第1回 ホームページを自分で作る!?〜中小企業のホームページ活用法
IT中小企業診断士の村上です。多数の中小企業を訪問してホームページやネットショップの改善を行っています。そこで、今回は、シリーズでホームページの活用について文章にまとめてみました。全5−6回で記事を書いていきたいと思います。
なぜホームページが必要なの!?
多くの企業がホームページを持つようになりました。ホームページを作る目的の一番は販路開拓でしょう。お客さまが勝手に当社のホームページを見て、問合せてくれる。一番いいですね。販路開拓が楽になります。
しかしながら、ホームページで効果が出せている事業者は多くありません。ホームページに人を集める方法は、あとの回(多分第3回くらい)にて記載しますが、それなりに「てまひま」がかかります。そして多くの事業者は、その「てまひま」がかけられていないのです。
まずは守りのホームページ
それでは、集客できないホームページは意味がないかというとそうでもありません。新規のお客さまは集められなくても、初回訪問した後、名刺交換した後には、相手の社名やお名前を検索する場合が多いです。 例えば私とお会いした方が、ご自宅に帰られてから「村上知也」と検索して、村上の情報を確認することもあるでしょう。
この時に、ホームページが検索結果に社名や名前が現れなかったらどうでしょうか? 「この人、本当にちゃんと仕事しているのかな?」 「怪しいとこじゃないかな?」と心配になります。ホームページは、集客の前に、信頼感を保つために必須になるわけです。
もちろん攻めのホームページにしたい
集客が攻めのホームページ活用なら、最低限、社名で検索頂いたときに表示されることは、守りのホームページ活用と言えます。ホームページで集客が難しいなあ、と感じている事業所さんも、最低限、名刺代わりのホームページは持っておきたいですね。
自分で作ったほうがよい!?
ただ、ホームページを他社に頼んで作ってもらうと、お金が当然かかります。ホームページ作成のコストはピンきりでしょうが、作成費30万円+運営費が月額1万円、というケースだと、5年運用すると、90万円のコストがかかるわけです。そうすると、名刺代わりに持つにはちょっと高いな・・・となってしまうわけです。
一方で、自分で作ると、作成費1万円+運営費が年間1万円もあれば十分なものができ上がります。(年間のコストです) これくらいなら、コスト負担してでもホームページを持ちたくなりませんか?
もちろん、自分で作るには自身で「てまひま」をかけないといけないので、悩ましいところですが、創業時は資金的余裕もない場合が多いですから、チャレンジして見る価値はありそうです。
ただし、パソコンを使うのが苦手な方は、やめておいた方がいいでしょう。最低限、パソコンの文字入力は問題ないよ!という方に、ホームページの自作チャレンジをしてほしいと思います。
ホームページを自分で作る手段の例
では、実際にホームページを作るにはどうしたらいいでしょうか?ここでは3つの手段・サービスをご紹介します。
① ペライチ
(IT操作レベル易 できること少) https://peraichi.com/
ペライチの名前の通り、ペラ一枚でホームページが作成できます。1ページしかないので、操作もわかりやすく、ITが苦手な方でも作っていけます。
利用料:無料プラン〜月額1,584円プラン
② Jimdo
(IT操作レベル中 できること中) https://jp.jimdo.com/
ペライチが1ページだけなのに対して、何ページも作れますし、ブログやネット・ショップも利用することができます。
利用料:無料プラン〜月額2,415円プラン
③ WordPress
(IT操作レベル高 できること多)
ホームページ作成のプロも使うソフトウェアです。なんでもできる一方、利用者にそれなりのITレベルがないと使いこなせません。ただし、見た目を選べるテンプレートは、数多く存在し、自社の好み似合ったものを作っていけます。
ソフトウェア自体は無料。レンタルサーバやドメインを自分で契約。(年額1万円前後)
IT技術の進化により、様々なサービスがあり、自社でホームページを作るハードルは下がりました。お金は掛けられない、でもホームページは欲しいと言ったときには一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
そんなところで。