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デジタル庁がジャパンダッシュボードにGDPのデータを公開

JapanDashBoard

データが増えた

JapanDashBoardが登場して、国の統計データが見やすく公開されていました。ただ、データ量はまだまだ多くなく、e-statに見にくいまま掲載されているデータもどんどんこちらに掲載されれば良いなと思っていました。今回はデータが増えました。GDPのデータ掲載されています。

実際に見てみる

JapanDashBorad荷アクセスしてデータを見てみます。

といっても、GDPのデータを普段から見ているわけではないので、どのへんに注目してみるといいのか悩ましいところですね。前年比ではプラス1.5%と成長はしています。内需が0.5%で、外需が1.0%。

民間需要は堅実に伸びているようです。外需は輸出が大きく伸びたが輸入が落ち込んでいます。円安の加速で輸入業は大変なところが多いですね。

内訳

内訳をもう少し見てみると、食料は減少しています。電気ガス家賃などは増えています。交通が嫌に伸びていますが、これはインバウンドの観光客の分なのでしょうかね。外食・宿泊サービスも大きく伸ばしています。

外食・宿泊サービスをクリックすると、暦年のグラフがでてきました。コロナ禍の落ち込みから急速に回復しています。クリックするともっとドリルダウンして細かいデータがみれたらよいのに。

AIに解説してもらう!?

自分で読み込むのを放置して、Geminiに解説をお願いしました。

ご質問にある「支出側GDP(Expenditure approach)」のデータについて、2023年度(令和5年度)の主要な傾向と、このダッシュボードから読み取れるポイントを解説します。

1. ダッシュボードで確認できるデータの概要(2023年度 年次推計)

このダッシュボードに掲載されている最新の年次推計(2025年11月更新データ等に基づく)では、以下のような日本経済の姿が読み取れます。名目GDPの記録的な伸び: 物価上昇を反映し、名目GDP成長率は+5.0%台(1991年度以来の高い伸び)を記録しています。金額ベース(名目)では経済規模が大きく拡大していることがわかります。

  • 実質GDPは緩やかなプラス成長: 物価変動の影響を除いた実質GDP成長率は+1.0%〜+1.2%程度のプラス成長です。名目に比べると伸びは小幅であり、「物価は上がったが、数量ベースの経済活動の拡大は限定的」という状況です。

2. 支出側GDPの内訳と詳細解説

ダッシュボードの「支出側GDPをみる」セクションでは、GDPが「誰によって、何に使われたか」の内訳が表示されます。主な項目の動きは以下の通りです。

① 民間最終消費支出(家計の消費)

  • 動き: 伸び悩み(横ばい、または微減)
  • 解説: GDPの過半数を占める個人消費は、物価高(インフレ)による実質賃金の目減りなどが影響し、力強さを欠いています。名目上の金額は増えていますが、実質的な消費量は増えていないことが読み取れます。

② 輸出入(外需)

  • 動き: プラス寄与(GDP押し上げの主因)
  • 解説: 2023年度の成長を支えた主要因です。
    • 輸出: 自動車などの輸出が回復し、堅調に推移しました。
    • 輸入: エネルギー価格の一服や国内需要の弱さから輸入が減少し、結果として「輸出-輸入」の純輸出(外需)が大きくプラスに働きました。

③ 総固定資本形成(投資)

  • 動き: 設備投資は底堅い動き
  • 解説: 企業の設備投資は、デジタル化や省力化投資の需要があり、底堅く推移しています。

3. ダッシュボードの便利な見方

このURLのツールは、単なる数字の羅列ではなく、以下のような視覚的な分析ができる点が特徴です。

  • 前年比の推移一覧(ヒートマップ):
    • どの項目が「赤色(プラス成長)」で、どの項目が「青色(マイナス成長)」かを一目で確認できます。
    • 2023年度については、名目値の多くが濃い色(プラス)を示している一方、実質値では消費などが薄い色(弱い動き)になっている乖離を確認するのがポイントです。
  • 寄与度の推移:
    • GDP全体の成長(棒グラフ)に対して、「外需(輸出入)」と「内需(消費・投資)」のどちらが貢献したかを確認できます。2023年度は「外需頼み」の成長であったことが視覚的に理解できます。

まとめ

このデータを読み解くと、「名目ではインフレにより大きく拡大したが、実質的な国内の豊かさ(消費)は回復途上にあり、経済成長は外需(輸出産業や輸入減)によって支えられた1年」であったと言えます。

そんなところで

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Posted by tomoyamurakami