スラムダンクの監督からPM理論を考える!~安西監督はpm型!?

2015年4月26日

この前、PM(ProjectManager)向けに、リーダーシップに関するセミナーを実施しました。
なので、その中で、PM理論について、紹介しました。そのネタです。

スラムダンクの監督をPM理論で考えたらどうなるのか!?
PM(ProjectMangaer)のみなさんに、PM(PeformanceMaintenance)理論を伝えるの巻。


PM理論はリーダーシップの行動特性を明らかにしたものです。
PとMと両方の行動をとるのが理想的なリーダーとされます。

Pとは、Peformance行動で、目標達成に向けて行動を取れるかということです。
•目標達成に向けて計画をたてる
•立案した計画を遂行するために指示を出し、徹底させる

Mとは、Maintenance行動で、集団維持のための行動がとれているかということです。
•メンバ間の葛藤や緊張を緩和する
•各メンバーに対して個々の尊厳を重視し、自主性や、メンバー間の交流を促進する。

豪腕のプロジェクトマネージャの場合、P行動はガツガツやるのに、
M行動は全然行われず、短期的にプロジェクトで成功を納めても、
長期的にプロジェクト崩壊ということもあります。

一方、控えめなプロジェクトマネージャの場合、
M行動中心で、
P行動が不足するケースがあります。
プロジェクト内は和気あいあいとしているのに、納期が遅れているなんてことも。。

いずれにしても、PとMをバランスよく発揮しながら、
場合によってPを強めたり、Mを強めたり、
周りの状況をみながらリーダーシップを発揮していくべきでしょう。

pm1

 

 

そんな、PM理論を、スラムダンクの3人の監督に当てはめて考えてみました。

PM型:湘北 安西監督
P型 :海南 高頭監督
M型 :陵南 田岡監督

pm2

 

田岡監督は厳しい練習で知られますが、かなりの人情派です。
そして、その人情のかけ過ぎが、失敗を招き、勝利を失っています。

M行動を意識するあまり、P行動への意識が不足した例でしょう。

湘北戦を前に、田岡監督は、池上に「お前はうちのディフェンスNo1だ」として、
湘北の三井へのディフェンスを任せてしまいます。

しかし、池上は3年というだけで、力不足でした。
田岡監督の言葉を受けて、
俺は俺のやれることやる!とはりきった割りには、
なんとか三井を体力切れにはしましたが、
最後は、ぼこぼになって、致命的なミスも犯してしまいます。

pm3

さかのぼって、選手の育成のときに、
選手の性格を考えて対応を考えています。
これは素晴らしいことだと思いますが、
そもそも、選手の性格を読み違えていました。

その結果、強力なフォワードの福ちゃんこと福田が
1年間の部活停止になってしまいます。

なんとか、試合には登場しましたが、
福ちゃんが部活停止にならずに1年間練習できていたら、
優勝チームは変わったのかもしれません・・・・

pm4

一方、海南の高頭監督。
前半、ルカワにボコボコにやられた清田が、
後半は、ルカワに専門でマークにつかせてくれと頼みます。

監督なら、その選手の男気を感じて、「任せた!」といいたいところですが、
Performance重視の高頭監督は、
「できるのか?お前に」と切り返します。

あやうく、福ちゃんと同じように、清田も切れてしまうところでしたが、
そこは、キャプテン牧のフォローで、やる気を高めます。

そして、後半はルカワを押さえ込みます。

清田のパフォーマンスは維持されたわけです。

pm5

安西先生は、(湘北の先生になっていらい)温情派のイメージですが、
実は、かなりクールです。

桜木が使えないと見るや、即刻交代させて、
有無を言わせません。

P重視です。

一方で、部下の個人個人の性格や状況を把握して、
フォローアップのM活動も欠かしません。

pm6

小文字のpm型ではなく、3人とも優秀な監督ではあると思いますが、
それでも色々と特徴は出てきますね。

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Posted by tomoyamurakami