商店街におけるFacebookの活用2~なぜ、いいね!や、話題にしている人の数に差はつくのか?

IT中小企業診断士の村上です。

 

前回記事
商店街におけるFacebook活用事例~いいね!と、話題にしている人は違う。

前回Facebookを活用している商店街の いいね!の数や、 話題にしている人の数について調べてみました。
いいね!の数や、話題にしている人の数については、だいぶ差がありました。今回は個別の商店街の内容を見ていきます。

 

最初は、戸越銀座商店街(東京)。 (実際には違いますが)日本一長い商店街であると紹介されることも多い有名商店街ですね。
さすがに、多くのいいね!を集めていますが、反応率はとても低いです。どうしてなんでしょうか?
いいね! 602 ・ 話題にしている人26人 反応率4.3%



まず、戸越銀座商店街のページを見て、最初に気づくのは、タイムラインのカバー画像がありません。
一番、商店街のイメージを伝えられるところなのに、もったいない限りです。
カバー画像がない時点で、あまりメンテナンスしておらず、注力していないFacebookページなのかなあと思います。



次に投稿の中身を見てみます。
ほとんどすべての投稿が以下のような、ブログとの自動連動でした。
ブログと自動連動して作業効率を高めるのは悪いことではないです。しかし全ての投稿がブログと連動であれば、あまり手間をかけていないFacebookページだなあと受け取られるでしょう。そもそも、Facebookページを見に来る必要はなく、ブログを見てればいいんだな!とも思います。
その結果、以下の投稿ではいいね!が18人。
600人いても、18人しかいいね!してもらえてないというのは、比率としては非常に小さいですね。

 

 


つづいて、心斎橋筋商店街についてです。

いいね! 4078人 ・ 話題にしている人271人 反応率6.6%
 



私も、昔、よく行った商店街で、いつもお賑わいですので、Facebookページのいいね!の数もすごいですね。 4000名近く!
どうしたら、こんなにいいね!が集まるんでしょうか?
以下のような投稿がありました。

大阪らしく、 いいね! ではなくて、 ええやん!ボタンを設置して、クリックしてくれた方にはお買い物券プレゼント!

・・・ お金で釣っていますね。

いいね!を集めるためのこういったキャンペーンを多くの企業が実施したため、今現在はこういった集め方はNGとされています。



では、個別の投稿を見てみましょうか。
以下の投稿は93ものいいね!を集めています。すごいですね。



 

 

いいね!をすると、iPadが当たる!・・・・ これもモノで釣ってますね。


やはり、これもあまりよくないですね。商店街に興味はないけど、iPadに興味のある人が集まってしまいますね。
集めてもいいですけど、きっと、商店街には来ないですね。(iPad実際に当たった人以外は(^^;

 

 


 

続いて、東北の陸前高田の未来商店街。


やはりいいね!は多いですね。
•いいね! 1,167人 ・ 話題にしている人71人 反応率6.1%
 震災からの復興ということもあり、多くの人が共感して、いいね!していることが分かります。



それでは個別の投稿はどうでしょうか?
以下に2つの投稿を並べました。


内容はいずれも、復興に向けたワークショップの模様です。商店街の商品やサービスのコマーシャルではなく、商店街の内情や裏方、そして復興に向けての情報発信は、ユーザの興味を引きますね。左側は、さすがの182いいね



ただし、同じような内容の右側の投稿は 42のいいね!しかありません。



やはり、ここでもブログとの連動だけでは、投稿の魅力が書けるのでしょうね。


左側の投稿のように、現地の写真 でさらに臨場感、内部の人たちの表情を伝えることで、
より多くのユーザが反応してくれて、話題にしている人の数が増えてきますね。

 

長くなってしまいました。あす以降へ続く。

 

 

 

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