退職までにやること~振り返り編2

2022年4月11日

さて、退職までにやること と、 その前に振り返り編2です。
前回は、
(1)電話 時代の飛び込み営業のお話でした。
今回は、
(2)ネットワーク 編
 忌まわしき(?)電話営業から離れ、
 次はネットワークセールス・エンジニアの部署となりました。
 アプセトネデ(OSI基本参照モデル(覚えてますよね?))でいくと、
 ネデのあたりの仕事です。
 ネットワークのことは当然深く知りません。
 個人でITを触っている限りは、あまり触れない分野かもしれませんね。
 ネットワークを設計して、設計に従いルーターやスイッチを設定するのです。
 いちから勉強して、このころ、「ネットワークスペシャリスト」の資格を取りました。
 あと、Cisco(ルーターメーカ)のベンダー資格をとったりと
 結構真剣にやっていました。
 いきなり、脱線しますが、
  先週テレビで、『マンガみたいな本当の話』という番組で、
  ウソみたいな本当の話とか、あほツール類を紹介してました。
 その中で、あほツールとして、
  スイッチをオンにすると、箱が空いて、
  自動で手が出てきてオフにしてくれるという
  なんの役にも立たなさそうなグッズが紹介されました。 
  番組の最後に優勝したオードリーの春日に
  優勝商品としてプレゼントされたようですが。

 ところが、役に立つ現場がありました。
 SWITCH0410.jpg
 ネットワークの設定の仕方とか、わかってきたころ、
 全国ルーター設定ツアーにでかけることになりました。
 20箇所くらいの拠点をネットワークでつないでいるお客様の
 ネットワークを見直し、その後、各拠点のルーター君を設定して回るのです。
 手分けして現地を順番に回るので、私は福岡から秋田まで7箇所くらい
 設定して回りました。
 かなり重要なネットワークなので、止めることはできません。
 さて、現地について、設定を始めるわけですが、
 重要なネットワークなので監視体制も万全です。
 なにか問題が起きると、
 現地でブザーが鳴って現地の人にお知らせする仕組みになっています。
 ところが、特に対処が必要とならない、軽度の問題でもブザーがなるため、
 30分に1回くらいはブザーが鳴ります。
 そのたびに、現地の方が設定ルーム来て、
 メンドくさそうにブザーを止めていきます。
 すっかり日常の風景になっているのか、問題の内容の警告文を確認することなく、
 ブザーを止めるだけです。 まさにパブロフの犬の実験を見ているようでした。
PUB0410.jpg
 通常の業務の妨げになるし、なんとか警告の閾値を変えるなど必要だなあと
 思ってみていましたが・・
 あれは、福岡の現場でした。
 いつものように設定変更をしている最中、ふと、ブザーを止めるスイッチを見ると、
 なにやら怪しげな機械で覆われているではないですが。
 そして、いつものようにブザーが鳴った瞬間!
 「ガタン」  ブ、ブザーが止まった! ニュータイプのヤツか!?
 そう! 
 音がでると、自動的にボタンを押す装置を
 現地で自ら作って設置されていたのでした。
 いかにも、ハンダゴテで工作しましたよ!といった
 不恰好な装置でしたが、
 これでブザーがなっても、通常の業務の妨げにならず、
 業務の効率化につながりますね!
 って、おい!
 本当に重要なエラーが出たときに、誰も気づかないんじゃあ・・・

 しばらくして、ブザーのなるレベルが引き上げられて、
 鳴る回数が減ったのは言うまでもありません。
 しかし、福岡の現場では、あの装置、まだつけたままだったのか・・知る由もありません。
業務の絶え間ない改善の重要性と、本社の思いと現場の思いのズレを感じた修行の旅でした。 
いつ、現在の話にたどり着くか、心配になってきました。\(^^;
次回以降のラインナップは以下のとおりです。
(3)サービス企画(ASP)
(4)ERPコンサル(人事)
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・4/9 独立までにやること~振り返り編1
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