IT分野の施策〜H25年度中小企業施策利用ガイドブック

2015年3月17日

平成25年度中小企業施策利用ガイドブックを見てみました。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/h25/index.html

 

その中で、IT分野に関するものだけピックアップしてみました。
P.52 中小企業のIT経営促進
P.53 戦略的CIO育成支援事業
P.54 政府系金融機関の情報化投資融資制度(IT活用促進資金)

見ている限り、ぱっと使いやすいのがなくてちょっと残念です。
でも、CIO育成支援事業など、自社のIT戦略を抜本的に考えなおしたい
企業にとってはチャレンジする価値があるのではないでしょうか?


P.52 中小企業のIT経営促進

〜『ITを活用した企業経営を後押ししてほしい』

ITを積極的に活用しながら、事業の高次化など経営革新に
努める中小企業を発掘し、ポータル サイトなどを活用した普及を行います。

●対象となる方:経営革新を目指し、ITの利活用を図る中小企業等の経営者等
●支援内容
ITによる地域経済の活性化を目的に、企業規模や業種、地域性など多様な
環境にある地 域の中小企業等が実践するIT経営(ITを活用した企業経営、
新商品・新サービスの開発、企 業間連携によるイノベーション創出)を
持続的に推進するため、成功事例を収集し、ポータルサイトを活用した
積極的な普及などの支援を行います。

【支援事業】
◆IT経営成功事例企業の選出、普及(中小企業IT経営力大賞など)
◆ホームページ等ポータルサイトを活用した情報発信ご利用方法
http://www.it-keiei.go.jp/index.html


P.53 戦略的CIO育成支援事業

〜『社内のIT化・IT人材の育成を支援してほしい』

●対象となる方:部門間、企業間の連携など比較的高度なITシステムを導入することにより、
経営課題の解決・経営改革を計画的に実施しようとする中小企業者
●支援内容
中小企業基盤整備機構が中小企業者に専門家を派遣します。
専門家は、CIO候補 者が下記のプロセスを主体的に実施する際に
アドバイスを行い、経営戦略に基づくIT 化や、CIO候補者の育成をサポートします。

・経営戦略の構築 ・IT 企画・移行・拡張 ・IT 戦略の構築
・システム開発 ・運用  ・全社的な情報管理の策定
<支援のイメージ>

【費用負担】16,700 円/人・日(専門家派遣に要する謝金の 1/3 相当額)
【派遣期間】支援内容により3ヶ月~1年間程度
【専門家】CIO経験者、中小企業診断士など中小企業のIT経営に関し、
十分な知見と実績が ある専門家


P.54『情報化(IT化)投資に対する融資制度を知りたい』

政府系金融機関の情報化投資融資制度(IT活用促進資金)

対象となる方:自社のIT関連機器の整備やソフトウェアの開発、
デジタルコンテンツ関連設備の整備など、IT 化をお考えの中小企業者の方
支援内容
■貸付利率
(1)電子計算機等情報化を構成する設備等・・・・特別利率1
(2)上記のうち基幹業務、電子商取引(電子入札含む)、
電子タグ、及びデジタルコンテンツに 情報技術(IT)を活用するもの
(被制御設備、関連建物・構築物を除く)(※)・・・特別利率3
(3)(長期)運転資金のうち人材教育費用等・・・・・・特別利率1
(4)その他情報化投資に必要な資金・・・・・・基準利率
(※ 中小企業事業については、特別利率2)

■貸付限度額
中小企業事業:7億2,000万円(うち長期運転資金2億5,000万円)
国民生活事業:7,200万円(うち運転資金4,800万円)

■貸付期間
設備資金 15年以内
運転資金 5年以内(特に必要と認められる場合7年以内)