道北でライドシェアを体験〜シェアリングエコノミーには規制緩和がもっと必要

長距離ライドシェアのnotteco(ノッテコ)を体験してみました。https://notteco.jp/

北海道に長期滞在すると、ニュースはファイターズの北広島移転と、JR北海道廃線のニュースばかりですね。今回は私は、温泉湯治で豊富町にいきました。自宅は羽田空港の近所なので、羽田から稚内空港まではいいのですが、その後の空港バス、JRが乗り継ぎが悪くて、移動が大変です。車なら45分なのに、JRの待ち時間のせいで4−5時間かかってしまうので、本当にもったいないです。

一観光客としたら、もっと行政とかいろいろ考えて整備してくれないと、旅行者が来れなくなるよ!といいたいところですが、なかなかそうはいきません。JR北海道は何かあるとすぐ路線廃止だ!っていうしね。代わりにバスでうまくいくかというと、全国どこでもそうだけど、今一歩。もちろん豊富町もバスは少ない・・・

ということで、道北地域では、シェアリングエコノミーのライドシェアの実証実験が盛んに行われているわけです。全世界で話題のUBERと、相乗りのnottecoですね。

ウーバーが日本の過疎地に商機-厳しい規制乗り越えライドシェア拡大
https://goo.gl/0CGDX7

中頓別のライドシェア(UBER)

「相乗り」が過疎地と単身赴任パパを救う
長距離ライドシェアサービス「notteco(ノッテコ)」の東祐太朗社長に聞く
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/013100230/

今回は、nottecoに乗りました。

登録

ドライバー側も乗る側も最初は登録が必要です。

Facebookとの連携で登録してみました。見知らぬ人を載せるわけですから、本人認証で電話番頭の登録は求められます。

そしてメアドの確認や本人確認書類もいるんですね。結構、厳重ですね。

 

実際に乗る路線を選択する

ノッテコでの相乗りの流れは以下となっています。事前にルートが載っているで、選択して直接ドライバーにコンタクトするそうです。初めて登録する時は本人認証が必要なので、認証書類のやり取りで、最大7時間くらいかかる、と記載していますので、旅の直前じゃなくて早めに登録しておく必要がありますね。

 

 

ルートは、豊富町から稚内空港まで。天塩町からのが、豊富町を通ってもらえるようなので、コンタクトしてみました。

 

無事ドライバーの方と連絡がとれて、乗っていくことになりました。流石にタクシーのように時刻指定はできませんが、ちょうどいい時刻の10:45に迎えに来てくれることになりました。そして、私だけでなく、町のおばあちゃんも一緒に同乗されるとのことです。私は空港へ。おばあちゃんは、町のケーズデンキに行かれるようです。いいですね。効率的で。

まさにシェアリングエコノミーの実現ですね。

 

交通事情の現状

そもそも、あいのりってめんどくさいし、積極的にやりたいものではありません。でもなぜ利用するかというと、前述のとおり交通事情が貧弱だから。北海道に長期滞在すると、本当にJR北海道のニュースはたくさん出てきます。

電車はこの時期日に6本。

 

13:20 に稚内発の飛行機なので(もちろん、飛行機は日に一便)30分前の12:50に空港につくように乗換案内をすると・・・

07:18発の電車に乗らなければなりません。そして豊富駅にいくのも、宿泊している宿から、ホテルの人に来るまで送って貰う必要があります。10分強だから7時にはでないと・・・なので、大変です。7時にでて13:20発って6時間以上ですね。空港も、途中の稚内駅も電源のあるところがあるので、そこでしばらく仕事をしたり、お土産を買ったりと、時間を有効に使うことはできますが、さすがに長いですよね。なお、交通費は1,530円。

とはいってもタクシーに乗るとなると・・・  1.5万円はねえ。。。

 

ライドシェアの現状と課題

ノッテコだと 10:45に豊富町発でいくことができました!3時間も有効に時間を活用でき、コストも500円で1,000円のプラス。いいとこずくめで、今後も是非使っていきたいです。需要はめちゃくちゃあると思います。

一方で最大の課題はドライバー不足。車社会ですから、ドライバーはたくさんいます。でもノッテコのドライバーをわざわざやろうという人は多くありません。それは、あくまでノッテコが相乗りで、お金を儲けるためにやってはいけないからです。タクシー業界の利権の壁は高く、ノッテコのドライバーは実費しかもらえません。燃料費や高速代ですね

これが長距離だと成り立つわけです。東京から大阪へ行くのに、高速代と燃料代を割り勘することでドライバーにメリットもあります。でも、今回のように稚内〜豊富間だと、私が払ったのは500円です・天塩町からのおばあちゃんが800円だから、ドライバーさんの取り分は1,300円です。

当然、仕事としては成り立ちませんね。たまたま稚内に行く用事があるから、ちょっと迎えに行ってひろって乗せていってもいいよ!という善意で成り立っているわけです。乗りてとしてはもっと払ってもいいです。荷物のこともあるし、時間のこともあるので2−3,000円なら全然許容範囲で支払います。

でもそれだとドライバーさんが儲かってしまうので、NGとなるわけですね。なお、中頓別町のUBERの実証実験も実費までという扱いです。

しかしそれでいいんですかね?

道北はきっとJRなくなるでしょう。そして住んでいるのも高齢者ばかり。足はなくなり、更に不便になり、人はいなくなる。ほとんどタクシーなんかいないんだから、さっさと規制緩和して特区でもなんでもやれよ!と思ってしまいます。

全世界的にUBERは色々既存業界と軋轢を繰り返してきましたが、そもそもタクシー業界の既得権益すらない地域なんだから、規制緩和しても、誰も損はしないと思うのですが。。。

岩盤既成に穴を開ける!と大きなことを言っていた内閣にはさっさと仕事をしてほしいものです。

こっそりとこんなパブコメ募集してたんですね。もうさっさと締め切られているけど。

「道路運送法における登録又は許可を要しない運送の態様について」の一部改正に関する意見公募について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155180911&Mode=0

地域の声をしっかり聞いて早期に実現されることを望みます。UBERや白タク全面OKとまではならなくても、ほんの少しドライバーの方にお礼が渡せたら成り立つ事業だと思うんです。乗り手が払うのがまずければ、自治体のお金で後からドライバーさんに謝金を払うのでもいいと思うんです。

地域のことを考えてドライバーをしてくれている人たちがいる内に、継続可能な制度になっていってほしいと思います。

そんなところで