AIO(GoogleAIサマリー)によってCTRやCVRはどう変化していくのか

AIOによる変化の想定
Googleの検索結果にAIOverviewが表示されて事足りることが多くなってきました。とは言え調べるといっても色んなパターンがあり、自分の調べ物の意図によって検索/AIツールを切り替えて実施することになるのでしょう。これが提供サービスを跨いで切り替えるのは面倒なので、Googleの中のAI-mote、通常検索モード、ショッピングモードなどと切り替える感じになるのかしら。
簡単な調べ物
確かに簡単な調べ物、言葉の意味を知りたいときなどは、AIOで完結して、きっとそれ以上クリックしないでしょう。(0クリック) AIOの中に出典のサイトが表示されていますが、クリックしないので、CTR(Click Through Rate)は大きく下がるでしょう。
詳しい調べ物
色々詳しく調べたいときは、最初からGoogleなりChatGPTなりでも DEEP RESEARCHに入ってやるでしょう。0クリックではなく0表示、0検索になりそうです。
ブランドや固有の商品名、会社検索
あの会社のページを見たい、あのブランドページを見たいときは、AIOで表示された中の出典を押す可能性ありそうですが、それよりも今のところ、検索結果の1位まですすんで、そちらをクリックしています。
つまりAI-modeが日本に登場しても、この場合の検索は通常検索のページから始めたいですね。
ショッピング検索
ある程度簡単に買う日常品であれば、最初から自分が一番使うショッピングサイトに行くんでしょうね。私ならAmazonを開いて検索スタートです。Amazon内でのAI検索がどのように表示されていくかが楽しみです。
一方で比較しながら購入する嗜好品。ある程度高額なものならAIで調べてからかう流れも十分にありそうです。
3万円のマイクを買うとしたら・・・ うーむ、今ならYoutube検索から始めるか。
PCなどを新しく買う時に調べるならAIで比較するのかしら・・(APPLE信者の私は端からAPPLEのサイトを訪問しそうですが)
結局のところ当面は人によって、調べ物意図によって使うツールは違いそう。
まとまって1個のAIでこちらの意図を読み取って対応していくれる未来も遠くはないでしょうが。
AIにも聞いてみました。
「AIOの状況をまとめてください。英語圏のデータを翻訳して教えて下さい。クリック率やコンバージョンレートなど数値が出てくるのが知りたいです。」と聞いてみました。
📉 オーガニック検索におけるクリック率の低下
- AIO(GoogleのAIサマリー)が出現するキーワード検索では、有機CTRが約70%も低下しています。
- AIOなし:平均CTRは2.94% → AIOあり:平均CTRは0.84%に減少 basis.com+7seerinteractive.com+7jordandigitalmarketing.com+7。
- AIOがない検索では、オーガニックCTRの改善傾向が見られ、AIOなしのクエリではCTRはむしろ上昇しているとの報告もあります 。
- ただし、ブランド自身がAIOの引用元に含まれる場合、有機CTRは0.6%→1.08%へ回復する傾向もあり、AIO内での目立ちがクリック率の底上げにつながる可能性があります searchengineland.com+4seerinteractive.com+4seerinteractive.com+4。
💰 広告(Paid Search)への影響
- AIOが表示されている検索では、広告CTRが半減に近いほど下落しています。
- 具体例:AIOなしで21.27% → AIOありでは9.87% linkedin.com+3seerinteractive.com+3basis.com+3。
- 別データでは、有料CTRが約30%低下したという報告もあります animalz.co+8linkedin.com+8seerinteractive.com+8。
- 一方、**AIOに広告が組み込まれる形式(AIO Ads)**も登場しており、モバイル検索上で表示されるケースでは、「ブランド露出や即時行動を促す」手段として有望とされています reddit.com+5jordandigitalmarketing.com+5seerinteractive.com+5。
🌐 コンバージョン率(CVR)への影響 – 間接的な示唆
- 広告CTRが減少しても、CVRに直結するクリックの質は高まる可能性が指摘されています。特にAIOで選ばれたブランド(引用元)では、問い合わせや申込といった成果率が上昇する傾向が報告されています 。
- Redditなどでは、「CTRがゼロに近くとも、CVRやセッション単位で成約を見ている」といった声もあり、有機検索での「じわ CTR減」があってもCVに重点を置く手法へ転換している動きが見られます 。
🔑 AIO対応の戦略提
- AIO対象クエリを特定し、CTR・CVRを個別にモニタリング
→ 質の高いクリックを追求し、ROAS/CPAなど成果指標で判断する。 - AIO内へ掲載されるよう、FAQ型や「What/How〜」の質の高いQ&Aコンテンツを設計
→ 引用されることで露出とCTR回復に寄与 wordpress.org+11linkedin.com+11jordandigitalmarketing.com+11basis.com。 - 広告出稿の戦略を見直し
- AIOありキーワード:無理に入札増をせず、CVR重視の戦略へ。
- AIO Ads対応:モバイル向けでブランド訴求や行動につながる機会を活用 jordandigitalmarketing.com。
- KPIの見直し
→ トラフィックではなくCTR・CVR・インプレッション・AIO露出回数・コンバージョンへ重心を移す。ブランド指名検索やリード獲得など全体CVを意識。
✅ まとめ
分野 | AIOなし | AIOあり | コメント |
---|---|---|---|
Organic CTR | 約2.94% | 約0.84%(-70%) | 引用で改善の余地あり(≈1.08%) |
Paid CTR | 約21.3% | 約9.9%(-12.4pp) | – |
Paid CTR(別データ) | — | 約30%低下 | 参照によるばらつきあり |
CVR・質 | — | 品質クリックの可能性あり | ブランド露出で成果向上の傾向あり |
そんなところで