第16問
いま、Y 暗K 0.5N 0.5 という生産関数を考える。ただし、Y は生産量、K は生産 における資本投入量、N は生産における労働投入量である。このときの記述とし て、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a この生産関数において、投入される資本の限界生産力は一定である。 b この生産関数において、投入される資本の限界生産力は逓減している。 c この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに倍にする と、生産量も倍になる。 d この生産関数では、ある状態から資本投入量と労働投入量をともに倍にして も、生産量は倍には及ばない。 V解答群X
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd DKJC-1A
▼ 解答・解説を見る
正解:ウ
解答:ウ
Y=K^0.5・N^0.5 はコブ=ダグラス型生産関数で、指数の和が0.5+0.5=1。
資本の限界生産力 ∂Y/∂K =0.5・K^(-0.5)・N^0.5 は、Kが増えるほど小さくなる(K^(-0.5)が逓減)。すなわち資本の限界生産力は逓減する。また指数の和が1なので一次同次(規模に関して収穫一定)であり、KとNをともに2倍にすると生産量も2倍になる。
- a(×):資本の限界生産力は一定ではなく、Kの増加とともに逓減する。誤り。
- b(○):資本の限界生産力は逓減している。コブ=ダグラス型(指数0.5<1)の性質として正しい。
- c(○):指数の和が1なので規模に関して収穫一定。KとNをともに2倍にすると生産量も2倍になる。正しい。
- d(×):収穫一定なので、両投入を2倍にすれば生産量はちょうど2倍になる。「2倍には及ばない(収穫逓減)」は誤り。
正しいのは b と c。よって ウ。