H27年度 A 経済学・経済政策

経済学 H27 第1問
一般会計歳入の構成(税収・公債金等)
財務省の資料によれば、わが国の一般会計歳入)決算額の構成は、税収、公債金 収入、その他の収入というつに区分されている。2013 年度のわが国の歳入構成 の説明として、最も適切なものはどれか。
経済学 H27 第2問
各主体の資産・負債差額(資金循環統計)
下図は、日本銀行「資金循環統計」より、各年度末における各主体の資産・負債差 額)資産から負債を差し引いた金額をグラフにしたものである。a〜cは、家計、 一般政府、非金融法人企業のいずれかにあたる。家計と非金融法人企業にあたるも のの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 金融機関 (年度) (兆円) 1,500 1,000 500 0 -500 -1,000 -1,500 -2,000 海外 b c a 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 V解答群X
経済学 H27 第3問
国民経済計算の概念
国民経済計算の概念として、最も適切なものはどれか。
#GDP・国民経済計算
経済学 H27 第4問
ライフサイクルモデル(消費と貯蓄)
ライフサイクルモデルの消費と貯蓄に関する記述として、最も適切なものはどれ か。なお、生涯所得を一定とし、選択肢中にある貯蓄率とは所得に対する貯蓄の割 合をさす。
#消費理論
経済学 H27 第5問
物価指数の計算
種類の財)A 財とB 財を用いて、物価指数を計算する。これらの財の数量と 単位当たりの価格は、基準年と比較年でそれぞれ以下の表のとおりであった。基準 年の物価指数を100 とした場合、比較年の物価指数として最も適切なものを下記の 解答群から選べ。 10 価格 基準年 B 財 価格 数量 10 10 A 財 数量 10 11 11 比較年 V解答群X
#物価・インフレ
経済学 H27 第6問
IS曲線のシフトと財政政策(IS-LM分析)
拡張的な財政政策、たとえば政府支出の拡大は、下図のIS 曲線をIS からIS′ へ とシフトさせる。ただし、Y はGDP、r は利子率である。下図に関する説明とし て、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 利子率 GDP a 政府支出拡大の結果、利子率の上昇によって投資が減少するため、GDP はY1 となる。 b E2 では、貨幣市場において、貨幣の超過供給が発生している。 c 「r1 安r0」で表される利子率の上昇は、政府支出拡大による、貨幣の取引需要増 加の結果生じた。 d 「Y1 安Y0」が政府支出の拡大分に相当する。 V解答群X
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#IS-LM分析#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
経済学 H27 第7問
総需要曲線の右シフト要因(AD-AS分析)
総需要曲線)ADと総供給曲線)ASが下図のように描かれている。ただし、P は 物価、Y は実質GDP、Yf は完全雇用GDP であり、E が現在の均衡点である。 下記の設問に答えよ。 )設問 総需要曲線の右シフト要因として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答 群から選べ。 a 中央銀行による買いオペレーションの実施 b 政府支出の削減 c 所得減税の実施 d 民間銀行による融資縮小 V解答群X
#GDP・国民経済計算#乗数理論・45度線#財政・金融政策#需要・供給と弾力性
経済学 H27 第8問
自然失業率仮説
中央銀行は、名目貨幣量を拡大させる金融緩和政策を実施することがある。この 名目貨幣量拡大により、総需要が増加することで、名目賃金率と物価が上昇し始め ると、企業側は総供給を増やそうとする。このときの労働者側の短期における行動 について、自然失業率仮説の記述として最も適切なものはどれか。
#フィリップス曲線・失業
経済学 H27 第9問
為替レートと輸出入財価格
日本銀行「企業物価指数」では円ベースの輸出入物価指数が公表されている。この 統計を利用するためにも、ここで為替レートの変化と物価の動きとの関係を考えて みたい。 自国を日本、外国をアメリカとして、為替レートと輸出財・輸入財価格との関係 に関する記述として、最も適切なものはどれか。
#国際マクロ・為替#物価・インフレ
経済学 H27 第10問
開放経済の金融政策(マンデル=フレミング)
今日、経済政策の効果は、開放経済の枠組みで考える必要がある。 下図は、開放経済におけるマクロ経済モデルを描いたものである。小国開放経 済、不完全資本移動、変動相場制度、物価硬直性、期待外国為替相場一定を仮定す る。図中のBP 曲線は、国際収支を均衡させる、GDP と利子率との組み合わせを 表したものである。 貨幣量の拡大に伴う効果に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群か ら選べ。
#GDP・国民経済計算#IS-LM分析#財政・金融政策#国際マクロ・為替
経済学 H27 第11問
労働1単位あたりの生産関数(外国人労働者)
昨今、外国人労働者の受け入れの是非が議論されている。 種類の生産要素、資本K と労働N を用いて、生産Y が行われる。資本と労 働、そして生産との関係を、労働 単位あたりの資本と労働 単位あたりの生産と の対応関係である、次の生産関数で表す。 y 暗f)k ここでk 暗K/N は資本・労働比率を、y は労働 単位あたりの生産量を表して いる。また、労働供給は一定率n で増加し、常に完全雇用が実現しているとする。 また人々は、所得の一定割合s を常に貯蓄するとする。 新古典派の経済成長モデルの下図を参照した上で、外国人労働者の継続的な受け 入れによる労働成長率の上昇が、定常状態における資本・労働比率と労働 単位あ たり生産量に与える影響に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から 選べ。
#経済成長理論#生産者理論・費用
経済学 H27 第12問
完全補完財の無差別曲線
常に一定の固定比率で一緒に消費されるような財を完全補完財という。完全補完 財であるような財の無差別曲線を示す図として、最も適切なものを下記の解答群 から選べ。 図B 図C 図D 図A V解答群X
#消費者理論
経済学 H27 第13問
賃金上昇と労働供給(労働・余暇)
近年では、企業の業績が上向いてきたことなどもあり賃金が上昇傾向にあるが、 賃金上昇が労働者に与える影響を経済モデルで考えてみたい。 いま、ある消費財の消費量をC、その価格を とする。個人は、賃金率w でL という時間だけ労働してwL という所得を稼ぎ、当該の消費財を消費することがで きる。 日24 時間のうち労働以外の時間を余暇R とすると、労働時間は L 暗24 安R と表すことができる。こうした仮定のもとにある個人は、 C 暗w)24 安Rという制約の中で、C とR を組み合わせることになる。ただし、 労働に投じることができる時間は、最大で12 時間)L ≦12であるものとする。下 図は、上記の仮定を踏まえて、賃金率w の場合と賃金率w′ の場合)w <w′とに分 けて、個人が直面する制約が右下がりの直線として描かれている。また、この制約 線と無差別曲線Ui)i 暗1,2との接点として、それぞれの場合における最適なC とR の組み合わせが与えられている。この図で、賃金率がw からw′ へ上昇したも のと想定した場合の記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#消費者理論
経済学 H27 第14問
効用最大化と最適消費(コブ=ダグラス型)
いま、つの財、財X1 と財X2 を消費可能な個人の効用最大化行動を考える。 当該の個人は、所得80 を有し、財X1 の価格は、財X2 の価格はという条件の もとで、効用が最大になるよう財X1 の消費量x1 と財X2 の消費量x2 とを組み合わ せることができる。この個人の効用関数はU 暗x1x2 と与えられており、合理的な 当該個人は、x1 暗20、x2 暗10 という組み合わせを選択することが分かっている。 下図では、縦軸の切片a と横軸の切片b とを結ぶ予算制約線と無差別曲線U の接 点として、効用最大化の行動が図示されている。 この状況を説明する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#消費者理論
経済学 H27 第15問
総費用曲線と平均・限界費用
下図には、固定費用F と可変費用で構成される総費用曲線が描かれている。ま た、原点から始まり総費用曲線と点K で接する補助線A と、固定費用F から始ま り総費用曲線と点M で接する補助線B が描かれている。この図に関する説明とし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#生産者理論・費用
経済学 H27 第16問
限界生産力と規模に関する収穫
いま、Y 暗K 0.5N 0.5 という生産関数を考える。ただし、Y は生産量、K は生産 における資本投入量、N は生産における労働投入量である。このときの記述とし て、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a この生産関数において、投入される資本の限界生産力は一定である。 b この生産関数において、投入される資本の限界生産力は逓減している。 c この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに倍にする と、生産量も倍になる。 d この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに倍にして も、生産量は倍には及ばない。 V解答群X
#生産者理論・費用
経済学 H27 第17問
平均費用・限界費用と利潤最大化
いま、下図において、ある財の平均費用曲線と限界費用曲線、および当該財の価 格が描かれており、価格と限界費用曲線の交点d によって利潤を最大化する生産 量q が与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを以下の解答 群から選べ。
#生産者理論・費用
経済学 H27 第18問
従量税の余剰分析
財務省によれば、わが国の2013 年度末の公債残高は、GDP の倍程度であり、 財政再建の必要性が指摘されている。財政再建のためには、行政の効率化による支 出削減と増税による収入増とを適切に組み合わせることが必要になろう。こうした 状況を踏まえて、以下では税に関する経済モデルを考えている。下記の設問に答え よ。 )設問 いま、価格に反応しない垂直な需要曲線と一定の傾きを持つ供給曲線が、それ ぞれ実線の直線で下図に描かれている。このとき、政府が従量税を課すと、図中 の点線の直線で示されているような形で課税後の供給曲線が描かれるものとす る。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#GDP・国民経済計算#需要・供給と弾力性#余剰分析・厚生
経済学 H27 第19問
独占企業の価格差別
企業は、供給する財の価格を決定するとき、消費者の価格弾力性を考慮に入れる ことがある。 いま、ある企業がつの市場A と市場B において同一の財を独占的に供給して いる。当該企業は、つの市場において同一かつ一定の限界費用でこの財を生産し ているが、つの市場で異なる価格を設定することができる。ただし、各地域内で は、消費者ごとに価格を差別することはできないものとする。 この財への需要は、市場A と市場B では異なり、市場A での需要の価格弾力性 は、市場B での需要の価格弾力性よりも相対的に低い)相対的に非弾力的である。 このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 合理的な独占企業は、限界収入と限界費用が一致する生産量を選択する。 b 合理的な独占企業は、需要曲線が示す価格と限界費用が一致する生産量を選択 する。 c 需要の価格弾力性が高い市場B の価格は、市場A の価格よりも高くなる。 d 需要の価格弾力性が低い市場A の価格は、市場B の価格よりも高くなる。 V解答群X
#需要・供給と弾力性#生産者理論・費用#不完全競争・ゲーム理論
経済学 H27 第20問
参入阻止ゲーム(ゲーム理論)
いま、ある事業を独占的に提供している既存の企業A がある。この事業には、 新規参入を希望する企業B も存在している。企業A は、この事業で「高価格」戦略 か「低価格」戦略を採用することができ、企業B は、「参入」ないし「参入せず」を選 択することができる。以下の樹形図は、このようなゲームの様子を整理したもので あり、カッコ内の値は、左が企業A、右が企業B の利得を表している。なお、政 府は、この事業へ参入規制を設けて、新規企業B が「参入」を選択できないように 計らうこともできる。 このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
#不完全競争・ゲーム理論
経済学 H27 第21問
関税引き下げの余剰分析(TPP)
TPP 協定では、関税引き下げが交渉されている。 いま、ある農産物の輸入には禁止的高関税が従量税で課されており、輸入が起こ らない状況であるとする。そこに、当該農産物の輸出国との間で貿易交渉が行わ れ、関税が大幅に引き下げられた結果、この農産物は図中のP1 の価格で輸入され ることとなった。関税が引き下げられた場合の余剰と輸入量に関する記述として、 最も適切なものを下記の解答群から選べ。
#余剰分析・厚生#国際貿易理論
経済学 H27 第22問
産業連関表(中間投入と付加価値)
下表は、中小企業庁が公表している「2005 年規模別産業連関表」の一部を抜き出 したものである。 「一般機械)小部門が電力・ガス・水道部門から購入した中間投入財の金額」)以 下、「中間投入財」という。と「一般機械)小部門が生み出した付加価値額」)以下、 「付加価値」という。の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選 べ。 13,771 1,676 23 456,180 電力・ガス・水道 内生部門計 16,959 5,247 26,792 18,279 一般機械)小 1,842 167 9,610 947,702 26,789 15,676 国内生産額 需要合計 電力・ガス・水道 1,020,185 内生部門計 一般機械)小 国内生産額 15,676 26,789 947,702 )単位:10 億円 注:)小は中小企業をさす。 V解答群X
経済学 H27 第23問
累積生産集中度の解釈
下表は、公正取引委員会「生産・出荷集中度調査」より、平成23 年度と平成24 年 度における、液晶パネル製造業とインターネット広告代理業における累積生産集中 度の値を抜き出したものである。下表の解釈として、最も適切なものを下記の解答 群から選べ。
#不完全競争・ゲーム理論