Googleが低品質なページの検索順位を下げる、そもそも検索結果に出さない

検索エンジンの歴史

Googleを始めて使ったのはいつだったのだろうか? 検索エンジンを始めて使って感動したのは、大学院の1年のときだった記憶があるので、何を使ったかは覚えていないけど、1995−6年だったと思います。1997年にNTTに入社したので当時はGoo使わなきゃ!と思ったものです。そして2000年にGoogleが登場してそれからは基本的に検索エンジンはGoogleを使っている気がします。

検索エンジンの宿命

そして今月もGoogleから低品質なページをの検索順位を下げると発表されました。40%のコンテンツが削減されるということは検索順位が下がるだけではなく、インデックスされなくなるということでしょう。

Googleが「人間のためではなくGoogle検索で上位に並ぶために作られた低品質なページ」の検索ランキングを下げる変更を発表
https://gigazine.net/news/20240306-google-search-update-low-quality-spam/

Googleは、このアップデートとこれまでの取り組みをあわせることで低品質でオリジナルではないコンテンツが40%削減されると予想しているという。

https://gigazine.net/news/20240306-google-search-update-low-quality-spam/

SEOというなのもとに、なんとかライバルのウェブサイトを出し抜いて検索順位を上げようとするのは馬鹿げたことです。ブラックハットSEO。たしかに抜け穴的な面もあり、そこをついて検索順位を上げて来きたサイトも多数あるでしょう。でも結局、ペナルティを受けて順位は下がって、そのせいで売上が爆下げになってしまった企業もよくあります。

結局、SEOなんて
・読んでくれるユーザにとって役立つ記事を書くこと
・サイトのコンセプトを明確にすること
だけを考えてやっていくのはこの10年変わらないじゃないかとは思います。

低品質なページも生成AIによって変わっていくだろう

低品質なページとは、コピペ記事とか昔なら白文字テキストとか、キーワード詰め込み等が挙げられていました。

  • プログラムによって作られた質の低い「自動生成コンテンツ」
  • 複数の記事をつなぎ合わせただけのコンテンツ
  • 言い回しを変えただけのリライト記事
  • コピーコンテンツ(コピペ記事)
  • 内容の薄いアフィリエイトサイト
  • 特定のサイトに誘導するためだけの質の低いコンテンツ
  • 有償で被リンクを集めること
  • 広告リンクであることを明示していないリンク
  • 別のURLに強制的に飛ばす「悪質なリダイレクト」
  • 白背景に白文字や画像の背後にテキストを置くといった「隠しテキスト」
  • 隠しテキストにリンクをつける「隠しリンク」
  • キーワードの乱用や詰め込みなど不自然な文章

しかし、昨今の生成AIの普及によって低品質なページの定義は変わってくるのだと思います。

生成AIによってコピペではなく、内容も、日本語もよく書けているけど、どこかから集めてきた情報かなあ、というページ、サイトは極端に増えていると思います。大量生産できますしね。

こういったAI記事をうまく弾いていけるのか、今回のGoogleの変化を楽しみに待ちたいと思います。

実際にGoogleはインデックスするページを減らしているのか?

実際のサイトで見てみましょう。(このサイトのデータではないです)

全部で3811ページありました。実際のページで、カテゴリページや、タグページ、などは含まれていません。

GoogleのSearchConsole上だと、9,102ページありますが、上記のカテゴリページなんかはインデックスさせていないです。

記事が3811ですから、12/9時点の登録済み4,429ページは記事ページを上回っています。たしかに上回らなくてもいいのだと思いますが・・・ 3/2時点では 2,174ページめっちゃ減っていますね。

3811から登録ページが減っているのは少し悲しいですが、記事といっても書き込んだ記事もあれば、単にイベント告知記事もあったりして、そういう後者のような低品質記事は削除されたのかと思います。

一方で表示回数は1,971→2,329と増加しています。低品質なページは減らすけど、良い記事はより表示しようとしてくれているのはありがたいことですね。

検索の神様のイラストを描いてください

そんなところで