろう。
●コピーペーストだとしても、工夫すべき
しかし、コピーペーストで大丈夫!と言ってしまうと、
誤解も生まれる。
対面で話しているときは、詳しく伝えられるけど、
キーワードだけが一人歩きするのは怖い。
多くの答案を採点して、(表現は悪いが)一番がっかりするのは、
与件をあまりにもそのまま使っている答案だ。
解答を読んでいるのに、まるで、与件を読んでいるような印象を持ってしまう。
例えば、平成20年事例3でいくと、
今後の戦略の対象とする顧客で、
 「自動車、電機、日用品などの金型を製作している企業」だと、
  ほぼ、与件の内容丸写しだ。
 もちろん、前回記載した内容が正解とは断言できないが
  「自動車産業の既存顧客を中心に」 と対象を記載している受験生がいたなら、
  非常に考えて書いてくれたのだなと感じる。
   しかし、これも与件からの抽出(コピーペースト)であることには変わらないが
    印象は大分異なるはずだ。
 実際に考えて書いたかが重要だけど、
 この受験生は、しっかり思考しているなと採点官に伝えることも必要だと思う。
与件に書いていない内容を解答用紙に記載するのはNGということは変わらない。
 しかし、与件は所与であり、社長は全て知っていると把握しておくべきだ。
 与件と全く同じ内容を同じ表現で書いても、
 実際の診断報告書では、「そんなこと知ってるよ」と社長から言われるだろう。
 だって「社長が言ったことなんだもの」
 2次試験の解答であっても同じだと思う。
●考えるトレーニングと書くトレーニング
もう1点、本試験で書く内容と、
過去問分析をしている途中に考え出された解答は違ってもいい。
むしろ違うべきだ。
色々深く考えた結果、無難な線で解答をまとめるのは、
本番当日や本当の直前期でいい。
まずは、過去問では、出来うる限りの可能性を考えて、
色んなパターンな解答を作ってみるべきだ。
だって、80分の制約はないわけだから。
前回も記載したが、
過去問分析をする目的は、
今年の本試験で、対応できる論点をたくさん自分のポケットに用意することだ。
無難な解答を作成するトレーニングと、
しっかり思考するトレーニングは分けて実施したほうがいいと思う。
 しっかり思考して、自分なりの論点が整理された上で、
 コピーペーストをうまく使って欲しい。