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2025年版中小企業白書・小規模企業白書の概要(案)が出ました

2025年3月28日

中小企業白書2025年概要案

発表されたPDFはこちらです。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/shingikai/soukai/042/dl/003.pdf

中小企業白書・小規模企業白書の方向性

経営者の「経営力」に焦点を置いているようです。もっとがんばれ!経営者と言ったところなのでしょうか

  1. 円安・物価高の継続や「金利のある世界」の到来による生産・投資コスト増、構造的な人手不足など、中小企業・小規模事業者が直面する状況は依然として厳しい。一方、地域経済・日本経済全体の成長の観点からも、雇用の7割を占める中小企業・小規模事業者への期待は大きい。地域コミュニティ・経済・文化・課題解決の担い手として、地域経済基盤を維持し、地域のニーズに細やかに対応する役割も期待されている。
  2. 激変する環境において、従来のやり方では現状維持も困難であり、自社の現状を把握して適切な対策を打つ力が必要。中小企業・小規模事業者が課題を乗り越え、成長・持続的発展を遂げるに当たって重要となる、経営者の「経営力」を中心に、事例を交えつつ分析を行った。

経営力

「経営力」は以下の3つの要素に分けて分析が行われています。

  • A) 個人特性面:異業種・広域ネットワークで他の経営者と交流し、学び直しに取り組む経営者の成長意欲の高さは業績向上に寄与する。
  • B) 戦略策定面:経営計画策定・実行、差別化や市場環境を意識した適切な価格設定を行う戦略的経営は業績向上や賃上げ・投資を促進する。
  • C) 組織人材面:経営理念、業績・経営情報の共有を重視するオープンな経営は業績向上に寄与する。賃上げ、社内コミュニケーション円滑化、働き方・職場環境改善など、従業員を大切にする人材経営は従業員の確保・維持に貢献する。

中小企業白書2025年のメッセージは「経営者の経営力向上」

「成長・発展」と課題解決両方の実現のため、大前提として経営者の「経営力」の向上が重要というのがメッセージですね。やはり経営者頑張れ!と

労働生産性は大企業の3分の一

以前は、中小企業の生産性は大企業の半分よ!と言っていましたが、さらに格差が開き、大企業は中小企業の3倍の労働生産性がありますね。。。

その結果、付加価値額も大企業にますますさが付けられています。中小企業の付加価値における人件費率は80%前後ですね。一方大企業の人件費比率は意外と下がっていますね。賃上げしてもそれ以上に生産性を高めて儲けを出しているということでしょう。

中小企業白書の中でデジタル化はいかに語られるか?

調査の母集団が違うので一概には比べられないという注釈はついています。

ただ、段階4のDXできたぜ、というのは、割合が下がっていますね。

一方で、アナログな企業の割合は大きく下がりました。いいですね、着実にデジタル化はすすんでいる。一方でDXは実現できていない。でも、そうだと思います。DXってデジタル化の話ではないですからね。ビジネスモデルが変化する中でどのようにデジタルを使うかということですから。

あと、ちょっと驚いたのはソフトウェア投資比率が微減です。どんどんソフトウェアへの投資が増えていたのに、どうして・・・

コロナ禍で契約したZoomとか、クラウドサービスを一旦、テレワークが減少して、解約したとかなんでしょうかね。どうだろう。

生成AIでマインドマップ化

NotebookLMに読み込んで、マインドマップを作れるようになりました。

まあ、ただ、マインドマップ作成ツールとしては、Mapfiyの方ができが良いですね。

今年の表紙は?

去年ペンギンだったんですよね。

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Posted by tomoyamurakami