ITとかパソコンで質問するときに気をつけて欲しいこと
仕事柄、ITやパソコンなどの質問をされることはよくあります。時間があるときであれば、広い心で答えていますが、時間のない時の質問はつらい。。でも自分サイドの問題以外に、質問の仕方によって、イラッと来るときと、まあ、これなら回答しようかなと対応が分かれます。
(1)短文の質問(状況説明不足)→ヒアリングを強要してます!
- 「システムが動きません」
- 「よくわからないのですが、どうしたらいいですか」
- 「メールが来たのですがウィルスでしょうか?」
- 「***はどうしたらできますか?」
etcetc
Facebookなどメッセージが普及したからか、短文の質問って多いです。 短文で困るのは、状況がわからないから、答えようがないということです。 そうすると答えるために状況把握が必要になり、こちらからヒアリングをする必要があります。
- 何のシステムですか?
- エラーでてますか?
- 直前になにかしましたか?
etcetc
めんどくさいです(^^; 質問をしてきているのは先方なのに、こちらから質問・ヒアリングをするのは、とってもめんどくさいです。
【対策】
質問内容は長文になってもいいです。 できるだけ最初から詳しく状況をおしえてください。
- 直前に***をしたら、動かなくなりました
- その際に、***なエラーがが表示されています。
- 再起動したけど、やっぱり駄目でした
etcetc
どうせ、こっちから聞かないといけないので、長文をおそれず、最初から、エラーの内容を(全文)つけておくってください! できるなら トラブった画面をキャプチャして添付してください。
最初から長文送るのはなあ・・・なんて遠慮しないでください。
質問している時点で、相手に手間を掛けるわけですから、それなら、少しでも相手の手間を減らすようにしていただけると助かります。
(2)原因究明に協力的でない → 自分が悪いと思っていない!
「なにもしていないのに、動かなくなった」 と言われても、 「なにかしたから動かなくなったんだよ」としか言いようがありません。トラブルの原因を探るためには、(1)のように、細かく状況を伝えてほしいと思います。
また、「今、画面に出てるエラーの内容をコピーして送ってください」と伝えても、「今、送れないのであとでおくります」とか言われると、もう返事したくなります。
【対策】
質問をして相手の時間をとっているのだから、ご自身もそのタイミングで問題解決に取り組める状況で連絡してきてほしいです。メッセージだとタイムラグもあるので、いつもそうは行かないかもしれませんが、質問した責任です!
断続的にやり取りするのが、一番、時間もかかるし、回答する側としてもイライラしてしまうんですよね。
(3)調べたら一瞬でわかることを聞くのはちょっと・・・
ggrks 問題ですね。
検索したら、すぐ答えが出てくる質問は、やっぱり、調べてから連絡してよ!と思ってしまいます。
質問する際に、「***を調べてみたんのですが、それでもわからないので・・・」と ご自身での努力の跡を見せてほしいんですよね。
「***なメールが来たのですが、これは詐欺ですか?」 とかも、不安になるのはわかりますが、一度、そのメールの件名とか、本文で検索してみるといかがでしょうか。 インターネット上の親切なヒトが多くの場合、回答してくれていたりします。
(4)できたらオープンな場で聞いて欲しい!→何度も答えなくてすむから
これは、ちょっとケースバイケースかもしれませんが、Facebookならメッセンジャーより、グループとかで聞いてもらうと助かります。
WordPressの講座をやることが多いので、質問は、このグループ内で質問してください!と告知しているのに、全然誰も質問してくれません。 質問があるときはメッセンジャーできます。
もちろん、他人に知られたくない質問もあるかもしれませんが・・・ いや、なくないですか? ITの質問の場合。 (エロサイトみてて、のっとられました!とかはあるか)
グループなど、オープンな場で質問していただいたほうが、回答することで、他の方にも内容が伝わり、知が共有されるんですよね。 昔からの掲示板は、その機能を果たしていました。
個別に質問して回答を得ると、自分自身の利益にしかならない無いですが、コミュニティに質問することで、コミュニティとしての知のレベルがあがる。 オープンな場に質問することは、場全体に対するメリットであり、貢献だと思うのです。
(5)感謝が少ない→解決報告がない!
いやね、なにも、お礼に「いい酒送ってこい!」とか言いません。
(1)でも書きましたが、短い質問をしてくるヒトって、最後も「ありがとうございます」って一言だったりするんです。一言でもいいんですけどね。。。
質問者「短い質問」 (20文字)
村上 「状況はどうですか? Aの場合は***で、Bの場合は***になるんではないでしょうか? ***してみてはいかがでしょうか?」 (500文字)
「ありがとうございます」(10文字)
とかだと、答えるんじゃなかった・・・と思います。
【対策】
感謝感激雨あられがほしいのではなくて、助言した内容をやってみて、どうなったとか、せめて報告してほしいですよね。
「Bの場合だったので、ためしてみたら、うまくいきました。私の***が間違っていたみたいです。ありがとうございます」
って、伝えてほしいんですよ。 「最終的に、***したらうまくいきました!」っていう解決報告は必須だと思います。
むかし、新入社員のとき、ルーターの設定でお客さんのところへ行って、ちょっと手こずってて、会社に電話して先輩に質問したんですよ。時間内に終わらなくて、19時くらいだったかなあ。そして聞いたおかげで、わかって、21時位に設定完了したんです。 先輩に感謝だったけど、遅いし、明日お礼を言おうと思ったら、翌日お会いした時に烈火なごとく怒られたのを思い出します。(温和な先輩なんですよ)
「昨日、なんで連絡してこないんだ!まだ、トラブっているかと思って、ずっと待ってたんだよ!」って
そらそうですよね。感謝は当然として、その結果どうなったか、無事解決したのかは必ず迅速に伝えねばならない!とその時に強く思いました。反省。
この本を読んで、ギバーになりたくなりました。 今なら、質問されても優しく回答するはず!
「ありがとうございます」 の 一言で終わるヒトは テイカーさんの場合が多いと思いました。
そんなところで。