グラフをAIで作成する〜生成AIでそのまま図表化できるか?
もちろん図表もAIで生成はできるようになってきています。ただ自由自在に生成するのは難しいものです。生成された後の微調整が手間で、これなら右クリックプロパティを開いて、自分で調整できるエクセルがいい!なんて思ってしまいます。最初からプロンプトを工夫すれば?とは思うのですが、なかなかかゆいところまでは手が解かないですね。
ということで、生成AIでデータを取得して図表を作成するのをやった後、データ取得と図表を生成するコードまでをAIでつくって、実行は実行環境で、というのを比較してやってみます。
ChatGPT-4で実行
プロンプト
世界の人口ランキングを11位まで出力して、世界地図上にバブルチャートで表示して! (1年くらい前に実行したので今の人口ランキングとはズレています。)
この図表が20秒位で生成してもらえるのはとてもありがたいですが、このまま図表を上司に提出したら怒られそうです。もうちょっとグラフを見やすくしろと!
・背景とか大陸の色を変えたい
・国名をだしたい
・人口を億人単位で表示したい
と、色々変更命令を出したのですが,ChatGPT内の図表では日本語は文字化けしてしまいますし、国名とか人口を表示しても場所や色の調整に苦労します。最終的にはバブルがうまく書けなくなって完成形を提示することができませんでした。 (1年前もそうだし、今やっても同じでした)
文字を生成するのはかなりレベルが上ってきたものの、図表を生成するのはまだまだスムーズにいきません。
ただ、これはコードを生成して、実行環境で実施すればもう少しスムーズに生成できるかと思います。
Geminiで実行して、Colaboratoryで実行
そこで、Googleの生成AIのGeminiでPythonのコードを出力してもらいました。そのコードを実行環境のGoogleのColaboratoryで実行してみました。
プロンプト▶世界の人口ランキングを12位まで出力して、 世界地図上にバブルチャートで表示するPythonコードをかいてください バブルチャートには、国名と人口を億人単位で記載してください。
感想
人口ランキングを探して、地図を持ってきて、図表にバブルチャートを表示するってなると、個別にやるとかなり手間がかかる作業だと思います。それをまとめてやってくれるのは中々に楽しみです。ただ現状では文字バケとか、図表の微調整が結構面倒です。
そのため、すべて一度でAIにやってもらうより、コードを出力までをAIにやらせて、実行は実行環境というのも一つの手段ですね。 まあ、近い内に生成AIでスムーズに実行もできるようになると思いますが。
ChatGPTのCanvas環境でコードは実行できるようになりましたが、今回はうまく実行できませんでした。そのうちうまく動きそうな気がします。生成してそのまま実行環境も同じ生成AI内だと楽ちんになりますね。
またもともと統計RとかPythonでデータ処理して図表を作っていた人たちにとってはコード生成が楽ちんになってかなり魅力的だと思います。
そんなところで。